噛んで砕こう世界遺産#0「世界遺産とは?」
どうも!
水島ひらいちの涼です!
突然ですが、私は旅行が大好きです。
毎年どこかしら、色々な場所に訪れています。
日本・海外問わず世界中にはたくさんの名所がありますね。その中には世界遺産と呼ばれるものもあり、そういった名所に行くのは非常にワクワクするものです。
この記事ではそんな世界遺産の紹介をしていきます。
観光が好きな方、地理や歴史が好きな方、世界遺産検定を受けようと考えている方に楽しんでもらえると思いますので、是非読んでみてください。
今回の#0では世界遺産そのものの説明をしていきます。長く複雑な話になってしまいますが今後の記事をより楽しめるようになる内容になっていますので、最後まで読んで頂けると幸いです。
世界遺産とは
そもそも世界遺産とは…?について説明。
Wikipediaから引用してきました。
世界遺産登録の条件
前述に世界遺産リストへの登録とありますが、この世界遺産リストに物件を登録する為に必要な条件があります。
まず国が物件を世界遺産に登録する為には世界遺産条約を締結している必要があります。そしてその締約国が自国の遺産を推薦し、その遺産を保護・保全することが義務とされています。
ちなみに日本が締約国となったのは1992年で125番目と遅めでした。現在は190ヶ国以上が世界遺産条約を締結しています。
世界遺産登録の流れ
上記の条件を満たしているだけでは勿論「はい、登録」ということにはなりません。然るべき手順を踏んで、偉い人たちがしっかり見極めます。
推薦書が提出されてから物件が世界遺産リストに記載されるまで1年半程の期間を要します。
日本で世界遺産登録を目指す際は、文化財は文化庁と内閣官房、自然遺産は環境省と林野庁によって協議をし、候補を選出しています。
その候補の中から毎年9月に開催される世界遺産条約関係省庁連絡会議でユネスコの世界遺産センターへ推薦する候補が選ばれます。
世界遺産の登録基準
世界遺産として登録する物件は世界遺産条約履行のための作業指針で定められた10項目(登録基準)の1つ以上に当てはまる必要があります。
登録基準(ⅰ)〜(ⅵ)を認められたものが文化遺産、登録基準(ⅶ)〜(ⅹ)を認められたものが自然遺産、両方の基準にまたがるものが複合遺産となっています。
世界遺産の種類
世界遺産は大きく3つに分類されます。
文化遺産にはお城や宮殿、古墳などの建造物等が該当し、自然遺産は島や森林などの大自然が該当します。2021年8月現在で文化遺産897件、自然遺産218件、複合遺産39件となっています。
世界遺産には戦争や紛争、人種差別や奴隷貿易など、人類が歴史上で犯してきた過ちを記憶にとどめ、繰り返さないよう教訓とする為の負の遺産と呼ばれるものもあります。広島平和記念碑(原爆ドーム)などがこれに該当しますね。
さらに、危機遺産リスト(正式名称:危険にさらされている世界遺産リスト)に記載されている危機遺産という遺産もあります。自然災害や戦争による遺産そのものの破壊、都市開発や観光開発による景観悪化、密漁や違法伐採による環境破壊などの重大かつ明確な危険にさらされている場合リストにあがります。
また、不動産を保護する世界遺産とは別に、口承による伝統や表現、伝統芸能や祭礼、慣習、工芸技術などの無形の遺産を保護する無形文化遺産と、書物や楽譜、手紙などの記録物を保護する世界の記憶があります。日本では、「和食」や「歌舞伎」などが無形文化遺産、「山本作兵衛の筑豊炭坑画」などが世界の記憶に登録されています。
日本の世界遺産
前置きが長くなり申し訳ございません。
次回から世界遺産の紹介が始まっていくわけですが、まずは日本の世界遺産からと考えています。
ひとまず日本の全世界遺産をここにまとめておきます。更新次第リンクされるようになります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回(#1)より日本の世界遺産、#0'にてさらに細かい世界遺産の基礎知識を紹介させて頂きます。
世界遺産検定の受験に興味のある方は是非#0'を一読してみて下さい!