この世の全てを知ることなど
自分のやりたい事がわからなくてコーチングを受けたことがある。大学2年生の頃だった。
結果、私のやりたいことは漠然と「知りたい」。ただそれだけ。
納得できなかった。
コーチも同級生でしかも駆け出しの、いわゆる意識高い系の人間だったし。
(僕、意識高い系の人間ってだーーい嫌い。目ぇギラッギラさせててなにかとあればまだ赤の他人なのに、一緒に企画しましょう!!とか話しかけてくる。お前誰だよ??っておもう)
でも、大学4年、五年生(笑)を経て、自分が好奇心旺盛だという事を知ってからは、そのコーチングはめちゃくちゃ納得のいく結果だった。
僕が、海外旅行に憧れる、新しい趣味にいそしむ、他人の話を聞くのが好き、おじいおばあから昔の話を聞くのが好き…。それらはすべて「知りたい」という欲求から成立っている。
今日、生まれて始めて原付を運転した。道交法とか、実際に走ってみる感じとかを体験しつつ知った。スピードを出すと自分自身が風になったようで心地良かった。こんな感覚っていままで知らなかった!っと関心しているうちにふと思い立ったのが以下の件だ。
もし、この世の全てを知り尽くしてしまったら、僕が生きる意味なんてないのでわ。と。生きてても面白くないんじゃないかなって。それってすごく怖い。生き甲斐を失うって事は死ぬことよりも怖いと思う。
同時にこうも思った。
死ぬっていう体験すら、初めてなんじゃないのかって。
つまり生きてる限り、この世の全てを知ることはできない。
なんだか気楽に思えてた。
大丈夫。僕は死ぬ時、その瞬間まで好奇心に満ち溢れている。
★これを書いているのは午前2時半。しかも㋔恥ずかしながらクッソ酔ってる。一人称が定かではないけど、一匹の人間が喋ってると思ってもらえれば。
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