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全世代と全領域で子どものときの気持ちを思い出して、再起動。

その昔、全てのことを新鮮に受け止めて吸収して夢中になれる若者たちが、船で海を渡って自分たちの国にないものを学んで帰ってきて、それをシェアして人を育てた。その歳、ほんの二十歳前後。

新しい世界をつくる力があるのは、経験豊かな僕らのような何十年も同じようなことを繰り返してきた世代じゃない。
僕らは維持することは得意だけど、全く知らないことに夢中になるのは怖くてできない。

ある人は言った。怖さはチャンスだ。
怖い道と怖くない道があったら怖い道を選べと。

数十年前、ボロボロになった国をもう一度ゼロから作る覚悟でどんな世代、どんな分野の人たちも夢中になった時代があった。
焼け野原から高い鉄塔を建てて、高速交通網をつくり、恋をしてたくさんの子どもたちが生まれた。

国としての成長を頑張ろうと昼夜を惜しんで働いて、子どもたちは学校に預けられて選抜システムというドームの中で暮らしていた。

バブルという名の祭りの中で大人たちははしゃぎ続け、それが終わると現状維持に必死になった。
その子どもの子どもは、それらのシステムの中でもがき空気が足らないと苦しんだ。

また新しい戦争がやってきた。
とてもわかりにくい戦いだった。みんなの心と日常が戦場になった。世界中の小さな個人のなかでそれぞれの戦いが今も続いてる。

この戦争はこれから数年かけて、それに対応できない様々なことが新たな焼け野原や空き地に変わっていくだろう。

だから全世代と全領域で、新しいことを怖がらず、夢中になって明日を模索し、怖さを克服して海を渡り、空を飛び、ときに宇宙を見上げて、現状維持だった自分の生き方をアップデートして、新しい暮らしと社会をつくっていくことにワクワクしていきたい。そういう仲間を一人でも増やしていこう。

子どもの頃の好奇心と気持ちを思い出そう。
世の中のことをわかったふりなんかする必要なんてない。

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