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SaaS Design Conference 2023の結果報告と舞台裏
SaaS Designer Advent Calendar 2023に参加中
申込者数と属性
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X(twitter)の動向
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Youtube Liveの動向
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改めまして、SaaS Design Conference 2023(以下、SDC2023)にご参加いただき、ありがとうございました。
参加いただいたみなさま。ご登壇いただいたみなさま。スポンサーになってくださった企業さま。運営に関わってくださったみなさま。本当に誰一人かけても成立できませんでした。ありがとうございました。
昨年と比べると、申込者数は「増加」。来場者数は105名(※招待者含む。関係者と登壇者除く。)リアルタイム視聴者数は「減少」(※昨年は、オンライン開催のみで平均200名前後)でした。
登壇者、スポンサーに掲げていた数字は、申込者数:1500名。来場者数:150名。リアルタイム視聴者数:200名だったので、見込みより低い結果となり、カンファレンス責任者としては、反省の残る結果ではありました。
今回のnoteでは、なぜ、見込み数字を達成できなかったのか。その原因を簡単にふり返りたいと思います。
コミュニティへの投資不足
SDCは、RESEARCH Conference(以下、RC)と同じ年に生まれました。カンファレンス関係者に知り合いが多く、非公式ながら姉妹・兄弟カンファレンスと考えています。(※12/6追記:さきほど、リサーチカンファレンス責任者とお話して、公式見解として「姉妹・兄弟カンファレンス」になりました!嬉しい!)
昨年も、RCの申込者数をベンチマークにして、ヨミが的中した背景から、今年もベンチマークにしました。
RCのconnpassのオンライン枠を参照すると「1835/2000人」とあります。そこで、SDC2023の結果を踏まえて、SDC2023では、1500名が妥当だと考えました。しかし、結果は「944/1000人」
オンラインでの参加申込者数は、1000名にも届きませんでした。この原因のひとつは「コミュニティ」施策を走らせなかったことではないかと考えてます。
RCは「slack」での交流、「note」での発信を始め、現在も「RESEARCH Conference Pop-up in 〇〇」といったUXリサーチの啓蒙活動を1年を通して活動しております。ここが明確にSDCとの違いだったなと感じてます。
余談ですが、先週末に開催された「Spectrum Tokyo Festival 2023」に、私も現地参加してきました。そして、その熱量に驚きました。Spectrum Tokyoもまた、毎月Spectrum Tokyo Meetupを開催し、コミュニティを広げ、熱量を高めています。
私はスペクトラム横丁に飲みにきたのかな?と思ってしまうくらい、交流&企業ブーススペースに5時間以上居座って、いろんなデザイナーさんをつかまえて(←)永遠に喋って飲んでました。
— 𝗔𝘆𝘂𝗺𝗶 𝗚𝗢𝗧𝗢 🗂️ Featured Projects (@ayupys) December 2, 2023
まだ話し足りません。明日も行きます🍻#spectrumfest2023 pic.twitter.com/XhuAX1CZkb
上記のAYUPYさんのポストにある「スペクトラム横丁」という表現がインサイトだなと。登壇セッションを見なくても成立する。その体験設計が素晴らしかったです。
ちなみに、写真の右の子どもは、自分の息子なのですが(暖かくコミュニケーションしてくれた方々、本当にありがとうございました!)。子ども同伴でも、大人が楽しめたこと。海外の方も多く、本当にダイバーシティが高いデザインの”フェス”でした。
TAM、SAM、SOM
セールスの世界には、TAM、SAM、SOMという考え方があります。
TAM: Total Addressable Market
TAMは、製品やサービスが理論的にリーチできる市場全体の大きさを指します。
SAM: Serviceable Available Market
SAMは、製品やサービスが現実的にサービスを提供できる市場のセグメントを指します。
SOM: Serviceable Obtainable Market
SOMは、短期間で実際に獲得できる市場のサイズを指します。
これを下敷きに、SDCの参加者を無理やり整理すると
TAMは、すべてのデザイナーの人数
SAMは、SaaSに興味があるデザイナーの人数
SOMは、今年の(または来年の)カンファレンスに参加するデザイナーの人数
今年も、X(twitter)でSNS広告を去年と同様に回しましたが、このSOMの厳しさを感じました。CACが去年と比べて異常に高く、コミュニティに投資するなどで、SOMを広げていく必要性を強く感じました。
そして、来年どうする?
まだ、終わったばかりで何も考えられないのが回答ですが、もし開催するにしても、目的を再設定し、座組みを変える必要があるなと感じています。参加者数を増やすことを主軸に置くのか。それとも、参加者数ではなく熱量を高める方に置くのか。これから考えていく予定です。
下記の土屋さんのポストにもありますが、もし来年、DESIGN LEADER IMPACT AWARDを開催するならば、一緒に開催するなど、新しい取り組みに挑戦したいですね!(別々の動きで両方にコミットは、本当にキツかった…。)
おまけ:DESIGN LEADER IMPACT AWARD 2023の舞台裏
最後に、DESIGN LEADER IMPACT AWARD 2023に関わった観点からも、noteに残したいと思います。当初、別記事でnoteで発表するつもりでしたが、師走の渦に巻き込まれた関係で、時間もなく、文体を修正する時間もないので、中途半端な内容になってますが…そのまま掲載します。
Design Leader Impact Awardについて
— 土屋尚史 / Goodpatch (@tsuchinao83) November 22, 2023
今年に入ってから、長い期間準備してきたDesign Leader Impact Awardがついに開催されました。… pic.twitter.com/QzQQiiQhQ6
「もう、後戻りできないところまで来てる。やり切るしかない!」
今年のSaaS Design Conference 2023を語る上で、DESIGN LEADER IMPACT AWARD 2023は外せない。
この言葉は、Goodpatchの代表、土屋さんのセリフだ。僕が「もう他人行儀ではいられない」と覚悟を決めた瞬間でもある。
まだ、DLIAの運営に本格的に関わる前に、DLIAの開催が決まった。狭いデザイン業界で、NewsPicksというメディアがデザイナーを表彰することのリスクは、僕もよく分かっていた。
そもそも、僕がデザインリーダーとして胸を張れる結果を出しているわけでもない。他社のデザインリーダーの方々から、どんな目で見られるのか…。このアワードに関わるのは危険だ。逃げよう。距離取ろう。そんな気持ちをひっくり返したのは、土屋さんの一言だった。
それでも、2次審査が終わるまで、「このアワードは、本当にデザイン業界にとって有意義なのか?」という不信の気持ちがなかったわけじゃない。
1次審査、2次審査を通して、デザインリーダーたちがどんな視座と態度で事業に臨んでいるのか。経営とデザインをどう繋げているのか。どんなプロセスで、今の立場にたどり着いたのか。
アワードにエントリーいただいた候補者の提出資料、インタビューを通して、心から「このストーリーは届けるべきだ」と思えたのは2次審査の後だった。
実は、昨年くらいから、ユーザベースのデザインリーダーで頑張ることに、疲れていた。そんな心情だったこともあり、最終審査の一人ひとりのピッチを聞きながら、涙が出てきた。
もう一度、デザインリーダーとして頑張ってみよう!
まだまだ、やれてないことがあるじゃないか!!!
📢アーカイブ配信 START !!📢
— DESIGN LEADER IMPACT AWARD 2023 (@DLIA2023) December 1, 2023
DESIGN LEADER IMPACT AWARD 2023
当日の熱いプレゼンテーションや
セッションをご覧いただけます✨
視聴登録(無料)はこちら👇https://t.co/qieEJokjDA
ご視聴は2024年1月31日まで!
お見逃しなく👀 pic.twitter.com/0kDHuXqn23
CDOとして、心の任期を設けていましたが、いったん解除して、もう少し、頑張ってみようと思います!!
おわり