平井/「ゴーストマガジン」発行人

編集者や記者やってます。 週1くらいで記事をアップします。扱うテーマは無分別。法学修士(国際公法)。フォローやシェア大歓迎、寄付やサポート大々歓迎! 共編著は『電通の正体』(金曜日)、『沖縄の基地マフィア』(七ツ森書館)、『メタバース革命』(扶桑社)など。

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編集者や記者やってます。 週1くらいで記事をアップします。扱うテーマは無分別。法学修士(国際公法)。フォローやシェア大歓迎、寄付やサポート大々歓迎! 共編著は『電通の正体』(金曜日)、『沖縄の基地マフィア』(七ツ森書館)、『メタバース革命』(扶桑社)など。

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  • 連載 エィミ•ツジモトが読むアメリカ

    日系米国人ジャーナリストが現代アメリカを政治を中心に読み解くシリーズです。 日米のバイリンガルであること、日米に拠点と情報源があり、両国の歴史に精通してある点が話者の強み。 母親が広島出身の被爆者ということもあり、戦争を起こしてはいけないと強く願い、言論活動しています。 本人は超辛口の行動力のあるジャーナリストであり、戦争と差別を許さないという一点でこのマガジンにボランティアで協力しています。 日本のマスメディアが出せない、出さない話や視点を提供していこうと話し合っており、読みやすいように対話文の形式にしています。 このような言論活動にあたたかいご支援いただければ、私たちの励みなります。

  • 仮想編集後記

    雑誌があるから編集後記は書ける。 編集後記だから書けるテクストが存在する。 雑誌はないけど仮想編集後記は書いてもいい。 だからこうなった?! 仮想週刊誌なので週イチで更新予定。

  • 連載 小田切拓に聞くパレスチナ

    ほぼ週1連載。小田切拓さんは、この20年間で70回以上、パレスチナ、イスラエルに主体的に渡航してきた。おそらく日本でもっともパレスチナに行っているジャーナリスト。とはいえ、そのうちの何十回かは取材というより、友達に会いに行ったりとか遊びに行っているらしい。パレスチナという国が潰されようとしてきた中、この連載では独自の視点と情報を伝えていく。写真は食べ物多し。(写真は西岸地区のアイスクリーム屋さんらしい)

最近の記事

兵庫県知事選、斎藤前知事になぜ支持が広がっているのか【国際ジャーナリストの眼】

兵庫県の斎藤元彦知事の失職に伴う県知事選が10月31日に告示され、投開票は11月17日と迫っている。斎藤前知事を含む史上最多7人が立候補しているが、県の百条委員会でパワハラ疑惑などの追及が進んでいる。一方、現地ではその斎藤前知事に予想外の盛り上がりを示しているという。選挙終盤戦では前尼崎市長の稲村和美氏と事実上の一騎打ちとの見方が強まっている。自民党は独自候補の擁立を断念、自主投票を決定している。そこで、関西圏在住の国際ジャーナリスト、エィミ・ツジモト氏に斎藤前知事支持が広が

    • 「自衛隊基地を米国に置く」という石破発言を読み解く 【エィミ・ツジモトが読むアメリカ⑭】 

      平井 米国の大統領選は拮抗していますが、いずれにせよ新米国大統領と日本の石破茂総理は対峙していかなければならない。その中で重要な安全保障政権について読み解こうという企画です。 エィミ そうですね。10月27日に衆議院で解散総選挙があり、自民党と公明党でも過半数割れしました。与党として過半数割れしたということでマスコミも石破茂下ろしに躍起になっています。しかし、自民党の裏金問題を争点にした選挙の結果は、岸田文雄前総理や菅義偉元総理の成績結果であり、その発表を石破がしたという

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      • 11月4日 エィミ・ツジモトさんの講演会@京都

        本ブログで米国大統領選挙リポートや石破茂インタビューを発表しているジャーナリスト、エィミ・ツジモトさんが、今週末、京都のカトリック教会で講演をします。米国大統領選前日ですね。 エィミさんは戦争をテーマに、貴重な事実を発掘し続けています。今回も731部隊や日本の少年兵について話される模様。写真や絵画の展示などもあります。 米国の力も衰え、イスラエル/パレスチナやウクライナを誰も止められない中、鋭い分析もしてくれるのではないでしょうか。お近くの方はぜひとも足を運んでください。

        • +3

          袴田事件の本の決定版が出た

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        • 連載 エィミ•ツジモトが読むアメリカ
          15本
          ¥400
        • 仮想編集後記
          7本
        • 連載 小田切拓に聞くパレスチナ
          5本

        記事

          石破茂と石橋湛山と「カトリック新聞」 【仮想編集後記#7】

          ▼編集した雑誌もないのに編集後記を書いているので仮想編集後記と呼んでいる。引き続き、新聞記事の引用で恐縮なのだが、10月13日付で記事化された共同通信の論説委員長、永井利治氏が石破茂について書いた記事に触れたい。記事の見出しは「湛山に重なる理念と歩み」だ。石橋湛山と石破茂の共通点を縦横無尽に引っ張ってくるあたりはベテラン記者のなせるワザか。 ▼共同通信は加盟社(地方新聞)に記事を配信している通信社。地方紙は全国に記者を送り出せないので、共同通信や時事通信などの通信社からさまざ

          石破茂と石橋湛山と「カトリック新聞」 【仮想編集後記#7】

          沖縄の基地マフィア 【仮想編集後記#6】

          ▼後輩の野中大樹から連絡。いつのまに某経済誌の副編集長になっている。なにかと思えば、9月7日付『琉球新報』の論壇の新聞記事の切り抜きを送ってよこした。よく見ると、官房機密費の話についてである『国防政策が生んだ沖縄の基地マフィア』が引用されている。この本は私と野中の共著だ。2015年に書いた本が今もサイテイション(引用)されるとはうれしいことだ。ちなみに引用文は野中が取材した部分やんけ(苦笑)。 ▼この本は主に沖縄県北部の名護市を取材したものだ。名護市は普天間基地(宜野湾市)の

          沖縄の基地マフィア 【仮想編集後記#6】

          疲弊してきたアメリカ人【エィミ・ツジモトに聞くアメリカ⑬】

          自民党総裁選も終わり、次に日本に大きく影響を与えるのが米国大統領選挙だ。米国内の報道・政界関係者と日々、情報交換を欠かさない国際ジャーナリストのエィミー・ツジモトさんに、アメリカの今について聞くシリーズの13回目。引き続き、大統領選を中心にアメリカを読み解いていく。(約5000字) 平井 10月1日夜(米国現地時間)にCBSテレビで米国の副大統領候補のテレビ討論をやりました。共和党とのJ.D.ヴァンス上院議員(40歳)と民主党のティム・ウォルツ・ミネソタ州知事(60歳)の対

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          疲弊してきたアメリカ人【エィミ・ツジモトに聞くアメリカ⑬】

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          政治の話ばかり【仮想編集後記5】

          ▼9月1日に実施した石破茂・現総理のインタビュー以降、自民党総裁選にこのブログは振り回された。石破茂は7条解散否定派だが、10月9日に衆議院を解散する予定だ。この点について石破に対して本ブログが批判的な立場をとることに変わりはない。が、9日からのASEAN外遊や1月の通常国会など、岸田内閣のときに政治日程はかちかちに決まっていたようなもので、解散するならこの時期しかなかったとされる。岸田の”置き土産”だ。 ▼庶民の本音を代弁しているつもりの週刊誌やタブロイドは、石破について共

          政治の話ばかり【仮想編集後記5】

          石破茂が「正論」を貫くならば年内解散はないだろう

           石破茂衆院議員が自民党の新総裁に就任した。ステイクホルダーたちの関心は、政策、党内人事、衆議院の解散、組閣人事だろう。  まず、政策についてだが、これは報道によって既報だ。目玉は防災省か。  党内人事についてがもっぱら直近の関心事。すでに続々とニュースが流れている。次期選挙を絶大な権力で仕切る党幹事長。この人事がもっとも注目される。高市早苗衆院議員などの名も上がるだろうが、石破茂の推薦人代表である岩屋毅衆院議員の処遇が個人的には気になるところ。  組閣人事については総理

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          石破茂が「正論」を貫くならば年内解散はないだろう

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          袴田巌さん再審無罪判決。それでも検察は控訴するのか

           9月26日、袴田巌さんを被告とする静岡県一家4人殺害事件の再審裁判で、静岡地裁は袴田さんの無罪判決が下された。裁判所は捜査機関の証拠捏造、非人道的な取り調べなどで自白は獲得されたなどと指摘。捜査機関の全否定である。  今後の焦点は検察の控訴。検察が控訴しなければ一審で無罪判決を確定するのだが、過去の再審事件を見ても控訴しない可能性は高い。このあたりはNHKの解説が詳しい。 袴田巌さんの支援団体はこちら。    袴田さんは元プロボクサーだった。当時ボクサーは差別されていて

          袴田巌さん再審無罪判決。それでも検察は控訴するのか

          高市早苗はあの新興宗教の信者なのか、もう一度検証してみた 

          旧統一教会がいなくなった自民党。創価学会=公明党はさておき、新興宗教との相互依存関係はどうなっていくのか。  自民党総裁選(9月27日開票)で、高市早苗経済安全保障担当相が急浮上した。目下、石破茂元幹事長、高市、小泉進次郎元環境相の三つ巴、場合によって石破と高市との決戦投票という見方も出ている。 安倍政治を踏襲する高市早苗  石破茂、小泉進次郎についてこれまで触れてきたこともあり、今回は高市早苗(小選挙区奈良県2区、9期)について見てみよう。  高市は総裁選告示前に自民

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          レバノンでヒズボラのポケベルが爆発して死者が、9月末の国連総会はどうなるのか 

          レバノンでヒズボラの通信機器が爆発して9人が死亡、2700人以上が負傷した。イスラエルとイラン・親イラン組織の緊迫が深まる中、9月26日の国連総会では、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナのアッバス議長が演説をする予定というタイミングだった。ヒズボラへのテロの背景は? 本サイトでパレスチナのインサイドレポートをしてくれている、中東情勢に詳しいジャーナリストの小田切拓氏に聞いた。 平井 いきなり、ヒズボラと言われてもなんのこっちゃとなるので、まずヒズボラについて簡単に説明し

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          石破茂、国家と人権について語る 【続・1時間単独インタビュー】 「満蒙開拓団の悲劇はもう一度リマインドしなければならない」

          2024年9月1日、総裁選告示前に石破茂衆院議員をジャーナリストのエィミ・ツジモトらと1時間のインタビューを実施。テーマは原発、安保など幅広い分野に及んだが、そのうち国家と人権に関する3分程度の発言を動画を添えて記録しておこう。(平井)  石破茂は曽祖父であるポール金森の代から続く4代目のプロテスタント・クリスチャンである。ちなみに麻生太郎はカトリック。歴代総理にキリスト教徒は多い。  熊本で暮らしたポール金森らは「熊本バンド」という若手信仰集団を設立。「熊本バンド」によっ

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          「なぜガザなのか」の訳者であり、著者の小田切拓さんと早尾貴紀さんのトークイベント! 10月6日16時から、東京・高円寺、参加費1000円、定員20名。日本でもっともパレスチナに行っている、もしくは深い分析をしていると言われる両者が顔を合わせるのは半年に一回くらいだと思います。

          「なぜガザなのか」の訳者であり、著者の小田切拓さんと早尾貴紀さんのトークイベント! 10月6日16時から、東京・高円寺、参加費1000円、定員20名。日本でもっともパレスチナに行っている、もしくは深い分析をしていると言われる両者が顔を合わせるのは半年に一回くらいだと思います。

          ガザはイスラエルにつくられた 小田切拓さんに聞く「教科書には載せられないパレスチナの話」

          20年間で70回以上、パレスチナ・イスラエルを訪問しているジャーナリストの小田切拓さんに聞く連載。今回のテーマはガザだ。2023年10月7日のガザ蜂起からまもなく1年が経つ。2005年以前からガザに注目して、ガザの変化と破壊の様をリポートしてきた小田切さんにその変化から、イスラエルがガザで何をしているのかを聞く。ガザがわかればパレスチナ・イスラエル紛争が見えてくるーー。(8600字) 平井 パレスチナ問題はある程度、歴史的な前提知識が必要なので前置きの超簡潔に説明をしてもら

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          小泉進次郎の実家に資金力はあるのか? 結局、根拠が曖昧な記事を読み解く

           上記の「デイリー新潮」は小泉進次郎が、小泉家の資金力を用いてPR会社を使っているのではないかと報じていた。興味深い記事なので2つのポイントについて考えてみたい。 PR会社は電通ではない?  まず進次郎が使っているPR会社は電通かと思ったら違う会社名が挙げられていた。ただこの会社が使われているのは過去ベースの話で推測だ。  なぜ私が電通か思ったかというと、まず、環境省と電通は福島原発事故PRに関連して密接な関係にあるからだ(もちろん復興庁や経産省も関係はある)。  

          小泉進次郎の実家に資金力はあるのか? 結局、根拠が曖昧な記事を読み解く