杜崎ひらく

歌人。普段は自転車屋さんです。2023年1月から塔短歌会に所属。

杜崎ひらく

歌人。普段は自転車屋さんです。2023年1月から塔短歌会に所属。

マガジン

  • 2023.8.10からの日記

    2023年8月10日からの日記。

  • 「塔」掲載歌

    「塔」に掲載された歌をまとめます。

  • 杜崎ひらくの「短歌をひらく」

    気になった短歌や好きな短歌を紹介するエッセイ的なものです。 また、Xで投稿した短歌や短歌の記事についての雑感もまとめてみることにしました。評というほどのものでもないのですが、小さなメモのようなものです。

  • 日記

    日記です。自転車屋の日々、小説家になりたかった頃のこと、新しく始めた短歌のことなど。

最近の記事

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杜崎ひらくの情報

掲載情報所属している結社誌以外の掲載情報です。 商業誌、同人誌など、様々ありますのでお楽しみください。 新しい順です。 「短歌往来」2023年8月号 特集「乗りもののうた」に5首連作「総帆展帆」とエッセイを寄稿しました。 短歌アンソロジー『パチパチの会』 1988年生まれの歌人が「時代」をテーマに連作を寄せたアンソロジー。 2023年5月の文学フリマ東京36で初頒布。 「NHK短歌」2022年1月号 大森静佳さん選 題「重」の佳作として掲載いただいております。

    • 私家版第3歌集『互いの窓に降りしきる』

      一年に一冊、歌集を作ると決めて、今回で3冊目となる『互いの窓に降りしきる』が出来上がりました。 まずはお世話になっている書店さんにお届けして、次にBOOTH、そして5月の文フリでの頒布、という感じにしたいと思います。 皆様の手に届くよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。 取り扱いの書店さん、BOOTH、文フリなど、ご購入の方法についてはブログと併せてこちらのnoteでも随時発表しますので、今しばらくお待ちくださいませ。 歌集『互いの窓に降りしきる』 新書版 

      • 今後、日記はこちらのブログへ移行します。noteはたくさん読んでくれる人がいるし読みたい人がたくさんいるので、そのままでも良いんじゃないかと迷い、更新はせずともしばらくは残しておくことにしました。お手間かけます。https://morisakihiraku.blogspot.com

        • 【日記33】ホットカーペット〜今時スマブラは「だいらん」というらしい

          2.11 SUN(12℃/4℃) たぶららさ 5時、ホットカーペットの上で起きる。 頰にくっきりと電熱線の跡。顔面がほかほかに仕上がっていた。 昨日の批評会の熱冷めやらぬ早朝、6時ごろにお風呂に入っていたらなぜか妻も起き出してきた。 前回の日記の最後に、妻の親友が遊びに来たことをフライングで書いた。 2人がマリオカートでデッドヒートを繰り広げ、亀の甲羅に狙われたりクッパに吹っ飛ばされそうになっている横で、僕は呑気に本を読んでいた。 自分たちのお菓子を買うついでにと、僕の缶

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        • 私家版第3歌集『互いの窓に降りしきる』

        • 今後、日記はこちらのブログへ移行します。noteはたくさん読んでくれる人がいるし読みたい人がたくさんいるので、そのままでも良いんじゃないかと迷い、更新はせずともしばらくは残しておくことにしました。お手間かけます。https://morisakihiraku.blogspot.com

        • 【日記33】ホットカーペット〜今時スマブラは「だいらん」というらしい

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        • 2023.8.10からの日記
          34本
        • 「塔」掲載歌
          11本
        • 杜崎ひらくの「短歌をひらく」
          7本
        • 日記
          167本

        記事

          長い日記(「塔」2024年2月号 掲載歌)

          「塔」の2月号が届きました。 いろんな方に自分の歌をご覧いただければと思い、掲載歌をnoteに記録しています。 選歌後記で電車の歌に、「十二月号 若葉集(山下泉選)評」では、両角美貴子さんが五日の歌にそれぞれ触れてくださいました。 五日の歌は〈可笑しみや言葉遊びがあるが、それだけに終わらず、自分で自分の背を押しているような切実さを感じる〉と評していただきました。 これで若葉集は残り1回の掲載です。 3月号には「若葉集を終えて」という卒欄に寄せたエッセイも掲載の予定です。キ

          長い日記(「塔」2024年2月号 掲載歌)

          【日記32】終わりを迎えたカフェ&バー~親友と嬉しそうに

          2.4 SUN(6℃/2℃) 7年の歴史に幕 居場所にしていたお店がまたひとつ、終わりを迎えた。 2017年から2019年の約2年間働いていたカフェ&バーだ。 最後の営業日には、懐かしい顔ぶれが揃ったが、来られた人も、来られなかった人もいた。会えた人も、会えなかった人も。 そしてこのお店が7年の歳を重ねるうちに、亡くなってしまったお客さんもいた。 祖父母や、知り合い、友人など、何度か人の死を経験してきたけれど、いまだに、その人ともう会えないことが信じられない。 生きているよ

          【日記32】終わりを迎えたカフェ&バー~親友と嬉しそうに

          【日記31】昨晩からの予感〜陽のあたる裏通り

          1.28 SUN (9℃/2℃) 唯一無二の親友 昨晩から予感があった。 朝起きて、確信に変わった。 喘息来た、と。 幸い最初期のうちに薬を飲めたので、それほどひどくはならそうだったけれど、楽しみにしていた都電荒川歌会祭の参加を断念した。主催の方々には当日の連絡で迷惑をかけてしまった。 咳をしつつも、外の新鮮な空気も吸わないと苦しいので、ゆっくりと家の近所を妻と散歩した。 いつの間にか妻の友達の家を探して歩いていたら、偶然、本人に会うことができた。ちょうど家から出てきたと

          【日記31】昨晩からの予感〜陽のあたる裏通り

          【日記30】イメチェン〜ていねいなくらし

          1.21 SUN (12℃/4℃) イメチェンは歌会と関係ない 歌会の日。 特にこの日に合わせたわけでもないのだけど、前日に髪を切ったので、せっかくならと髪をセットしてみた。 短歌を始めてから、文フリや歌会、勉強会などでは全部キャップをかぶりっぱなしだったと思う。 NHKに出た時も、「部屋の中なのでキャップ脱ぎましょう」との提案に首を縦に振らなかった。 だから初めてキャップを被らずに短歌の人たちと会ったことになるんだけど、それは歌会には関係ないので、歌会をしっかりやりました

          【日記30】イメチェン〜ていねいなくらし

          【日記29】ヒーターのコード〜ずっと迷っている電車

          1.14 SUN(10℃/0℃) 手のひら痛い ヒーターのコードにつまずいて、両掌をとっさにつくも前のめりにひっくり返る。 手のひら痛い、しか言えず爆笑。 『VIVANT』を観終えた。 1.15 MON(11℃/2℃) 水星草 同僚が財布を無くしたという。 朝に、午前中探してなかったら出社すると連絡が来た。 結局見つからなかったそう。 あまりにもかわいそうだったので、「ダウジングに使う水晶を貸してあげましょうか?」と聞いたら、「普通にいらないっす」と言われた。 会社

          【日記29】ヒーターのコード〜ずっと迷っている電車

          春に教わった本(「塔」2024年1月号 掲載歌)

          「塔」の1月号が届きました。 いろんな方に自分の歌をご覧いただければと思い、掲載歌をnoteに記録しています。 2024年最初の号です。 主宰・吉川宏志さんの年頭所感「文化的な空間を手作りする」において、島根県松江の「書架 青と緑」さんについて触れられていました。 〈文化的な空間を、自分の手で作り出そうとする若い人々が存在していることに、胸が熱くなってしまいました〉と述べられており、こちらまで胸がじんとしました。 「書架 青と緑」は塔会員の日下塔子さんが運営されており、僕も

          春に教わった本(「塔」2024年1月号 掲載歌)

          【日記28】成人の日〜初雪

           【おしらせ】 日ごとにもタイトルをつけることにしました。 あと、月曜〜日曜のサイクルで日記を書いていましたが、今週は月曜〜土曜にして、来週からは日曜〜土曜にしてみます。 1.8 MON(10℃/2℃) 「出汁巻たまごトーストと『VIVANT』」 成人の日。朝から出汁巻たまごを作ってトーストに挟んで食べてしまった。卵を3個も使っている。 出来上がったものを見たとき、「朝からなんちゅうものを……」と思わずつぶやいてしまった。 3連休の最終日を持て余して、夜、前から気になっ

          【日記28】成人の日〜初雪

          【日記27】新年〜ベーコンエッグ

          1.1 MON(12℃/8℃) 新年が明ける瞬間、またいつもの飲み屋「S」にいた。 去年もここにいて、常連さん達と新年を祝った。 ニューイヤーとともに結婚記念日。 歌集『自転車修理屋』の連作「真夏の風に折ってもらった」の中の〈年の瀬も仕事のきみを待ちわびて寿司にカラオケ、婚姻届/杜崎ひらく〉は実話から。 2019年の大晦日に、仕事終わりの妻と待ち合わせて寿司屋へ行って、カラオケ行って、0時半ごろに婚姻届を出した。 鶏の出汁で作ったお雑煮を食べて、午後は妻の実家へ。電車で1

          【日記27】新年〜ベーコンエッグ

          【日記26】風邪が治った~今日が、そして来年が

          12.25 MON(12℃/1℃) 風邪が治ったので、出社。 治ったとはいっても、気管支炎は残ってしまって、一日ずっと咳をしていた。気管支喘息を過去に何回も起こした身としては、咳はかなり恐怖。 咳が始まると止まらないので、一発目をやり過ごすために深い深呼吸をしていたら本気で会社の人に心配された。 早めに仕事から帰ってきて、「第5回 毎月短歌」の選評の発表を19時に行った。 およそ500首もの作品の中から、3部門・2首ずつを選ばせていただいた。 選評は以下のnoteに掲載し

          【日記26】風邪が治った~今日が、そして来年が

          第5回 毎月短歌 杜崎ひらく選 各賞発表!!

          はじめにこの度は、「第5回 毎月短歌」へのご参加ありがとうございます。 人間選者の一人を努めさせていただいた杜崎ひらくと申します。 自由詠、題詠、自選の各部門を合わせて500作を超える歌を、作者名を隠した状態で拝読し、僭越ながら選をさせていただきました。 賞に選ばれた方はもちろんのこと、参加してくださった方も、参加していないけれどこの発表だけご覧になっているという方も、各賞の歌の鑑賞を通して一緒に楽しんでいただけたら幸いです。 各賞について各部門からサンタクロース賞とト

          第5回 毎月短歌 杜崎ひらく選 各賞発表!!

          【日記25】忘年会翌日〜風邪っぴき

          12.18 MON(11℃/4℃) 前日の忘年会のお酒を引きずって若干の二日酔い。 眠いったらない。 でも、このところずっといろんな方面に気を使って進められなかった仕事を思い切って発進させた。 懸念していた反応も返って来ず、ちょっと拍子抜け。 でも、進んでよかった。 12.19 TUE(10℃/3℃) いつものお店のマスターが今日から足の手術で入院。 スーパーで買ったビールを、冷凍食品に埋もれさせて急速に冷やして、夕飯を作りながら飲む。 裏の家のベランダで吸っているタ

          【日記25】忘年会翌日〜風邪っぴき

          短歌についてのメモ2

          前回、「短歌についての雑感」というタイトルで書いたのですが、雑感という言葉がなんとなく引っかかっていたので、「短歌についてのメモ」にしました。 Xに書き留めたものを、読みやすくして残しています。元の投稿から、読みにくい箇所や文章がおかしいところはちょこっと手直ししています。 「塔」11月号 特集「歌と色彩」 「塔」11月号 特集「歌と色彩」で森山緋紗さんが茶色から「いまわれはうつくしきところをよぎるべし星の斑のある鰈を下げて/葛原妙子」を紹介されていた。 森山さんは「うつ

          短歌についてのメモ2