仕事の見える化

 25日読売新聞朝刊に「官僚の働き方改革」を進める千正康裕さんの記事があった。官僚の働き方改革の一つに旧態依然を変えづらい部分として「国会に関係する業務」が紹介されていた。各議員が質問内容を事前に政府に伝える「質問通告」や「質問主意書」の対応。質問通告の時間が守られていない実態。これを国民に知ってもらうために通告時間の見える化を提案していた。期限を守るという意識を強め、議員事務所の働き方改善等にもつながる。質問主意書をデータベース化することで重複質問を避ける意識も生まれるという。
 「仕事の見える化」は様々な仕事で有効な方法だ。一人で仕事を抱え込んだり、改善の余地があるのに見過ごしてしまうことを避けられる。またノウハウとして共有できることはデータ化し、蓄積したデータは今後ITやAIによりさらに生かすこともできる。仕事の生産性を高めるので、働き方改革につながる。
 そして、自分の仕事を見える化することは、顧客側(官僚の場合は議員などの相手)を動かすこともできるという点が面白い。

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