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好きなことがいつの間にか仕事になっていたんです
タイムカプセルに「15年後の自分へ」などと題された未来の自分への手紙に
「未来の私はお花屋さんになっていますか」とか
「将来の僕は野球選手になってホームランをたくさん打っていますか」とか
書かれているのをよくドラマなどで見聞きしますが、子供の頃のあなたはどんな夢を持っていましたか?
何も夢がなかったという人はかなり少ないのではないでしょうか。
僕は学生時代に次々とやりたいことが変わり、体操や野球、テニスなどいろんなことをしてきましたがどれも長く続くことはありませんでした。やってみたいなという気持ちから始めてみたものの、しばらく続けていると楽しく感じなくなり、そのうち飽きてやめてしまうんです。
ですが、なかなか継続することができなかった僕が唯一没頭していたのがカラオケでした。
テスト期間中にも関わらず勉強する時間を削ってまで友達とほぼ毎日カラオケ店に行っては歌う日々を送っていました(笑)
当時はそれがお仕事になるとか、誰かを元気づけるだとか考えることなくただ歌うのが好きで歌っているだけでしたが、ありがたいことに今はアーティストとして歌を歌ったり、曲を作ったりして周りの人たちに支えられながら音楽をしています。
もちろんただカラオケで歌っているだけでここまで来れたわけではないですが、自分が好きだなと感じることを全力で楽しんできた結果なのかなとは感じています。
「やりたいことがなかなか見つからない」という人は一歩踏み出して一度体感してみてください。頭の中でやりたいことは何だろうと考えていてもやりたいことは見つかりません。
子供の頃にやりたいことやなりたいものがたくさんあったのは、なんでも実際に触れてみて、体感して、自分はこれが好きだなあと実感していたからなんです。
大抵の人は手が汚れるのが嫌だから、雨でぐちゃぐちゃになった砂を使って泥団子を作るなんていうことは考えません。
ですが小さな子供たちは「とりあえず」作ってみるんです。そこに意味はないかもしれません。
作っているうちに飽きてしまったらそれはそれ。だけど泥団子を丸めれば丸める程球体になって、その上に濡れていないさらさらの砂をかけるととても綺麗に仕上がることに感動を覚えると、気づけば何層も何層もその工程を無心で繰り返して、いつの間にか泥から作られたとは思えないくらいの大きくて綺麗な団子が出来上がっていたりするものです。
「やりたいこと」はそのようにしてできてくるんです。
趣味でも仕事でも基本は同じ。
あなたの好きなことや気になるものをとにかく書き出して、そのひとつひとつを頭ではなく体で体感してみてください。
いつかあなたの本当にやりたいことが見つかるかもしれませんし、
見つからないかもしれません。
ですが挑戦したことが無駄になることはまずありません。
たとえ続かなかったとしても新しい体験を得ることで話のネタになったり、新しい可能性が見えてきたり、他の体験と比較して楽しいことがより楽しいと感じたりすることもあります。
人生というのは本当に何が起こるか分かりません。
自分の気持ちに素直になって行動し、あらゆる人に愛を持って接していると
自分では想像もしない程のチャンスや出会いがきっと舞い込んできます。
何よりもまず、あなたはもうすでにあらゆるものに満たされていること、
やりたいことを実行に移すことができることに感謝をもって今日を過ごしてみてくださいね。
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