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2022年、こんな年だった

毎年、年末近くなると、その年を1ヶ月1コメントくらいで振り返ります。
今年は一体どんな年だっただろうかと考えると、とにかくよく働き、よく短歌をやったなと。
思い通りにできたこともあるし、できなかったこともある。できるようになったこともあるし、いつのまにかできなくなっていたこともあった。
34歳。
まだまだひよっこだけど、年を重ねるってこういうことかという実感が、少しずつ増えてきたように思う。
いろんな物事に対して、いい感じに力を抜けるようになってきた。こだわりを捨てたわけじゃないけど、こだわりすぎないことができるようになった。
執着しない、固執しない、自分の考えにとらわれない、自由にのびのびとこの世界を歩いていく。理想に少しずつ近づけているかもしれないね。

さて、1ヶ月1コメント。今年はその月に作ったり発表したりした短歌、なんとなく撮ったどうでもいい写真を添えます。

1月

歌集『自転車修理屋』の製作を開始。

自転車は翼のように使うのだ夜の水位が下がりゆくとき

2月

誕生月。近所の中華屋によく行くようになる

宇宙より物で溢れた中華屋で夏のメニューをきみが見上げる

3月

歌集『自転車修理屋』が完成。第一歌集となる。

寄りかかる春の電車のドアにまた誰かも寄りかかり支え合う

4月

叔母夫婦と中華屋で飲み食い放題で本当に飲み食い放題した。

色々をカラーカラーと読むだけで笑える夜がこんなにも来る

5月

文フリ東京に詩歌ジャンルで初めて出店し、歌集を頒布、いろんな出会いあり。

急行が遅い流れ星のように街を過ぎ去り夏めいていく

6月

挙げていない結婚式を、「小さな規模でいっちょやってみっか!」ということで式場を回ってみた。

自転車と詩があったから生きてきた 東京生まれ東京育ち

7月

第五十三回 恋愛短歌同好会で主席をもらう。

見せられた日焼けの線に立ち止まる ここまでは夏、ここからは君

8月

会社が引っ越しててんやわんやな中、自転車安全整備士試験、自転車技士試験を受験。

仕事はね好きなんだけど会社がね夏のビールがぬるくなるやつ
整備士試験の様子

9月

小説『透明なひと』の製作を開始、めちゃくちゃ忙しくて土日も稼働でほぼほぼ休めなかったけど月末にむりやり勝浦へ。

旅先でつい見てしまう東京の晴れマーク日常は続くね

10月

好きだった飲み屋が閉まったけど、最後はみんなで大笑いして大酒飲んだ。

雨はまだ遠くで降っているのだろう夜のスキューバお酒を買いに

11月

出身大学の芸祭に行ってみたら意外と懐かしさと感慨があって、文フリ東京に出店したらいろんな人にお会いできて良かった。

借りていた漫画を返そうと思う蝶々結びの一端を引く

12月

よく行く飲み屋の常連でボーリング大会、忘年会、カラオケのフルコース

イヤホンを外して街の音を聴く処方箋ひらひらさせてゆく

来年はどんな年になるだろうか。
スケジュールとしては、まず1月15日の文フリ京都は決まってる。
そして「塔」に入会するので、まずは半年間、月詠などに追われると思う。
2冊目の歌集の製作も待ってる。これは5月の文フリ東京に間に合わせないといけない。たぶん、また3月か4月くらいにはできると思う。
仕事の方はどうなるかな。春に給料上がるといいな。
それ以降のことは、想像ができない。

noteを読んでくださっているあなた!
今年もとってもお世話になりました!
いつも読んでくださり、ありがとうございます。
今年はあんまりちゃんとした日記らしいものを書かなかったのですが、好きな短歌を紹介する「短歌をひらく」というエッセイ的なものを始めてみました。
来年はもう少し更新頻度を上げていきます。
より短歌漬けの日々を過ごしていくことになると思います。
短歌を通じて、一緒に楽しい一年にしていきましょう。
23年もどうぞよろしくお願いいたします。

杜崎ひらく

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