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弁護士インタビュー#04 岩倉 匠未


75期。ファーストキャリアで平松剛法律事務所に入所し、ロースクール時代から慣れ親しんだ地、仙台で勤務。
若くして労働事件を中心とした様々な事件を担当。
尊敬する先輩弁護士とともに仙台事務所の発展を目指す。

平松剛法律事務所で弁護士キャリアをスタート

ー 入所から今までの約1年半を簡単に振り返ってもらえますか?

はい、まず約1年間は座学の研修と実際の事件を処理するOJTを並行して行っていました。
所属先の拠点でそれぞれ行うものもあれば、所属先の異なる入所同期が5人いたので、5人全員で行う座学もありました。

主な研修内容としては
・各拠点の先輩弁護士によるOJTと研修
・他拠点の先輩弁護士による座学(オンライン)
・事務員の業務研修
・出張
です。

私の場合は仙台事務所で、社員弁護士(拠点長)の都築さんにご指導いただきながら、他の拠点の先輩弁護士からもオンラインで研修をしていただいたのを覚えています。
また事務員さんに事件処理の一部や電話対応を依頼することになるので、事務員さんの業務を知っておく必要があります。そのために事務員業務研修もありました。
事務員さんが最初に学ぶ部分も弁護士の研修と合わせてキャッチアップしていきます。
例えば受電対応や初期の事情聴取などです。

1年目は、学生時代から労働事件に興味があったことから労働事件を中心に担当し、2年目からは交通事故、刑事事件、顧問業務などの割合も増やしていきました。

ー そもそも複数の事務所の中から平松剛法律事務所に入所を決めた経緯は何だったのでしょうか?
首都圏に集まる傾向がありますが、仙台での勤務を希望されていたのでしょうか?

そうですね、出身が群馬県なので、首都圏での就業も選択肢にあり、実際就活もしていました。ただロースクールが仙台だったことや修習時代に婚姻した妻の勤務地が隣県の福島県だったということもあり、最終的には仙台で働きたいと決めました。

仙台の事務所は東京のようにブティック系の事務所は少なく、割合は違っても一般民事全般を取り扱う町弁のような弁護士の先生方がほとんどだったので、分野で絞ることはあまりしていませんでした。
学部時代から労働法を専攻しており労働事件に興味があったので、労働事件を多く扱う平松剛法律事務所には修習初期から興味がありました。

ー その他に何を重視されていたのですか?

労働条件や福利厚生ですね。報酬などももちろん重要視していましたが、一番見ていたのは契約形態が「雇用契約」かです。弁護士は「業務委託契約」が多いですからね。
労働事件をたくさん担当しているのでなおさら、この重要性がわかります。

・そもそも、多くの勤務弁護士は、事務所の事件を扱う割合がほとんどで、勤務弁護士が社員弁護士や代表弁護士の指揮命令に服しているといえる場合がほとんであるため、「雇用」のうえで勤務しているべきだと考えております。
・また、雇用契約は、労働法による保護や社会保険の充実などから被用者にとって充実していますから、安心して働けるのは間違いありません。

そして、私が就活していたころにHPで、代表弁護士の平松さんが、司法試験受験生時代に自らの力で使用者と闘った経験があり、労働者を保護する重要性を強調していたように感じたので、所謂ブラックな職場では無さそうだなと感じました。このような代表の考えからも雇用契約で勤務弁護士を守ってくれていると理解しております。

ー 素敵なエピソードですね。他にも魅力的な福利厚生はありますか?

個人的に魅力的だと感じるのは、「社宅制度」ですね。
法律事務所で社宅制度を導入しているのは非常に珍しくて、他の法律事務所の同期の弁護士からも聞いたことないんですが、家賃の最大4割を事務所が負担してくれます!
これは弁護士だけでなく事務員含め全所員が対象です!

最終的には

・興味があった労働事件に強みを持っていた
・雇用契約で安心して働けると思った
・社宅制度などの福利厚生が非常に充実していた

これらの理由から平松剛法律事務所に入所しました。
いずれも入所後ギャップもないので、当時の選択は間違っていなかったと感じています。

仙台事務所の特徴。尊敬する都築さんとの関係性

ー 岩倉さんが所属している仙台事務所の特徴はありますか?

交通事故、離婚、相続と様々な一般民事を受任していますが、仙台事務所は他の拠点と比較して労働事件の割合が高いのが特徴だと思います。

私自身1年目は労働事件をメインに担当させていただきました。
ただこれは私が労働事件をやりたいと都築さんにお願いしたからであって他の案件を振ってもらえないわけではありません。
事実2年目は分野の幅を広げたいと思って交通事故等の事件も振ってもらえています。

あとは、中小企業法務(顧問)の獲得にも力を入れており、都築さんを中心にセミナーの実施等、いろんな取り組みを行っています。
将来的には、企業法務の割合も増えていく可能性もありますし、使用者側の労働問題を取り扱っていくことも増えていく可能性もあるかと思います。

ー 岩倉さんの1日のスケジュールはどんなかんじですか?

日によって様々ですが、モデルケースとしては以下です。

9時~10時 出勤、起案
10時~11時 労働相談
11時~12時 顧問先相談
12時~13時 昼食
13時~14時 起案
14時~17時 労働審判
17時~18時 仙台事務所のミーティング

今は9時~10時の間に出勤して、18時くらいに退勤するときもあれば、事務所の事件以外の弁護士としての仕事などがあるときは21時程度まで残ることもあります。
事務所の事件で1日8時間、個人事件や自己研鑽で必要に応じて+αというイメージです。
もっとも、勤務弁護士は裁量労働制が採用されているので、8時間に囚われることなく、各弁護士の裁量で働くことができます。

ー 都築さんはどんな弁護士でしょうか?

私自身が目指す弁護士像に近い人だと感じていますし、非常に尊敬しています。

弁護士として特に見習いたいことは、
・営業力の高さ
・事件処理のスピードと処理能力の高さ
 です。

「営業力に関しては」、弁護士資格に加え、中小企業診断士や社会保険労務士の資格を持っていることを活かし、セミナーや講習を行っていて、そこから顧問先を獲得されています。

それに倣って、私自身も、生命保険会社の方とのセミナーを企画しています。

「事件処理のスピードと処理能力の高さ」は、法的な知識やノウハウを多く持ち合わせているのはもちろんなんですが、依頼者様との距離感が絶妙なんですよね。
すごいのは法的知識も勿論のこと、コミュニケーション能力の高さだと思います。
依頼者様に納得してもらう能力が非常に高くて、そうすると事件が迅速に解決に向かうので。また委員会活動を積極的に取り組んでおり、仙台弁護士会でも名が知られているので、弁護士間でざっくばらんな交渉をして和解を含めた早期での解決策を実現できているのかなと個人的には思います。

ー 社員弁護士×1年目の弁護士としての関係性ではいかがでしたか?

一言で言うのであれば本当に優しいですね。
もちろんパワハラのパの字もないです(笑)

ご指導に関しては、基本的に裁量をもってまずはやらせてくださるので、1年目から自分自身でやってみるという機会をたくさん提供してくださったのは非常に感謝しています。

そうは言っても書面などはしっかりチェックしてくださいますし、どんなに忙しくても質問すれば手を止めて話を相談に乗ってくださいます。

まずは実践してみる+適切な指導がある、そんな環境が私には非常に合っていたと思います。

2年目を迎えた現在、今後の展望や目指すキャリアは?

労働事件を軸にしたうえで、森羅万象どんな事件も扱えるゼネラリストになりたいと考えています。仙台で弁護士として活動する以上、特定の事件だけできればいいというわけではないので。
 
弊所は、HPに書かれているような「労働」「交通事故」「離婚」「相続」等々だけでなく、あまり馴染みのない法律の相談も来たりします。
 
その点、いろんな分野に関わっていけるという実感があって、弁護士キャリアにプラスになっていると思います。

経験と働きやすさの良いところ取り。それが「平松剛法律事務所」!

ー それでは最後に、ずばり平松剛法律事務所で働く魅力はなんでしょうか?

入所した経緯とも重なってしまいますが、一言で言うと「弁護士としての経験」と「働きやすさ、働く安心感」が両立できることかなと思います。
 
この点に関して、入社前とのギャップがないので、多くの方にも魅力に感じてもらえるのではないかと思いますね。

ー この記事を見てくださっている方々に伝えたいことはありますか?

そうですね、CMの影響からなのか「平松剛法律事務所=B型肝炎」みたいなイメージが強いみたいですが、そんなことはないです。
もちろんB型肝炎の受任数自体は多い拠点もあるかもしれませんが、業務がそればかりになるってことはなく、いろんな分野、興味のある分野に関われることができます。
 
反対に、HPに書かれている典型的な一般民事しかないかというとそういうわけではなく、知名度が高まってきたことやマーケティング部門が様々な取り組みを行ってくださるおかげで、いろんな法分野のご相談をいただくことがあります。
 
なかなかHPの情報だけでは、実態がわからないことが多くあり、私も就職活動のときに困っていました。そういった思いもあって、就職活動時には事務所訪問をさせていただき直接お話を聞くなどしていました。そして、今回できる限り詳細に、リアルにお話しさせていただきましたが、皆さんも説明会や事務所訪問等の機会を活用して、実際に足を運んで聞いてみるということが一番だと思います。
 
ぜひ興味を持ってくださった方は、ご応募いただけたら嬉しく思います!

ー岩倉さん、ありがとうございました!


This interview was in cooperation with LEGAL JOB BOARD


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