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【単独インタビュー1時間】 「福島では大勢の人が被曝した」石破茂氏、脱原発について語る 

9月27日に政権与党・自民党総裁選が実施される(9月12日告示)。党総裁はこの国の総理となるだろう人物。その総裁最有力候補の石破茂衆議院議員に急遽、1時間ほど取材する機会を得た。こちらが事前に質問を送ることもなく、石破議員はその場で原発、日米関係、安全保障など幅広い分野について自説を述べた。田中角栄に見込まれて政治家になり、街頭演説を重視してきただけある。今回の原発政策についてインタビューを編集した。「エィミ・ツジモトのアメリカを読む」番外編だ。



台風10号によって取材に

 2024年9月1日日曜日。101年前に関東大震災が起きたこの日、台風10号の影響で東海道新幹線は運行停止。都内は人通りは少なく閑散としていた。
 総裁選への立候補を表明している石破茂議員は週末に地方遊説を予定していたが台風の影響で中止になった。時間が空くことが確定したため、数日前からインタビューを申し込んでいたフリーランスの国際ジャーナリスト、エィミ・ツジモト氏に急遽、取材許可が下りた。海外ではフリーランスが要人らインタビュイーに取材をし、後で掲載媒体を選ぶことはよくある話だ。

 取材には本ブログ(「ゴーストマガジン」)の運営者である平井康嗣、脱原発の活動をしている「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」(原自連)会長の吉原毅・城南信用金庫名誉顧問、「カトリック新聞」記者らが同席することになった。
 「原自連」は小泉純一郎氏や細川護熙氏ら元総理が顧問、故・坂本龍一氏も賛同人に名を連ねていた脱原発の有力組織である。また、石破議員はプロテスタント・クリスチャンでもあるが、取材内容の一部は「カトリック新聞」にも掲載される予定だ。石破議員からは「どんどん情報発信してください」と本ブログにも掲載許可を得ている。ブログジャーナルに理解を示してもらえたのはありがたい。立候補をなかなか表明せず発言にも消極的な政治家や、討論から逃げまくって知事に再選した政治家とは違うだろう。

小泉進次郎とエマニュエルのサーフィンのきな臭さ

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