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友人たちに送ったクリスマスカードの本文より(遅ればせながら年末年始のご挨拶)#みなさまへ


クリスマスカード本文より抜粋

 みなさま、お元気でしょうか。      2024年12月

 2023年末に語学学校を辞め、日本語教師は事実上の引退。収入を補うため、介護ヘルパーの時間数を増やしました。
 そして、かつて所属していたライター集団(海外書き人クラブ)に復帰。2024年は年明け早々、いくつか案件を頂き、張り切っていた……のですが。

 春先に一件、書いては指摘され書き直し、をさんざんくり返していた原稿が、結局ボツに。今ここに詳しく書いてもしょうがないので略しますが……しばらくは、やる気を失くしていました。

 その後、「介護ネタ」でコラム連載できないかと、あちこち売り込んでみました。が、それも結果が出ないまま頓挫。

 そんな中。5月に、精神科医の樺沢紫苑氏が主催する「Web心理塾」というコミュニティに加入したことで、流れが変わりました。

 Web心理塾の主な目的は「自分の道を究めてインフルエンサーになること」です。SNSでの情報発信、講演会開催などの過程の中に「本の出版(ここではビジネス書)」もあるとしています。
 言うまでもなく私は、インフルエンサーを目指していないし、SNSでのフォロワーも少ないです。が、編集者とお近づきになりたい一心で、入塾してしまいました。

 そこではまず、アウトプットすること、具体的には「記事を100本書くこと」を言われました。
 以前からブログは書いていて、おそらく100記事以上ある私ですが、確かにそれら育児ネタの記事をまとめて自費出版した経験があります。
 そこで、これを機会に、今度は介護ネタで挑戦してみました。

 そんな訳で、5月より「スイスで介護ヘルパーやってます!」を noteにて発信しています。過去にお世話させて頂いた、思い出深い入居者さんたちのエピソードを綴り、合間にはスイスの介護事情や職場事情なども織り込みました。

 これが意外に楽しく、休日や出勤前にどんどん筆が進み、12月現在で9人の入居者さんの話を書き終えています(ひとつひとつが長いので、30回に分けて掲載)。フォロワー数はまだまだ少ないものの、反応をもらえるのが嬉しくてたまりません。
 介護の仕事は日本で不人気ナンバーワンだそうですが、そんなマイナスイメージを持っている方に、ぜひ読んでいただきたい! ネタは、まだまだ尽きません。

 そして7月。Web心理塾にて企画書コンペが開催されました。なんと、ある出版社の方が、私の介護ネタ本の企画に興味を持って下さったのです!
 が、やはりこのままでは、ビジネス書としての出版は難しいとのこと。現在は保留となっています。当面はコンテンツの執筆に集中するとして、出版についてはまた来年考えたいと思います。
 

 ということで、一銭にもならない作業ではありますが、楽しみながら書きつつ、介護の職場ではネタ集め。そして日本語教師としては、プライベートレッスンを細々と続けています。
 このように2024年は、仕事のストレスなしに過ごすことができた1年でした。もちろん収入は減りましたが、貯金があるので当分は大丈夫です!
 

 さて、話題は変わって家庭面。
 ルッツェルンのホテル学校に通う娘ですが、2学期のプログラムはレストランで研修なのです。それがなんと、バーゼルのレストランを選んでくれました! ということで2月から11月まで、思いがけず娘と同居することができました。

 帰宅はいつも真夜中と、過酷な職場で、よく頑張ったと思います。家事を手伝ってほしいという私の願いは、ほとんど叶わず。それでも休日にはじっくり話したり、二人で旅行したり。時には娘のアドバイスにうなることも。なんだか、大人の付き合いになってきました。

 12月より、再びルッツェルンにて学業に励む娘は、今度こそ、いつ戻ってくるかわかりません。

……またひとり暮らしかと思いきや、実は秋に急展開があり、来年は心機一転、新たな地での生活をスタートさせる予定です。
 
 また、お知らせします!
 
 

私のクリスマスカードについて


 友人の間ではおなじみですが、私はかれこれ20年以上「クリスマスカード」を商売がかって送り続けています。

 始めは私も、いわゆる「年賀状」を一枚一枚手書きで書いていたのですが。あるとき、ある友人が、文章をハガキに印刷して送っているのを見たのです。そうか、私も同じ文面をみんなに送り、一言手書きで添えるスタイルにすればいいんだ!

 その頃はもう欧州に住んでいたので、年賀状からクリスマスカードへと自然に移行していきました。これだと喪中の方にも送れるし、12月中であればまあいつでもいいというゆるさがあって、私にはやりやすかったので。

 というわけで、A4の紙にパワーポイントで作成しています。その年に起こったことを文章にまとめるのですが、それが年を追うことに長文となり、配色や配置、フォントも工夫するようになり、写真もますます増えて、もはや収拾がつかなくなってきました。

 生きていれば、友達はどんどん増えるものです。何年か反応のなかった人には送らないようにしているのですが、それでも毎年70人以上の世界中の友達に送っています。私の友人が、これまた国際的な人が多く、徐々に各国へと散らばっていった結果です。

 最近では12月はじめに一週間の休暇をとり、集中的に作業しています。発送の準備ができたら、国境を越えてドイツまで行き、ドイツの郵便局から送っています。なんせ数が多く、スイスから送ると郵送代がバカにならないので。。。(ちなみに私の住むバーゼルは、国境の街。フランスにもドイツにも、交通機関を利用して30分程度で行けます)。

 お返事がもらえるのは非常に嬉しいのですが、最近ではもらえる確率がとみに下がってきています。
 ところが。何の反応ももらえなくなっていたので送らないでいた人から、いきなり「毎年楽しみにしているの!」と言われたりして驚きます。
 どうやら、郵便で季節のご挨拶をするのは、世界中ですたれつつあるようなのです。だからこそ「手書きのカードなんて新鮮で嬉しい」らしい。
 なので、これからもずっと続けていくつもりです。

 ただ、もらって嬉しいお返事も、そのまたお返事をしようとすると、クリスマスを過ぎても年が明けても引き続き作業に追われることになってしまいます。
 なので最近は(緊急の場合を除き)そのまたお返事は失礼して、また次のクリスマスカードの際に書くようにしています。

来月、チューリヒに引っ越します


 最後になりましたが。クリスマスカード本文の末尾に書いた、「急展開」「新たな地での生活」について。
 カードを受け取った友人らから「どういうこと!?」との問い合わせが相次ぎ、対応に追われております。

 なあんていうのは冗談で、実際は忙しさにかまけて、質問にまともに答えず、お返事を後回しにしてきました。本当にごめんなさい!
 この場を借りて、大変失礼していたことをお詫びいたします。

 長くなってしまったので、引っ越しについてはまた近日中に書きます。もう少々、お待ちください。

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平川いく世
神奈川県→イタリア→英国スコットランド→スイス。引っ越し回数30回以上、転職も30回以上(バイトを含む)。趣味は読むこと書くこと、ウォーキング、ヨガ、旅行、折り紙、ピッコロ。現在はスイス・バーゼル近郊に住む。