道端の小さな蕾
どんな未来になるかなんて受け身で考えてちゃダメで、どんな未来にも出来るだけの素材がもう揃ってる。
だから目の前の社会なんて大きくて得体の知れないものを変えるのではなく、自分の手の中に収まる「小さな社会=コミュニティ」を創ろう。
人間のほとんどの不自由が、学校と労働で占められているなら、そのふたつをやれる範囲から変えよう。
そのための仲間を集めよう。
そのための生活基盤を固めよう。
どう考えても世界は大きく変わり、無数の小さな世界に分かれるから、自分が好きだと思える小さな世界を、気の合う仲間たちと創ろう。
いろんな生き方が出来るようになるからこそ、気持ち良い人たちが自然と集まるコミュニティをつくれる人になりたい。
気持ち良いコミュニティに呼ばれる人になりたい。
凄くなくていい、強くなくていい、かっこよくなくていい。
ただひたすらに、毎日が何かの証明のためでなく、誰かの承認を受けるためでなく、小さくてリアルな実感を持って、あと何年か何十年かしかないこの星での日々を感じたい。
感じることが生きることだから、たくさんのことを感じたい。
たくさんのことを感じるために、自分が何が好きなのか、何をしたいのかをもっと知りたい。
素敵だなと心うごされた人を手伝いたい。
面白いなと思ったことを創り出している人の力になりたい。
人の心を萎縮させることはしなくない。
良かれと思って縛り付けることもしなくない。
人生にはいろんな季節があって、それを受け入れられる季節もあれば、拒絶するしかない季節もある。
同じことを思ってると思っても、多分それは錯覚や誤解で、それぞれに全く違う季節を、全く違う世界を生きている。
だからこそときおり「あ、この人が言ってることがわかる」と思える人との出会いは、とんでもない奇跡を生み出すことに繋がるかも知れない。
そのときに、余裕を持っていることが大切だ。
余裕がないと、全てのことが失われて、微かな予感を感じ取ることができない。
「ん?」っと思って、たちどまり、道端に座って、じーっとその小さな花の蕾をみれるような、そんな心の余裕が欲しい。
仕事で追われちゃそうはならない。
狭い人間関係でビクビクしててもそうはならない。
誰かの言うことだけ聞いててもそうはならない。
いつだって豊かでワクワクする人生に必要なのは、そんなささやかな余裕なんじゃないかと、僕は思った。
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