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クロストーク#02 弁護士 滝川ももこ×弁護士 小坂彬


滝川 ももこ​​​
千葉事務所 社員弁護士(拠点長)
70期。ファーストキャリアで交通事故の被害者側に強い事務所に入社し、その後平松剛法律事務所に入所。同時に千葉事務所社員護士(拠点長)に就任。​
労働問題や交通事故、債務整理、B型肝炎など幅広い案件を扱い、障害年金等の新規分野への参入も推進している。​

​​小坂 彬
千葉事務所 弁護士

76期。ファーストキャリアで平松剛法律事務所に入所。
事務所全般で扱う労働問題や交通事故、B型肝炎を担当する一方、離婚等の家事事件にも強みを持つ。​

キャリアと働き方の2点で入所を決意​

​​​​ー 滝川さん・小坂さん、本日はよろしくお願いいたします!まず簡単に自己紹介をお願いします。​

​​滝川:平松剛法律事務所 千葉事務所 社員弁護士の滝川です。
​70期の修習を経て、弁護士1年目は交通事故の被害者側をメインに扱う事務所に所属していました。
​2年半ほど経ってから平松剛法律事務所に移ると同時に千葉事務所を立ち上げ、現在に至ります。​

​​小坂:よろしくお願いします!
同じく平松剛法律事務所 千葉事務所の小坂です。​
修習期は76期で、ファーストキャリアで平松剛法律事務所へ入所しました。​

​​​​ー 滝川さんはファーストキャリアで交通事故の専門性を身に付けられたのですね。どういった経緯で平松剛法律事務所に移られたのですか?​

滝川:ワークライフバランスの実現とキャリアの幅を広げること を目指し​​平松剛​​法律事務所に移りました。​
結果的に転職をしましたが、前事務所で交通事故の専門性を身に付けられて本当に良かったと思っています。​

​​交通事故は、保険会社を相手に裁判になることが多いため、様々な論点で研究され損害賠償論が最も発展している分野の1つです。最初に交通事故の専門性を磨いて、その経験を他にも応用できればと考えていました。​

​​事件面でのミスマッチはなかったのですが、​
①プライベートの時間も仕事に費やす生活を長くは続けられない​
②より広い分野の経験を積んでキャリアの幅を広げたい​
この2点の理由から転職に至りました。​

そういった経緯だったからこそ、平松剛法律事務所が扱っている分野や働き方がマッチしたんですね。​

​​滝川:はい、まさにそうです。​
労働問題の労働者側に強いこと、またプライベートの時間も大切にできる働き方に魅力を感じました。​
当時の悩みや不安を解消できるだけでなく、長い目線で弁護士キャリアを考えた時にも長く活躍できる事務所だと感じ、入所を決めました。​

ー 小坂さんはいかがですか?

​​小坂:私も、入所の決め手はやはり働き方と業務分野でした。​

​​修習中に「弁護士は長く働いて一人前」「21時まで働くのが一般的」という話をよく聞いていたんです。​
そういう業界なのか、と感じていた時に平松剛法律事務所の採用ページで、​​ワークライフバランスを大切にしている​​記載を見て興味を持ったのがきっかけでした。​

​​もちろん働き方だけではなく、就活の軸にしていた「一般民事を幅広く扱える」という面でもマッチしていました。​

ー 平松剛法律事務所ほどの大きな規模で、一般民事を幅広く扱える事務所は多くないですよね。​

​​小坂:そうですね。それもこの事務所を選んだ理由の1つです。
特に大きな規模の事務所だと、事務所全体として幅広い分野の事件を受任しているものの、一弁護士で見ると特定の分野のみを担当し、専門性を磨いていくという方針の事務所も一定数あるように思います。​
​​弁護士キャリアを考えた時に、ファーストキャリアでは広く経験を積めた方が、将来の選択肢をより拡げることができると考えていました。​

​​①幅広く一般民事を経験できる​
​​②仕事とプライベートの両立がしやすい​

​​という2点で私の希望にマッチしていたことがこの事務所を選んだ理由です。​

ー ちなみに、お2人の面接での第一印象はどうでしたか?

​​滝川:言葉遣いや話の返し方などから“優秀な方だな”と感じていて、他の事務所に行っちゃうんだろうなと思っていました(笑)​

​​趣味の話も含めてカジュアルな雰囲気で話していたのですが、話し方から繕っていないのも分かりましたし、普段からこういう雰囲気の方なんだろうなと。自然体を出せる方が少ない中で、お人柄の良さも印象として残っています!​

​​小坂:私はさすがに緊張していました...(笑)​
砕けた雰囲気でカジュアルに話してくださったので、自然体で話せたんだと思います!​

労働と交通事故、離婚をメインに担当​

ー 現在担当されている業務についてもそれぞれ伺えますか?

​​滝川:私は千葉​​事務所​​の運営も含めて、労働3割、交通事故3割、その他2割、経営2割くらいの割合です。
小坂さんが入ってくださり、以前よりも事務所全体でできることが増えました。現在では、新規事業プロジェクトやマーケティングチームと連携した事務所の集客戦略立案などにも、手を広げられています。​

​​小坂:私も似たような割合ですが、労働3割、離婚3割、交通事故2割、その他2割くらいです。​
平松剛というとB型肝炎が多い印象かもしれませんが、B型肝炎は事務員の方がサポートしてくださるので、弁護士の業務負担としてはその他2割の中に含まれる程度です。​

​​滝川:小坂さんは離婚分野強化のプロジェクトにも入っていただいて​い​ますよね。ホームページを改修したり、契約書を作り直したり。​

​​小坂:はい!元々家事事件に興味があったこともありますが、​​​​若手ポジション​​として様々なことに挑戦をさせてもらっています。​

ー 同期の方と比べて、独り立ち、そして社内プロジェクトへの参加と、成長スピードが非常に早いですね。滝川さんが何か指導で意識していることはありますか?

​​滝川:一気に詰め込まず、段階を踏んで1つずつマスターしていただけるようにしています。​

​​徐々にステップアップし担当範囲を増やすことで、できることが増えている実感も持てて自信にも繋がると思います。​

​​小坂さん​がB型肝炎の法律相談をデビューした経緯は​、こんな流れです。​

  1. 所内で契約書説明パートのロープレ(〜1ヶ月)

  2. お客様に対するB型肝炎の契約書説明パートを担当(1ヶ月〜3ヶ月)

  3. 所内で法律相談のロープレ​(3ヶ月〜6ヶ月)

  4. 先輩同席のもと面談・法律相談を担当(3ヶ月〜6ヶ月)

  5. 1人デビュー(事務員さん同席)(6ヶ月〜)​

​​すぐに習得してくれたので半年くらいで1人デビューされましたね。​

​​不安を放置しない環境で、​​​​若手から着実な成長​​を実現​

ー 滝川さんの教育方針をもう少し伺っても良いですか?​

​​滝川:そうですね...​
電話をかけるのも​自分が新人で​緊張していた頃を思い出しながら接するようにしています。​
長く仕事をしていると徐々に初心も忘れてしまいますが、私は初めのころ、電話をかけるのも手が震えるほど緊張していたんです。留守電になったときに、対応方法を考えておらず焦ったのも覚えています(笑)​
そういう最初の怖いと思う気持ち、全てを不安に感じる気持ちは忘れたくないなと思っています。​

​​小坂:たしかに、初めは電話をスピーカーにして保険会社との交渉を助けていただいていましたね。​

​​滝川:同時に話している内容を聞けるから、後からの振り返りや共有もしやすいですよね!​
最初から全部1人でできる人はいないですし、一緒に振り返って見返す時間も大事にしたいと思っています。​
新人の頃は書類の型を探すことから始まって時間がかかるし、全てにおいて自信がない状態である前提で接するように心がけています。​

​​小坂:私の目線でも、滝川さんが常にすごく気を遣って私のことを見て、考えてくださっていることを日々感じています。​
小さなミスがあっても落ち込まないようにフォローしてくださいますし、電話をかけている時や、書面の作成をしている時にも「大丈夫?困ってない?」と声をかけていただけます。​
不安を不安のままにしない環境、分からないことを放置しない環境を作ってくださっているので、早く自分ができる業務を増やして貢献できるように、自分の成長を貪欲に求められているんだと思います。​

ー そういった環境だからこそ、早い成長スピードを実現できているんですね。小坂さんに事件を振る際、意識していることはありますか?

​​滝川:興味があって熱中できる事件を担当してもらうことで、効率よく成長できるように案件を振り分けています。​

​​小坂さんが元々興味を持っていた家事事件、特に離婚の分野は初めから主導権を握って動いていただけるようにしていました。​
平松剛法律事務所全体として、離婚分野のサービスを変更する必要が生じた場合には、一度千葉事務所で引き取って小坂さんにその整備を担当してもらっていました。​

​​そういった形で、まずは1番興味があって熱中できる分野から担当することで、効率よく成長してもらい、結果的に早い段階で幅広い業務を経験できるようにしています。​

ー 小坂さんは、就活の軸であった
①幅広い一般民事の経験
②ワークライフバランスの担保
を実現できていると感じていらっしゃいますか?​

​​小坂:はい、2つとも間違いなく実現できています。​

​​まず事件については、先ほどもお話しした通りで労働・交通事故・離婚を最も多く扱っています。​
入所する前は、同期や先輩から「B肝の事務所でしょ?」という話をされたこともありますが、入ってみたら全然違いました。気付いたら労働の難しい事件の渦中にいたり...(笑)​
大規模事務所の経営基盤のもと、​​町弁のように​​一般民事を広く扱う経験ができており、事件については理想通りの環境でした。​

​​ワークライフバランスに関しても、18:00になったら滝川さんが「帰ってくださいね」と声をかけてくださったり、そのタイミングで滝川さんと一緒に事務所を出たりと、自然と事務所を出る雰囲気を作ってくださっています。​

​​こうした環境もあり、ワークライフバランスと幅広い経験を積むことを両立できていますね。​

​​滝川:事務所として“残業を評価しない”ことを明言しているのも影響していると思います。​

​​残業ありきで仕事をすると生産性が落ちることもあり、事務員さんも含めて残業を評価せず、“残業をしない工夫をしていることを評価する”ようにしています。​
業務が終わらなければ早めに助けを求めたり、仕事を終わらせる工夫をする文化があるので、自然とワークライフバランスは保てると思います。​

​​「千葉事務所を作って良かった」そう思われることが目標​

ー 協力体制ができていて、職場の雰囲気としても非常に良さそうですね。

​​滝川:自画自賛にはなってしまいますが、​​千葉​​事務所の雰囲気は非常に良いと思います!​

​​私は千葉事務所の立ち上げのために採用され、その時には、事務員の採用も千葉事務所立ち上げメンバーとして募集開始していました。​
みなさん前職は全然違う仕事だったんですが、「支え合って0から千葉事務所を作っていかなければいけない」という思いのもと、全員が自分ができる仕事を探して改善をし続け、今の体制を作ってきました。​
人任せな方や他責思考の方はおらず、全員が同じ方向を向いて主体性を持って走れているんじゃないかと思います。​

​​小坂:修習中にお世話になった他事務所と比べても、負けないくらい雰囲気が良いと感じています。​
事務員さんも含めて距離が近いからこそ、みなさんがどう考えているのか、何を見ているのかを間近で学べるのも若手にとってはありがたいですね。​

ー 今後は千葉事務所をどんな事務所にしていきたいですか?​

​​滝川:平松さんに、『あの時千葉事務所を立ち上げてよかった』と思ってもらえる事務所を目指しています。​

​​私が​​平松剛​​法律事務所に移ったのはちょうどコロナウイルスが流行した時期で、どの法律​​事務所​​も将来が不安な状態だったと思います。そんな中で私を採用して千葉事務所を立ち上げてくださった平松さんには本当に感謝をしています。​

​​だからこそ​
『あの時千葉事務所を立ち上げる決断をしてよかった』​
そう思ってもらえるようになりたいんです。​

​​その一環として、​新規事業​を千葉事務所を中心として新たに立ち上げ​たりしました​。​
新規事業の​ホームページへの掲載や社内向けマニュアルの作成、契約書の作成なども1か​ら行い、現在では​​平松剛​​法律事務所の1つの分野として運用できています。​
また小坂さんがいるので、今後は離婚にも強い事務所も目指していきたいですね。​

​​「千葉事務所があるからこの事業が上手くいった」​
「千葉をきっかけにこの分野を法人全体の強みにできた」
と言っていただけるような事務所を全員で目指していきたいと思っています。​

ー ありがとうございます。小坂さんはいかがですか?

​​小坂:自分が成長することで、千葉事務所・​​平松剛​​法律事務所​​全体を成長させていきたいと思っています。​
私ができる範囲を広げることで、滝川さんや平松さんの選択肢を増やせれば、千葉事務所はもちろん法人全体の成長に繋がると考えています。​
「自分の成長が、事務所の成長に繋がる」ことを体現したいです。​
新たに弁護士を採用して規模を拡大することはもちろん、家事事件について自信を持って強みと言えるように、経験を積んでスキルを磨いていきます。​

採用では、“自分の選択に責任を持っているか”を重視​

ー 団結力が強く雰囲気が良いからこそ、事業に対しても熱中して前向きに取り組めるんですね。お2人はどんな方と一緒に働きたいですか?

​​滝川:何事も自分ごととして取り組める方と一緒に働きたいですね。​

入所する前から「この事務所が好きです!」という方はほとんどいないと思うので、面接などで事務所への思いを問うことはあまりしません。​
​​入所後、少し慣れてきて視野が広がった時に「この事務所が好き、貢献したい」と思っていただければ嬉しいです。​

​​その上で、言われたことだけをやるような考え方ではなく、​

  • 自分にできることはないか​

  • 事務所全体が前に進むためにはどう動くべきか​

​​と、全てを自分ごととして考えられる方と一緒に成長していきたいです。

​​小坂:私は分からないことを分からないと素直に言える方が事務所の雰囲気に合うと思っています。​

​​修習期や立場の上下に関係なく、分からないことを隠すと前に進めなくなると思うんです。滝川さんは分からないことがあれば正直にそう言ってくださいますし、一緒に調べよう・他の先生に聞いてみよう、と私も学ばせていただきながら前に進めます。​

​​分からないことの言語化を怠らず、事務所として前に進もうと動ける方と一緒に働けると素敵だなと思います。​​

ー 採用の際にどんなポイントを重視していますか?

滝川:そうですね...対話を大事に面接をしていますが、あえて言うと自分の人生をしっかりと自分で選択して歩んでいるかどうかは、いつも重視しています。​

​​たまに“大きな事務所に入っておけば安泰だろう”と言う考えの方もいますが、事務所としてそういう方にはあまり前向きな印象を持っていません。​

​​自分の人生に責任を持って生きているか​
自分で選んだ道を正解にする動きができそうか​

​​会社や社会のせいにするのではなく、自分で考えて自分で選択をしている方は、自信を持って採用しています。​

​​小坂:自分の軸を持った上で事務所を見て、選んでもらえたら嬉しいですよね。​
人それぞれ理想の働き方もキャリアも違うので、いろんな事務所の話を聞いて、その上で​​平松剛​​法律事務所を1つの選択肢としていただけるのであれば、それは非常に素敵なことだなと思います。​

​​滝川:本当にそうですね。求職者の方も事務所を選ぶ立場として、自分の意思で良い選択をしてほしいと思います。​

​​どんな選択をしても100%正解はないので、後から後悔しないように、自分の選択を正解にしていけるように、しっかりと自分の意思で事務所を選んでいただければと思っています。​

平松剛法律事務所で働く魅力​

ー それでは最後に、ズバリ平松剛法律事務所で働く魅力を教えてください!​

​​小坂:仕事・プライベートともに自分が好きなことや興味があることに挑戦できることですかね。​

​​業務面では、自分が興味のある事件を優先的に振ってくださいますし、事務所としても後押ししてくれます。自分の強みを見つけやすい環境は、弁護士キャリアにおいて非常にプラスになると思っており、ファーストキャリアでその経験をできていることに感謝しています。​

​​また残業がほとんどないので、仕事以外の時間も好きなことに使えるのも魅力ですね。​
例えば私の場合は、前々から弁護士会の委員会活動に興味があり、ワークライフバランスを保てているおかげで仕事以外の時間をそういった活動にも使えています。​

​​キャリアの安全性とワークライフバランスを両立させられることは、長く続ける上で非常に魅力だと感じています。​

ー ありがとうございます。では滝川さんはいかがですか?

​​滝川:自分の成長を実感できて、自分の成長が事務所全体の成長に繋がることを肌で感じられることが魅力だと思います。​

​​平松剛に移ってから時間に余裕ができたので、本を読む時間だったり新たな事業を考える時間ができたんです。​
そういった自己研鑽を自己満足で終わらせずに、事務所の利益に繋げられることは、自信にもなりますし素敵なことだと思っています。​

​​自分が成長することで、事務所に影響を与えられて、それをきっかけに事務所が成長していく。​

​​それを日々感じられるのがやりがいになっています!​

ー 貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!

This interview was in cooperation with LEGAL JOB BOARD


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