出版『見るだけダイエット図鑑』のはじめに・目次・1章完全公開 #ダイエット図鑑


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10.9に私の初書籍、『見るだけ「ダイエット図鑑」』が発売されます。それにあたり、本書を少しでも知っていただきたく本の内容を一部閲覧できるようにいたしました。今回は「本書の特色」・「目次」・「1章全て」「2章の一部」をお届けいたします。

本書の特色

今度こそダイエットを成功させたいと思っているあなたへ

数あるダイエット本の中からこの本を手に取ってくださってありがとうございます。あなたはもしかしたら、今、以下のような悩みを抱えているかもしれません。

・これさえ食べればやせられる「単品ダイエット」によって短期間でやせたけどすぐにリバウンドした。                 

・ダイエットを決意するが続かない

・そもそも運動が嫌いだし続かない

・やせたいけれど食べるのが大好き

大丈夫です。この本をよむことで、これらの悩みはすべて消し去られ、健康的で理想な身体を手にいれることができます。なぜなら、これからご紹介する方法は、私がこれまでのトレーナー経験から見つけた独自のダイエット法だからです。

「ライフスタイルまで激変した!」と世界中から喜びの声が

「とにかく結果を出す」

その思いを胸に、私はパーソナルトレーナーとしてこれまで世界20カ国以上、職業、年齢、性別も違うあらゆるタイプのお客様の身体サポートのお手伝いをしてきました。

そして、毎日現場に立ち、仮説、実践、検証を繰り返すうちに、いつしかダイエットを妨げるものが全て淘汰され、理想の身体をゲットするための普遍的方法を見つけることに成功。そのおかげで、今では次のような「喜びの声」がひっきりなしに私のもとへと届くようになったのです。

過去3年間、どんな状況にあっても結果を出し続けてこれたのは平田さんの指導のおかげです(50代女性 マイナス6キロ)

・自分を肯定する→モチベーションをあげる→成果をあげる→さらにモチベーションが上がるという好循環が生まれ、ダイエットに成功しただけでなく、生きていく上での自信が持てるようになった(30代女性 マイナス6キロ)

・雄士さんのコーチングプログラムは、クライアントに規則、禁断の食事、食事計画、不可能なほどのエクササイズなどの厳しいダイエットプランは一つもありません。そのおかげで、いまでは体重をきにすることなく食事を楽しみ、健康的で幸せな生活を送っています(30女性 マイナス12キロ)

減量以上に、私のライフスタイルまで信じられないほど変わりました。私の身体は、今やビジネスでの強い精神的ストレスにも、もろともせず、高いレベルの成果をあげることを助けてくれる友達のような存在です(50代男性 マイナス15キロ)

これらの声は、ほんの一部。実際には、1000人以上もの人たちから喜びの声をいただいています。

その上で、あなたに最初にお伝えしたいことがあります。それは、これまであなたがダイエットに成功しなかったのは、当然だともいえるということ。くわしくは本文でご説明するとして、ここではなぜ、あなたがこれまでダイエットに失敗してきたのか、代表的な2つをお伝えしましょう。

ダイエットの失敗する原因その①「やせること」に気を取られ過ぎている

ダイエットを失敗する人の多くは、やせることに気を取られすぎて「太らない」ためのアプローチが不足しています。得点を決めることも大事ですが、守備をおろそかにして不要な失点を繰り返してばかりでは、勝てる試合も落としてしまいます。

そうでなくても、現代を生きる私たちは常にストレスにさらされ、時間に終われ、ありとあらゆるハンデをかかえた状態で毎日を過ごしています。

そしてこれらの全てがダイエットを行う上でのネガティブ要素、向かい風となり、見えない形でわれわれの行く手を阻んでいるわけです。

ダイエットに失敗する原因その②情報に踊らされ自分自身を見失っている

SNSやネットで簡単に情報が手に入る便利な世の中になった反面、本当に有用なコンテンツについては、そうたやすく手に入らない時代になりました。情報の見極めができる専門家でもない限り、山のように蓄積された細切れの情報の中から、価値のある情報を得るのは非常に難しいことです。

ダイエットも然り、科学の裏付けがないものには再現性にムラがあり、失敗する確率も高くなります。うまくハマればよいですが、安定性に乏しく、効果が短期的になってしまう面も否定できません。

「あること」を身につけるだけで、身体がどんどん変化しはじめる。

いかがでしょう。あなたは心当たりがありませんか?このようなことを続けていると、たとえ成功したとしてもすぐにリバウンドをし、それを繰り返すことで、結果的にやせにくく太りやすい身体になってしまいます。実際、私が指導してきた多くの方々は、そのようなワナにはまっていました。

しかし、「あること」をみにつけることでダイエットが成功しただけでなく、理想の身体をずっとキープできるようになり、漸次打つの方々のように幸せな毎日を手にいれることができたのです。

では、その「あること」とは何か?

それは、ダイエットの基本の「型」を知るということ。

さきほど普遍的方法と申しましたが、それはまさにそのこと。具体的には「自分の身体に逆らわない身体づくり」をするということです。むやみに体に負荷をかけたりするのではなく、本来の体の機能を最大限引き出していくことです。

こう聞くと「そんなの当たり前じゃないか」と思われる方もいるかもしれませんね。でも多くの方々が、そんな「自分の身体に逆らわない身体づくり」とは真逆の行動をとっているのも事実。そして、正確かつ本当のダイエットを知らないために、悪循環ループにはまっているのです。

そこで、この本では、科学や心理、実用性などあらゆるものから裏打ちされ実証されてきた確かな情報を明かした上で、失敗を未然に防ぐためのノウハウを、マインドや食欲面、外食への工夫やホルモン、エクササイズなど体型的にお伝えすることで「自分の身体に逆らわない身体づくり」をお伝えしていきます。

これぞ『見るだけダイエット図鑑』の真骨頂!

さらに、この本では、「見るだけダイエット図鑑」のタイトル通り、楽しい仕掛けが詰まっています。

第一にわかりやすいイラストと図解による視覚的アプローチによって、ダイエットの知識がダイレクトに頭に入ってくるようになり、これによりダイエットへの理解がぐっと深まります。

次に、トレーナーと、架空のクライアントあやこさんという二人の登場人物を登場させることで、その場で自分が直接トレーニングを受けているような感覚が得られ、読み進めるうちに自然と意識改革ができるようになります。

また、この本で紹介されているノウハウは、私が指導実践し、効果があったものばかり。

だからこそ、これらを実践することで、おのずと”やせられる行動”が取れるようになっていくのです。

私の記憶にある限り、このような仕掛けのダイエット本はこれまでになかったものだと思っています。必ずや、あなたのダイエットライフに変革をもたらすことでしょう。

パーソナルトレーナー 平田雄士

目次

1章 マインド最適化 痩せスイッチがオンになる!

1 今度こそ心身ともにキレイになろう

2 食事制限はもう古い

3 精一杯頑張らない方がやせる?

4 意志の力よりも大切なこと

5 やせる言葉遣い

6 「やせ」急加速!過程にコミット

7 目標が現実になるダイエット術 課題〜行動編

8 目標が現実になるダイエット術 実行編

9 やせるおまじない

10 やせマインド VS 非やせマインド

コラム1 予想だにしない変化は、こうして訪れる 

2章 食欲最適化 身体が本当に求めているものがわかる

1 スリム女子の常識

2 ダイエット必勝パターン!

3 食べ方を変えれば脂肪は萌える

4 空腹耐性を身につける

5 本当の空腹VSまやかしの空腹

6 空腹の正体を見極めよう

7 手ばかりでラクやせ

8 よくあるトラブルと対策

9 食欲を止める応急処置

10 ダイエットの矛盾 

コラム2 うまくいかないのは幼少期の体験も影響している?

3章 外食最適化 満足しながら太らないチョイスができる

1 外食を攻略!基本戦略

2 太らないためのペース配分

3 食べても太らないテクニック

4 太りにくいお肉の選び方

5 ソウルフードの選び方

6 スタバdeダイエット

7 コンビニで使えるテンプレ集

8 体重増加の謎

9 もう怖くない!年末年始対策

10 正月太りから脱出する方法

コラム3 日々の研鑽によってもたらされるもの

4章 ホルモン最適化 脳から”やせ”を加速させる

1 満腹感の仕組み

2 ストレスで食べてしまいたくなるのはなぜ?

3 ストレス過食を防ぐこつ

4 寝る子はやせる?

5 眠活のススメ

6 「食べてやせる」の真相

7 炭水化物のトリセツ

8 太りにくい炭水化物の選び方

9 たんぱく質のトリセツ

10 ダイエットと脂質

コラム4 がんばりすぎにご用心

5章 代謝力最適化 細胞からキレイになれる

1  効率良くやせるコツ

2 トレーニングと食事の相乗効果

3 本当は怖い運動不足

4 キレイな身体を作るトレーニングの極意

5 姿勢/呼吸 最適化

6 呼吸最適化

7 背骨リセット(胸椎・頚椎編)

8 背骨リセット(腰椎編)

9 究極の美脚づくり

10 究極の美肩づくり  

コラム 普段からの工夫で身体は確実にキープできる 

おわりに

1章 マインド最適化 痩せスイッチがオンになる!**

1.1 今度こそ心身ともにキレイになろう

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トレーナー(以下 T) あやこさんは今回、どんなふうに変わりたいと思っていますか?

あやこさん(以下 あ) もう少し体を引き締めて綺麗になりたいです。とにかく自分の外見に自信が持てません。綺麗になればもっと毎日が楽しくなると思います。
  
た 自分を改善したいんですね。今よりも楽しい毎日ってどんなどんな毎日でしょうか?

あ 好きなファッションも楽しみたいし、人間関係でももっと積極的になりたいです。見た目が変われば内面にもいい影響があると思います。

た 外見も内面も自分磨きをして、自信をもって生きていきたいんですね。これまでもダイエットには取り組んで来たんですか?

あ はい。がんばって目標体重まで落としたことも何回かあったんですけど、なかなか思うようにいかなくて途中で挫折してしまうんです。だから元の体重にすぐ戻っちゃう。

た 努力が報われないのは辛いですね。外見ではわからないですが、体型維持のためにいろいろ犠牲にしたり、時間や労力を消耗している人って多いんです。

あ 毎日我慢の連続でったしいろいろコスパ悪すぎでした。もっとストレスの少ない方法を私に伝授してください。

た 了解しました。ただがむしゃらにやるのと、少しコツを理解したうえで始めるのでは雲泥の違いがありますからね。目標達成できるよう、お手伝いさせていただきます。

1.2 食事制限はもう古い

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た ちなみに、具体的にはどんなダイエット方法を試してきたんですか?

あ 断食、デトックススープ、炭水化物は朝だけとか、それに加えてランニングもしてました。はい、極端な性格は自分でも自覚してます。

た 断食、デトックス、糖質制限、ランニング、相当ハードですね。実際にやってみてどうでしたか?

あ はじめてから数日間ですとんと体重が落ちるんですが、頭がぼーっとしたり、疲れやすかったです。でも、努力をふいにしたくないからそこはなんとか踏ん張るんです。でも、一回たがが外れるとアウト。元の生活にもどっちゃう。で、またやる気がおこってからトライするんですがやっぱりだめ。

た 同じパターンを繰り返してしまうんですね。何がいけなかったのでしょうか?

あ 即効性があって一時的に体重が落ちるのはいいんですけど、極端にたべないダイエットは自分にあっていないんだと思います。でも、私の場合は食べたら太ってしまうような気がして。でも、その時はそれ以外の方法が浮かばなかったというのも事実です。

た 自分なりにベストは尽くしていたんですよね。それに何事にも我慢の限界があるのは仕方のないことです。自分の体が「もう無理、限界!」っていうメッセージを送ってくれていたともいえます。体は栄養がないと元気なくしちゃいますから。

1.3 精一杯頑張らない方がやせる?

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あ 私はやるって決めたときは頑張れるけど、一回スイッチが切れるととたんにやめてしまいます。
何事もバランスが大事っていうのも頭ではわかっているんですが、そもそも自分にとってのバランスが0か100みたいな。笑

た ご自身で自分は極端な性格だっていってましたよね。ダイエットの時も常に100パーセントでいようと思っていませんか?

あ どちらかというとそうですね。

た ちなみに一番やる気があるときってどんなシチュエーションですか?

あ 年始は心機一転がんばろうって思えます。ダイエットに成功した人の話をきいたときとか。でも、なんか嫌ななことがあるとダイエットなんかどうでもいいやってなってしまう。どうすればいいんでしょうか?

た 常にダイエットに集中できる方なら100%でも大丈夫なんでしょうけど、仕事とか、家族とか、趣味とか他にやることあるじゃないですか。ダイエットは目標でなくて手段のはずですし、常に100%でいる必要なんかないんです。忙しかったり、体調が悪い時は30%や40%になることもあります。置かれた状況でできること、1%を足す意識を持ち続ければ良い。

あ そう考えると気持ちが楽ですね。すべてを完璧にこなさないと気が済まない性格が、結果的にに対マイナスになっていたのかも。

1.4 意志の力よりも大切なこと

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あ あと意志の弱さも失敗してしまう原因にあると思います。ここぞっていうときに誘惑に負けちゃうんです。意志が弱くても痩せられる方法はありますか?

た 成功する人と失敗する人にそこまで意志の力に差があるわけではありません。決定的に違うのは「意識」です。スリムな人というのは「痩せる」行動が無意識にとれてしまっている状態です。だから特別我慢しているとか、努力している感覚がない。だからこそ継続できる。

あ うらやましい。そんな状態になれたら最高だな。

た すこしスピリチュアル的ですが「なりたい自分像」があると意識が正しい方向に向かい、成長スピードが格段に上がります。たとえば、あやこさんはきれいになって人生を充実させたいっていていましたよね。具体的にそうなっている自分を想像してみてください。どんなことが思い浮かびますか? 

あ 鳥のさえずりで目が覚めて、朝ご飯を食べる姿?今の自分とはかなりかけはなれすぎてる。

た 朝起きて水を飲むとかでしたら、できそうな気がしませんか?

あ それならやれそうですね!「グラス一杯の水で始まる一日っていかにもきれいな人がやってそうな行動」だし、自分もやりたいって思う。

た それを継続していくと、歯磨きするときみたいに無意識にできるようになります、もちろん最初は練習が必要ですけど

1.5 やせる言葉遣い

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た これまでは痩せるための行動として、どんなことを意識していましたか?

あ「お酒を飲まない」「糖質を摂らない」「ストレス食いをしない」など、自分なりの禁止条例を作るようにしていました。

た 「〜しないって」最初にきめておけば分かりやすいですもんね。

あ 私の場合は誘惑に対する防衛線です。ルール決めないと食べてしまう気がして。でもこれも続けられるのは数日間で、一回ルール破ったらもうどうでもいいやってなる。

た 絶対に食べないってきめていたら、少量でもアウトになっちゃいますもんね。

あ 心の底ではほんとうは食べたくてうずうずしてるんです。本当は好きなものを我慢するのは正直つらい。

た 禁止食品を食べる回数を減らすのが本来の目的なんですよね? それならば役に立つかはわかりませんが、代わりになりそうな良いアイデアがあります。

あ ぜひ聞かせてください。

「食べないもの」から「食べるもの」とか「やること」に表現をかえてあげるんです。ポジティブな行動を意識することで、結果的にネガティブなことを減らすのが狙いです。

あ 伝わる印象が違いますね。ストレス食いをしないって誓うより、ストレス解消の方法を見つければストレス食いをする回数は減りそうです。

1.6 「やせ」急加速!過程にコミット

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た あやこさんはピアノが得意っておっしゃってましたよね? 結構歴は長いんですか?

あ 小学校低学年からやっています。コンクールで賞をもらったことも何度かあります。

た めちゃくちゃすごいじゃないですか。一度、聴いてみたいです。

あ コンクールで賞をとれたのは運もあります、でも練習してうまくなっていくのがただ面白かったですね。

た 練習に打ち込んだからこその結果ですよね。それ、すごく大事なことです。ダイエットも同じで、成功するかどうかは練習の内容、つまり過程にどれだけ集中できたかに比例します。過去に過程に集中した経験があるという意味で、あやこさんはかなりのポテンシャルの持ち主です。根本的には同じことです。

あ そういわれると嬉しいです!けど、ことダイエットのことになるとピアノの時のようにはいかないんです。何かやったとしてがむしゃらに手を出しすぎてしまって結局続かなかったりとか。今思うとそもそも結果を早く求めすぎているというのはあります。早く痩せたい気持ちが先行して。けど、早く痩せようとするとどうなるかは自分でも身を持って学びました。

た 逆説的ですが、本当にうまくいく方法は気持ちを体重の変化だけに集中させないことなんです。早く痩せようと焦ると体重ばかりに気を取られて、本当に大切なことを見失ってしまいます。

あ もちろん結果がほしい気持ちもあるけど、今までと同じ失敗を繰り返したくないから違う方法を試したいです。"

1.7 目標が現実になるダイエット術 課題〜行動編

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あ コーチの指導どおりやったら、私でも痩せられますか? どんなやり方なんでしょうか?

た 目標の度合いにもよりますけど、きちんとやれば結果はついてきますよ。まず目標となりたい自分のイメージをできるだけ明確にしてもらい、それに近づくために必要なことを検討します。あやこさんはいまどんな課題を抱えていますか?

あ 今の一番は問題はストレス食いです。

た 了解しました。では、まずストレス食いを「食欲のコントロール」という大まかなテーマにして、さらに「空腹感覚」や「食事環境の改善」といったカテゴリーにわけます。最後に、空腹感覚を高めるための具体的な行動を二人で考えます。

あ お腹が減っていないのに食べてしまう癖は自覚してます。間食もちょくちょくしてしまうし。そもそも食事時間も不規則だし日によってバラバラ。こうなったのは大人になってからなんです。小さいころは親が作ってくれるじゃないですか?食べる時間がきまっていたから、何も考える必要がなかったけど。今は自由が利く分乱れがち。

た 食事がパターン化されれば、結構かわるかもしれませんね。

あ そう思います。一日3食しっかりたべて、間食のタイミングもある程度きめておけばいいんだと思います。結局、時間管理なんだよな。"

1.8 目標が現実になるダイエット術 実行編

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あ でもなんか、今までと違う感じがします。自分の課題もよくわかったし、やることが明確になってる分イメージしやすい!

た ここまで細分化しないと人ってなかなか行動に移せないんです。私はピアノのことはよくわからないのですが、練習方法は共通点があるのではないでしょうか? 最初は小さなセクションごとに分割練習して、段階ごとにマスターしていく。最終的に何もかんがえなくても体が勝手に動く状態になり、一曲通して弾けるようになる。聴いている人は「すごい!なんであんなにスラスラ弾けるんだろう?」て思うんですけど。

あ ふむふむ。今まではセクションをマスターせずにいろいろ手をだしてきたからだめだったのかも。ていうことは「一日3食〜4食」をしばらく続けるっていうことですよね? どれくらいやればいいですか?

た 研究結果もいろいろバラバラなのですが、一般的には新しい習慣ができるまでに3週間以上かかると言われています。ですから最低でも二週間は必要になるかと。

あ 三週間ですか? 結構長いんですね!もつかなあ。
た 短期間集中型のダイエットとは真逆のやり方ですからね。そう感じるのも無理ありません。どうすれば継続できると思いますか?

あ メッセージのやりとりで状況報告をするとか?誰かに見られていると頑張れると思います。

た もちろん、全面的にサポートするつもりですよ!

1.9 やせるおまじない

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あ とはいえ、また今までみたいに失敗するんじゃないか、ここぞというときに言い訳してしまうダメな自分がでてしまいそうで心配です。

た ピンチを切り抜けられる自信がないんですね。ちなみに言い訳をしたくなるようなシチュエーションってどういう時ですか?

あ 例えば「一口くらいいいよね」とか。誘惑に負けてついつい食べなくてもよいものを口にしてしまう。

た ダイエッターあるあるですね。でも一口だけなら太りませんよね。

あ それが、私の場合はひとくちが三口になって、気づいたら一袋たべてしまう。やめられない、とまらない、でもやめられないのが辛いんです。ダメなことはわかっているんですが。

た 理性的な判断ってできるときとできない時がありますよね。成功するかはわかりませんが、言い訳に対抗する「切り返しことば」をあらかじめ用意しておくと冷静な判断がしやすくなるかもしれませんよ。例えば「一口くらいならいいよね」といいそうになったら、「その一口がわざわいのもと」と、心の中で連呼する。

あ 「その一口がわざわいのもと」「その一口がわざわいのもと」

た 実際に声に出さないでくださいね 笑 これ、痩せる口癖リストです。くじけそうなときの支えになれば。

あ おー!!! ありがとうございます!

2.0 やせマインド VS 非やせマインド

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*対話なし* 平田から一言
た 痩せることにプラスになる考え方を痩せマインド、マイナスになる考え方を非痩せマインドと名付け、それぞれを言語化し比較しました。綺麗に二つのタイプに分かれるのではなく、どちらかにバランスが偏っているかという問題で、どんな人でも両方の要素を兼ね備えています。非痩せマインドが衝動的な欲求に基づく思考プロセスだとすれば、痩せマインドは計画性を優先するものと位置付けることができます。これは優劣の問題ではなく、単なる性質の違いです。本能には「気持ち良くなりたい」という判断基準しかなく、苦しいことを避ける性質があります。「いけないのはわかっているが、ついつい食べてしまう」というのは本能の観点からすればしごく当たり前の行動であり、正解なのです。これまでの研究や実戦経験を通して、痩せられないのは、意志の力が弱く自分に甘いからではなく、優先したいことが二つ以上あり、それぞれのニーズが相反しているからと考えるようになりました(例: やせたいけと思っているが、仕事の飲み会が断れない等)。ダイエットが上手くいかない場合は、自分の中の優先順位を再確認し、行動一つ一つに目的意識を持たせる必要があります。価値観に順位をつけておけば判断に迷いやブレが少なくなり、より効果的な決断ができるようになるでしょう。

2章 食欲最適化 〜身体が本当に求めているものがわかる〜

2.1 スリム女子の常識

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あやこ(以下 あ) コーチ、一日3〜4食を実践しはじめてから、生活にメリハリがついてきました!体重も1キロおちたし。でも、不思議と我慢している感覚はそこまでありません。

トレーナー(以下 T) おお!めでとうございます!生活にも、体にもメリハリがついていい感じですねー。我慢している感覚がないというのもいいですね。観察してわかったことなんですが、スリムな人に限って無理に痩せようとか、俗に言うダイエットらしいことをしていないんですよね。それなら、その人たちに共通している考え方なり行動を真似すればいいと思いません?

あ 私の周りにもそういう人います。炭水化物もばくばく食べているのにスタイルがいいんです。私とは住む世界が違いすぎて、もはや理解不能。こっちは太らないようにするだけで必死なのに。

T 確かに炭水化物食べないようにしている人にとったら確かに受け入れがたい光景かもしれまんね。でも、あやこさんも今回はそこまで我慢せずに痩せることができましたよね。

あ はい、自分でもびっくりです。お昼に食べる量増やしたら、夕方の間食が減りました。今までは一食の量が少なくて頻繁に間食してしまっていたので。

T 満腹感が得られていなかったのかもしれませんね。間食が多すぎると糖分が先に使われてしまって、脂肪がなかなか燃焼されないんです。

2.2 ダイエット必勝パターン

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T 不思議なことに,ダイエット始めるといきなり普段食べ慣れていないものに手を出したりしませんか? いきなりヘルシー思考になるというか。

あ はい、今思うと本当ばかばかしいけど、ただひたすらきゅうりしか食べないきゅうりダイエットとか経験あります。続かなかったですけど、だって飽きちゃうから。

T 同じものばかりでも飽きちゃうし、バラエティがあっても美味しいと感じなければ満足できないですよね。

あ 思ったんですけどもともと痩せている人ってそもそもヘルシーなものを美味しいって思える人たちなんでしょうね。美味しいと思うものがすでに私とは違う。

T おっしゃるとおり、味覚ってすごく大事なんですけど、矯正するのに時間かかります。例えば好きなものを禁止されるのと、好きなもの食べていいですよ、でも少しお腹が減るのだけ我慢してくださいねっていわれたらどっちをとりますか?

あ 最初のは好きなものは食べられないんですよね? 二番目は空腹感にさえ耐えれば好きなものたべていいんですね? それなら二番目です。

T それが普通の感覚です。味覚のリセットよりも空腹感のリセットの方が簡単なんです。なので最初の段階では満腹感の基準を変えることが先決。

あ 食べるものを無理やり変える必要はないんですね、朗報だ。

明日以降にも一部の章を公開する予定ですので、随時お知らせします。また、こちらの書籍の感想をぜひSNS等でシェアいただけると幸いです。ハッシュタグは「#ダイエット図鑑」ですのでこちらをつけていただければこちらからご連絡いたします。

平田雄士




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