ゴール設定の極意
前回の「コーチングの術式」に「ゴールは現状の外側に設定する」と書きました。ですが、現状の内側にいる自分から外側を見るのはとても難しいのです。だからコーチが必要といったらそれまでなので(笑)、今日は少しコツを書きます。
【極意其の一】
■止められてもやりたいこと/鼻血が出るほどしたいことをゴールにする
これが一番大事です!これからコツを何個か書いていきますが、一番はコレ!どんなに条件を満たしたとしてもやりたくないことが少しでも混じっていたらやる意味がないです。
【極意其の二】
■本当に味わいたいものは何か自分に問うてみる
「JAGUARに乗りたい」、「JAGUARに乗っているのが普通な自分になる!」。まぁ、なんかやりたいことっぽい気はします。でも本当に味わいたいものって何だろう?JAGUARに乗って味わう感情。それは普通の車と何が違うのだろう?、それはもしかしたら他人からの視線によって得られるのかもしれない。もしかしたらJAGUAR以外でもそれは味わえるのだろうか?など、本当に自分が感じたいものは何かを自分に問うてみる。「それはなぜか?」と最低三回は自分に聞くと良いだろう。そうすると違う角度からの答えが得られるはず。感情とは「感覚情報」なので、自分は今どんな情報が欲しいのか今一度整理しておくことが自身の価値観の発見につながる。
【極意其の三】
■社会性を入れる
二つ目は自分の叶えたいことに社会性を入れるのです。自分だけの夢にしない。「JAGUARに乗りたい」だと現状の内側なんですよ。外側に行く時のコツは「利他的なゴールの設定」です。これでグッと抽象度が上がり、現状の外側に行けるのですが、「社会を良くすること」をゴールに入れた途端に「やりたいことがやりたくないことに変わった」という場合が往々にしてあります。だからここは厚めに書こうと思います。
昨今では「自分のために生きましょう」という風潮がすごいですね。親のためでもなく、子供のためでもなく、「自分のために生きていきましょう」と。「自分軸」なんて言葉もものすごい流行しましたね。「自分らしくある」。
でもその「自分」って何でしょうか?
「自分のモノ」という概念が強まれば強まるほど他者と自分がどんどん分かれていきます。
本来であれば、社会が良くなっていけばいくほど自分も同時に良くなっていくはずなのですが、そうは思えないと。社会に自分を捧げれば捧げるほどに自分の時間やエネルギーが持っていかれて、私が疲弊していくと思ってしまう。
それは分離しているからなんですよね・・・(遠い目)
と言っても分かりずらいと。
では現実的な話をしていきましょう。SNSが流行りまくったおかげでみんな自分で“ビジネス”ができるようになりましたね。色んなビジネスがあります。「ヒーリング」や「タロット」、「占星術」や「ヨガ」、最後は「チャネリング」と多くの人が気軽にWSや講座に参加して、「私もこういうことを仕事にしたい!」、「リトリートで食べていきたい!」って思います。
ですが、いざ始めようと思った時に「そんな大々的に告知をしなくてもいいんで・・・」とかなってる人が多いですよ。自分がすることが人の助けになると思えない。しまいには「趣味でも良いかなって思ってます✨」と。
ウソつけっ!!
仕事する気満々だったくせに!!!
なんだかんだ理由をつけてなかったことにしてしまう。
これはね、もうマインドの設定の違いなんですよ。
「私がすることが世界のためになっているのだから世界中の人に知ってもらわないと!告知なんて足りないぐらいよ!!」。
こうならないといけない。それが、「友達に告知するのはちょっと・・・」となっているわけですよ。それはゴール設定が自分の満足だけで終わっているからなんですよね。だからゴールに社会性は入れて欲しいです。自分さえ良ければいいなんて人間にならないで欲しいですよ。僕がコーチングやり出したのはここに理由があります。ゴールなんて大きければ大きいほど良いんだから、社会性は絶対に入れてよねっ☆
あとね、周りを活かせば活かすほど自分が引き立っていくからね。そういうもんです。皆さんには憎むべき対象がいないという風になってもらいたい。あの人はエネルギーバンパイア。社会は私からエネルギーを奪うとかね。そんなのはどうでも良いんですよ。そういうものをどうにかしようとしたら対処療法になっていきます。もっと高い視点を手に入れること、ゴール設定とはものすごく高い視点で設定していくのが極意です。
【極意其の四】
■「もっとこうしたら面白いんじゃないか」と常に考える
ここからはいかに視点を高くするかということになっていきます。専門用語でいうなら「抽象度を上げる」ということ。恐怖や不安に囚われていると目の前のことしか見えなくなっていきます。そうではなくて大きな視点の獲得がとても大事です。だから一度ゴールを設定したからと言って慢心しないで、つねに、面白さに視点を当てて欲しいですね。一人で楽しむより、みんなで楽しむとかね。一人で楽しむものでも、より多くの人がどうしたら一人で楽しめるかという風に視点を持っていく。それをより面白い形でと。これが抽象度を上げるコツです。
【極意其の五】
■身体を使って設定する
頭だけで考えていても行動に移せない時がある。例えば自己啓発系の本を読んで「分かった!これでできる!」って思っても行動に移せなかったとかあると思うんですけですけど、それって理屈で理解しているからんです。つまり大脳新皮質っていう思考を司る部分しか使えてないってこと。ここを使うのは後なんですよ。その前に感情や行動を司っている大脳辺縁系を使う。いわゆる爬虫類の頃からあったといわれる古い脳のこと。ここを発火させることが大事。
それが本気でやりたい!って思うのは臨場感なんです。頭で考えるだけじゃなくて、その場にいるかのような、その時の表情や、動き、聞こえてくる音や匂いだったり、味だったりとそういうものまでも身体感覚を研ぎ澄まして感じてみる。これは座っていたらなかなかできない。立って、リアルに動いて、喋って、やってみる。そこまでシーンを想像して「あー、自分の存在が人を幸せにしている。いいなぁ」というのが出てくる。それが出てきたら初めて大脳新皮質を使ってロジックややり方を考えれば良いんです。まずは情動に働きかけるのが大切。
今回は長くなったのでこの辺で。
次回は一番大事な「自己評価」です。
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