久しぶりの夏目漱石
読書を始めようとした若い頃
実際、書店に行って
なにを読んだらいいものか?
全く分からなかったモノです。
その頃は、小説とか、専門書とか、自己啓発本とか
そーいった概念が無く
本とはなんだ?くらいの時ですので
書店では毎回、大変悩んだものです
訳も分からず、小説を手に取り
少し立ち見してから
なんとなくの勢いを持って買ったのが懐かしくあります
いつからか、小説以外の様々な本も読むようになりました
小説というジャンルを色々読むうちに
有名なモノを読んでみたいとの思いで
思いついた名前が、夏目漱石と太宰治でした
太宰治は個人的にはそこまでハマる事もなかったのですが
今でも時々、人間失格は読むことがあります
なぜなのかは、わかりません
夏目漱石はとても、好きな作家となりました
坊ちゃん こころ
この2つがとても好きな作品で
それ以外も 草枕 門 なんかは読んでます
その時代の作家を他に知らないのもあるのだと思います
しかし、夏目漱石の書くその時代の風景がとても好きで
その頃の日本人のあり方や、言葉
男女の出会い方や、日常生活
全てが当時の僕には新しく
そして、とても美しいなと感じたものです
現代の文学とはかなり違い
とくに時間のスピード感と季節の風景とあり方について
とても美しい、良い時代だったのだなー・と
(勿論、当時も色々大変だったとは思います)
今回改めて 門 を読んだのですが
あの様な、ある種、穏やかな日常風景
時代感に、とても良い読み心地を感じましたね
最近はどーしても知識への探求になりがちで
経済の本なんかも良く読んでますが
そーゆー方面ばかりも人としてどーなのか?と
自分でも思うことがありますので
小説には、なにか大切な人間らしさを感じる事が多く
それは、多くの登場人物それぞれの思いや
状況の上での選択など
誰しもに当てはまるかもしれない感覚があります
主人公になりきるモノもありますし
とても不安になる展開もあります
見たことないはずなのに、なにか風景が見え
そこを知ることになります
こーいった様々な感覚や、人の気持ちを知るのは
小説の素晴らしいさなのかな〜と
なんだかんだ、1年に1回は夏目漱石を読むことがある様な気もしています
今年は読んだことない夏目漱石の作品も見つけたので
今はそちらを読んでいます
皆さんにも、なにか少し古い本
たまにはゆっくり読んで見られたらと思い
本日の日記とさせて頂きます
読んで頂きありがとう!(´▽`)