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「つらくなんかない」自分に嘘をついてまで無理してポジティブにならなくていい理由

あなたはポジティブという言葉に違和感を覚えたことはありますか?
現代社会で目にする機会が大きく増えてきた言葉ですが、なんとなく今は広い意味で使われているので「良いことばかり考えること」や「楽観主義」ととらえられたり、ポジティブでいないといけないという使命感を感じる人がいるのも事実ではないかと思っています。

ということで、調べてみたところ

ポジティブ
(英 positive)
1 〔形動〕 積極的であるさま。肯定的であるさま。
2 〔名〕① 写真の陽画。ポジ。また、像。
意味説明
態度や考え方が積極的である様子

意味説明から読み取るに、基本的にポジティブという言葉は「積極的に」という意味で用いられ、その延長線上に「肯定的に」という意味がある感覚でした。
自分から積極的に楽しいことや幸せを探したり、不安な中でも積極的に良い側面を考えたりして自分を高めていくようなそんな言葉に見えますね。

ただ…誰もがどんな状況であっても常に積極的に良い方向に物事を考えることって難しいよなあと思いました(笑)
ポジティブという言葉に少し押しつけがましい側面を感じる人もいるのではないでしょうか。

では良い方向に物事を考えることができない状況にある時はどう考えればいいのか。
ズバリ、無理してポジティブに解釈しようとしなくていいのです。
「あの人が許せないー--!!!」と考えている人が
「ダメダメ、ポジティブで居なきゃ!」なんて考えたとしてもそれはもはやポジティブな感情とは言いにくいですよね。悪い感情の上にただ蓋をしているだけに見えます。
だから、つらいことや許せないことに関して積極的に良くとらえようとしなくて大丈夫です。どす黒い感情だとしてもあなたの中に確かに存在していると認めてあげてください。それこそが「肯定する」ということです。

肯定するとは全てを正しいことだと認識し、イエスと声を上げることではありません。ダメな自分も「それで良いんだ」と認めてあげることです。
自分はどう感じているのか、自分の気持ちにちゃんと向き合ってあげるだけで不思議なほど傷は癒えていくものです。
人のことを悪く言っちゃダメだとか、親切心でしてくれたことには心の底から喜んであげないとダメだと思ってしまうと、良くとらえることができない自分を自分自身が否定してしまっていることになります。

もちろんいつも笑顔で優しく居られることに越したことはありませんが、あなたも僕も人間ですから人に嫉妬したり、羨んだり、愚痴を吐いたりすることもきっとあります。
だからどうかそんな時、あなただけは自分のことをダメだと否定せずに「こう思ってしまうのも私」と受け入れてあげてください。ぜひ肯定してあげてください。

ポジティブでいることはとても大事ではありますが、どうもそういう気になれないなという時はぜひこの「肯定する」ということを意識して取り入れていただけたらなと思います。
あなたのこれからがまた一層幸せに満ちたものになりますよう心を込めて。

※今回イラストはminatsu様より拝借させていただきました。
https://twitter.com/minatsucat

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