ぼくはHSP(Highly Sencetive Person)
タイトルに難しい英語入れてデキる男気取ってんじゃねえぞ!
HSPというのはHighly Sencetive Person、つまり一言で言うと「繊細な人」ということである。
つい先日の『ワイドナショー』でロンブー淳さんが紹介していたことでこの言葉を知った人も多いと思う。かくいう僕もその一人だ。ただ勿論HSPという言葉自体を知る以前から自分がそれに当たるタイプであるという自覚は強くあった。
繊細というのは要するに細かいことが気になってしまう人のことで、気になるポイントに関しては勿論個人差があるだろうが、他人の目線だったり、身近な人間の気分だったり、騒音だったり色々だ。
もう少し具体的に言うと、僕の場合だと例えば友達と一緒にいる時、僕が自発的に楽しいと感じることはまずない。その友達が僕といることで楽しそうにしてくれていたら初めて僕も楽しくなるのだ。後手後手エンジョイスタイル、他人の気分に左右されやすいというHSPの大きな特徴の一つである。
他にも一人の時間が好きという特徴もある。他人の気分や目線が気になり過ぎるHSPの人達にとって、人付き合いのストレスは間違いなく常人以上だ。だからそういったストレスから解放されるために一人で穏やかな時間を過ごすというのは絶対に必要不可欠なのである。勿論僕は友達と過ごす時間は楽しくて好きだが(相手がつまらなそうじゃなければ)、どこか気を張っているのも事実だ。だからどんなに仲が良くても同居とかはツライ。絶対に夜落ち着いて寝られないし、何にも気を使わず静かに一人で過ごす時間が絶対に必要だ。実は彼女と付き合っている時も彼女の横で充分な睡眠が取れたためしがなかった。
また自分の言動一つ一つに対してその結果がどうなるかを考えすぎてしまうというのもある。そのせいで行動力に欠けるし、悪い結果まで想像してしまっていざという時にすぐ緊張してしまう。発言一つでも相手がどう思うかなどが異様に気になってしまい、結果黙りこくってしまうことも多い。
騒音が苦手というのもある。正直僕は居酒屋ですらできれば勘弁願いたいほどだ。ゆえに静かで素敵な雰囲気のカフェや喫茶店などで穏やかな時間を過ごしている時に居酒屋感覚で騒ぐ連中に遭遇するとファラオさんヒップアタックを食らわせてやりたくなる。しねえけど。
他にも特徴は色々あるが、とにかく細かいことが気になり過ぎて普通の人からすれば面倒くさい奴らと思われるかも知れない。しかし実際は日本人の4、5人に一人はHSPというくらい現代では身近な存在なのである。宇多田ヒカルの『First love』を持っている人よりも多いのだ。
そして一応言っておくとこれは病気ではなくただの性格である。当人はその性格ゆえ色々と苦労しているが(淳さんも言っていたが「気にしなきゃいい」という強引な理屈でどうこうなるものではない)、別にかわいそうな人達ではない。というか僕はそう思いたくない。
芸能界含め様々な世界では気にしないタイプの人の方が得することは多いと思うが、我らHSPは気にしない人よりも多くの世界が見えている超人なのである。それゆえの強みも間違いなくあるのだ。社会がそのあたりをもっとプラスに捉えてくれればいいんじゃい。
HSPがいずれH(High)S(Spec)P(Person)と呼ばれる日が来ることを強く望む。
ちなみにネットで調べれば自分がHSPかどうかを診断できるサイトもいくつか出てくる。質問や項目に多く当てはまるほどHSP度が高くなるというものだが、僕もやってみたところほとんどの項目が当てはまった。それを判断基準とすると僕はざっくり上の下~中程度のHSPなのではないかと思う。
友達できるか!!
しかしどうかこんなめんどくせえ私に懲りずに素敵なお芸人の皆様、私が勝手に友達と判断している皆様(あなたのことです)、これからも遊びやら何やらに積極的に誘っていただけると嬉しいです。行き先が居酒屋だろうが何だろうがあなたが楽しければ私は楽しいのです。
さらにちなみに派手嫌いなHSPの皆様にはうってつけのお笑いがあります。
その名も『平井“ファラオ”光の一人雑談』。
ひたすら無駄な話をだらだらと垂れ流しているだけ。静かで無味無臭、何の刺激もない時間をご提供します。
実はこれかなり以前から私の頭の中にある一つの理想形のお笑いなのですが、自分にはまだそれを実現するだけの力はないだろうとか色々思ってビビってやってこなかったのです(HSP!)。しかしいざやってみるとこれが思いのほか理想に近い形で表現でき、おそらく自分にしか出せないであろう味も出せていると自負しているので、近い感性を持つ方には是非見ていただけたらなと。
ステーキみてえなお笑いを求める人からしたら何がしたいの?って感じでしょうが。
人も笑いも多様性。
支え合って憂き世を渡っていきましょう。
よろしければお願い致します。お気持ち大切に使います。