弁護士インタビュー#06 田端 孝規
現62期で大阪の社員弁護士(拠点長)を務める。平松剛法律事務所で初の拠点である大阪事務所の立ち上げを経験し、事務所全体の成長に貢献。
『とりあえず闘え』という尊敬する弁護士がかけてくれた言葉を心に刻み、それを常に念頭に置いている。
大阪事務所の立ち上げを経験。
平松剛法律事務所に入所を決めた理由とは?
ー 今までどういったキャリアを歩まれてきたか簡単に教えていただけますか?
修習期は現62期、今年で弁護士歴16年目になります。
1年目は司法修習時代にお世話になった事務所に入所しました。
いわゆる町弁で、一般民事とくに消費者問題を取り扱っていましたね。
2年目に平松剛法律事務所が大阪事務所を設立するということを聞いて、応募させてもらいました。そこから大阪事務所の社員弁護士をさせていただいておりまして、今に至ります。
ー 弁護士2年目にまだなかった大阪事務所の立ち上げポジションに応募されたのですね。かなりチャレンジングな選択だったかと思うんですが、転職を決めたのはなんだったのでしょうか?
正直なことをいうと興味本位というところもありましたね。
絶対に転職しないといけないというわけではなかったので。
ただ当時の平松剛法律事務所は平松さんが事務所を立ち上げてまだ数年という状況で、その中で大阪に新たに拠点を開設する、その行動力はすごいなと。
前の事務所の代表は大先輩だったので、反対に若くて勢いのある弁護士の話を聞いてみたいと単純に思ったのがきっかけでしたね。
ー 元々独立志向はあったのでしょうか?この大きな選択に不安はなかったのでしょうか?
独立は特に考えてなかったですね、だからこそ弁護士2年目で大阪事務所の立ち上げに、不安がなかったと言えば嘘になります。
ただ平松さんとお話をさせていただいて、行動力やバイタリティーに心を打たれてしまって。チャレンジしてみてダメだったらそのときにまた考えればいいやと思うようになりました(笑)
当時は今では当たり前になっている過払い金等の広告が解禁されたくらいのタイミングで、平松さんは広告を効果的に駆使した集客を東京で先進的に取り組まれていました。
一方大阪では、あまり浸透していなくて、それも広告で事件を獲得するってことがあまり良しとされてなかったんですよね。
そんな中で、業界の新たな姿として、新しい取り組みを積極的に進める行動力はすごいなと思って。きっとこの人について行けば、問題ないだろう、事務所を成長させられるだろうと感じました。
幅広い取扱分野が平松剛法律事務所の強み
ー 大阪事務所ついて教えてください。まずは案件はいかがでしょうか?
単純な受任数でいうとB型肝炎、交通事故、アスベスト、労働、その他一般民事の順になると思います。
割合で言うとB型肝炎、アスベストが70~80%、労働、交通事故等のその他一般民事が20~30%くらいでしょうか。
ただ受任数が多いからと言ってそればっかりやっているとか弁護士のリソースが多く割かれているというわけではないんですよね。
実際に弁護士に関与している割合が多い順で言うと、労働、交通事故、B型肝炎、アスベスト…になると思います。
割合で言うと労働、交通事故等のその他一般民事が70~80%、B型肝炎、アスベストが20~30%なので、ほぼ逆ですね。
ー 大阪事務所にも若手(74期)の先生もいらっしゃいますね。どういったご指導をされてきましたか?
1年目のころは基本的に全件一緒に入っていましたね。
労働事件であってもB型肝炎であっても。
今でこそ、一緒に入ることは減ってはいますけど時折書面はチェックするようにしていて、処理自体はお一人でやってもらっていますね。
大阪事務所として明確なロードマップを敷いているわけではありませんが、意識していたことは「2年で弊所で取り扱っている主力の事件は一人で処理できるように」ということで、1年くらいかけて可能な限り幅広い事件をお任せして、平松剛法律事務所で取り扱っている事件は一周してもらおうと考えています。
働き方も重視。
大阪事務所の現在と今後の展望は?
ー では働き方について教えてください!皆さん何時くらいに帰られることが多いんでしょうか?
当然、案件の進捗具合にもよりますけど、9:00~10:00に来て、18:00~19:00に帰ることが多いですかね。
ー そうなんですね!弁護士=忙しい、帰るのが遅いというのが業界的な風習かと思うんですが、この働き方が実現できている要因はどういったところだとお考えですか?
そうですね、まずは残業を良しとしない、残業ありきみたいな働き方を良しとしない風土が事務所全体にありますね。
そのために生産性を高める取り組みがいろいろされているし、私自身も各弁護士の業務量やキャパを見て、担当してもらう事件の量を調整したりしています。
ー 抽象的ですが、田端さんから見て大阪事務所はどんな事務所だと感じてますか?
一言で言うのであれば「定着率」が高いところが自慢ですね…!
他の拠点でも言えることかもしれませんが(笑)
長く働いてくれている事務員さんが多くて非常に優秀で助けになってくれますし、全員が「さん」で呼び合うなど立場や役職関係なく、互いに尊重しあう関係性です。
私が前に所属していた事務所はベテランの先生だったので、事務所全体がピリッとしていた部分がありますが、正直、私は人と接するときに怒ったり、強い指導をするのが苦手なタイプです。それよりも相手を褒めることに重点を置いています。のびのびと成長できる環境を生み出し、結果的に雰囲気も良いと思います。
ー 今後の大阪事務所の展望を教えてください!
今現在も一般民事を中心に幅広く取り扱っていますが、近い将来に破産事件や企業法務など現在は取扱の少ない事件の割合が増やせるといいなと感じています。
そのためには、より弁護士や事務員さんの数を増やしていく必要があると考えていますし、いろんなキャリアをお持ちの弁護士に参画していただけると嬉しいなと考えています。
実際、最近入所した弁護士は破産事件をたくさん経験されてきた弁護士なので、そういった強みを発揮してもらい大阪事務所の成長に貢献してもらえたらと思っています。
このように事務所としては現時点では受任数が少なくても、今までの経験やキャリア、強みを活かし、より輝ける環境を作っていく、案件の幅を増やしていくということは可能です!
任せてもらえるから、成長に繋がる。
それが「平松剛法律事務所」!
ー それでは最後に、ずばり平松剛法律事務所で働く魅力はなんでしょうか?
まずは事件(相談)がたくさんあることですね。
今や東京や大阪は案件の獲得競争が激化していて、相談をたくさんいただいている時点で感謝しないといけないと思います。
弁護士も仕事があるのが当たり前じゃないですからね。
だからこそ専門のマーケティング部門の存在が大変ありがたいです。
ただ任せっきりというわけではなく、継続的によい案件を受任できるよう、各事務所とマーケティング部門がタッグになって、月数回打ち合わせをするなど、よい協力関係にあります。
あとは各拠点、各弁護士に裁量を与えられているところですね。
もちろん弁護士法人全体で目指していきたい姿やビジョンなどはありますが、
大阪事務所をどう成長させていくか
どの分野を伸ばしていくか
何を受任するのか、どのように解決していくか
は裁量を持たせてくれています。
こういったように自分のキャリアを切り開いていくことができる環境が整っているので、受け身ではなく、能動的に動くことができる、もしくは動くことが好きな弁護士にはぴったりな環境だと思います!
ー 田端さん、ありがとうございました!
This interview was in cooperation with LEGAL JOB BOARD