QCサークルでも役立つ! プロコン 飯のタネのご紹介 ~中小企業診断士 研究会報告~

画像1 皆さんの中で、最近話題の、“働き方改革”に関するセミナーを聴かれた方もいらっしゃると思います。 また、経営者にとって財務数値を読み解くスキル、つまり“経理ノウハウ”の必要性を説いたセミナーや 書籍をご覧になられた方もいらっしゃると思います。 今からお話する内容は、“経理の生産性向上”に、ご不安・お悩みにお応えするテーマ内容となっています。
画像2 ご存知の生産性向上の公式に則って、ご説明致します。 Excelとの併用がポイントと考える理由は、2点ございます。1点目は、皆さんもExcelを一度はご利用になられたことがあると思います。 自分なりの管理・分析できることがポイントになります。2点目は、これからお話する内容は難しい会計基準について触れる気はございません。 お金の流れが分かる現金出納管理はExcelが便利という点に着目致します。 これから中身に入りますが上部分の①テーマ~⑥検証まとめに沿ってご説明致します。
画像3 オリジナリティですが、中小企業の経営者の皆さまに、Excel活用や経理業務に関する、アンケートやヒアリングを実施・分析したことにあります。 中でも左下の、従業員数との関係に着目して頂きたいのですが、従業員数が増加することで経営者の経理への関与度は低下傾向にありますが、 経理でのExcel活用度は増加傾向にあります。 この傾向に着目して、想定読者を更に深堀します。
画像4 想定読者ですが、事業規模等の拡大する前の、経営者の皆さまを想定しています。 ご覧のピラミッドでは、企業の成長ステージを ステージ1の会社設立から、ステージ6の上場に分けています。 その中で、想定読者のステージを、ステージ1~3の早期段階を考えています。 ただし、経理でのExcel活用度の増加が見込まれるのは、相当規模になってからなので、 提案メリットは、ステージ3以降に享受できると考えています。 ではいよいよ、具体的な提案内容を見て参ります。
画像5 経理業務を税理士に委託している場合でご説明致します。 実線の下矢印部分が会計ソフトの業務範囲になります。 提案その1について、“Excelで現金出納帳管理を1ヶ月分やってみよう”です。特に領収書を 税理士や経理担当者に丸投げしている場合に、特にこの後のパートを聴いて頂きたいと存じます。 提案その2について、“Excel上の仕訳帳データを分析してみよう”です。 自社の仕訳帳データを眺めることは、全ての取引・仕訳に目を通すことになり、これだけでも、かなりのノウハウになります。
画像6 期待効果を生産性の公式にあてはめてご説明致します。提案その1の現金出納帳の作成について、 現金収支の感覚が身につき、経営感覚のズレが補正され、経理情報を有効活用できることが期待できます。提案その2の仕訳帳データの分析について、 仕訳レベルで財務数値に触れ合うことで、自ら月次を締める自信が期待できます。 また経理業務全体のイメージが掴め、業務効率化のきっかけになり、さらに大量データの分析ノウハウが身につく等、スキル上のメリットがあります。
画像7 最後に“検証まとめ”は、ポイント3点ございます。 第1に、実例でガーナ人女性が経営する児童英語保育事業では、私が実運用をしなければならない、コーチングの難しさがありました。第2に、アンケート結果を更に深堀しました。 ヒアリングも並行して行いましたが、聞かれた意見として、Excelの便利機能が絞れない、また分かっても使いこなせないことが分かりました。 第3に、アンケートの回収に苦労したので、更なる実態把握に努めて参ります。以上です。

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