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休み明けのレッスン

今日のグループレッスンは、脊柱管狭窄症で三ヶ月お休みされていた生徒さんが復帰されました!

『脊柱管狭窄症』
背骨の中にある「脊柱管」というトンネルみたいな部分が狭くなってしまう病気です。この脊柱管の中には、脳から足に向かって通る神経(しんけい)が通っていて、脊柱管が狭くなると、この神経が圧迫されて痛みやしびれが出てしまうんです。

イメージすると、道路が狭くなって車がうまく通れなくなってしまうような感じです。脊柱管が狭くなると、腰や足が痛くなったり、長い距離を歩きにくくなったりします。

久しぶりに同じグループのお友だちの方との再会を喜ばれていました。

もちろん私も「ばんざ〜い🙌」でした!

痛みと痺れで日常生活も大変だったそうで、痛みが軽くなったと聞いて本当に嬉しいです。

私も大学時代に腰椎椎間板ヘルニアを患って、約半年ダンスができない時期がありました。急に腰に激痛がはしり、立っていられなくなるんですよね。寝返りも打てないし、少しの時間でも座ると、立つ時に痛みが出るんです。人として当たり前のことがで。情けなさと悲しさで泣いていたのを覚えています。

背骨に関わる疾患って、本当に辛いんですよね。

復帰初日の今日は、「無事にレッスンを終わること」を目標にレッスンを受けていただきました。いまレッスンで行なっている種目は、ラテンの『チャチャチャ』です。

『チャチャチャ』
社交ダンスの種目のひとつで、明るくて楽しいリズムが特徴のダンスです。キューバという国の音楽から生まれました。

ステップは「1、2、3、チャチャチャ」と数えて踊ります。「チャチャチャ」という部分が、リズムに合わせて小さく早く動くところで、とっても元気なダンスです。足を軽く素早く動かしながら、音楽に乗って楽しく踊ります。

このスピードの速い踊りの振付を、ゆっくりとした速さの曲で流れるように動くことに専念していただきました。久しぶりのダンスで身体の動きをぎこちなく感じている様子でしたが、回数を重ねるごとに徐々に勘を取り戻し、最後にはゴールまで笑顔で踊りきることができました!

怪我や病気での長期休養明けは、頭の中は動くことへの不安でいっぱいになっています。「以前みたいに動けるだろうか?」「動いたらまた再発するんじゃないだろうか」といった不安が。

これに対して私は「動けた!」「その後も痛くない!」という実感を持ってもらうように意識してレッスンしました。無理のないスピード、一つ一つ丁寧に動きを確認しながら踊ってい木、最終的に振付をゴールまで痛むことなく踊りきりました。

この経験で、生徒さんの自分への自信になります。そして、次へのモチベーションも高くなります。帰る時には素敵な笑顔になっていましたよ。

ダンスに必要な『センス』というものは、休んだぐらいじゃなくなりません。休んだらセンスを出すのに時間がかかるだけです。身体の扱いに慣れていないから。

素晴らしい『センス』を早く出せるよう、一緒に楽しみながら踊っていきましょう!

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