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私が自分の事をイタいと思う5選
私はイタいヤツだと思われたくないので、物事を慎重に進めるところがあります。イタい人を見ると「うわ〜!この人イタいな〜!」と思ってしまいます。私自身はイタく見えることがイヤなんです。そんな風に思って仕事もして来ましたし、SNSでの発信もして来ました。
でも最近、noteを投稿した直後にいつも思うんです。「お前イタいぞ」と。
実はnoteで書く文章もイタくならないように気をつけて書いています。そんな風な言い回しをするべきかどうか逡巡することも多いんです。でも、ほとほと気がついたんです。
私はもはやイタい場所の中で逡巡してるだけなんじゃなかろうかと。
どの言い回しにしようが、もはや関係ないんじゃなかろうかと。どの言い回しにしようが、「すべての道はイタいに通ず」。コンセプトそのものがイタいから、何をどうしようがイタくなってしまうのです。
私が私自身をイタいと思うポイントは5つあります。
1つ目が、本音を書きすぎていることです。本当に常に本音しか書いていません。本音を書いているから、大量のnoteをアウトプット出来るんだと思います。居酒屋で酔っ払って演説してるイメージですね。「オレはこう思う!」「オレの説を聞いてくれ!」「オレはここにいる!」などなど。とにかく、意見を聞いて欲しいんです。とにかく、話を聞いて欲しいんです。
52歳のおじさんがです。いや、歳や性別は関係ありませんね。私は若い頃からずっと「オレの説を聞いてくれ!」だった気がします。だから短編映画をたくさん作って来られたとも言えます。基本的にはどの短編映画も「オレの説を聞いてくれ!」ですからね。作品と言えば聞こえは良いですが、まあ「自説の表明」ですよ。こういう人ってイタいですよね。自分に酔ってる感じが。
2つ目は、啓蒙しようとしているところです。自分がやって上手く行ったことを人にも押し付けようとする傾向があります。良かれと思って書いてるんですけど、「こうすべき」「こうあるべき」という書き方をしちゃってると思ってます。ほんのり上から目線で。いや、ガッツリ上から目線のこともあります。
noteを始めた初期の頃は語尾に「思ってます」を使って、「あくまでも自分の意見ですよ」というスタンスを匂わせていたんですが、最近は専門家でもないのに断言してしまうこともよくあります。いや、断言しないと文章の展開がまどろっこしくなるのでそうしてるんですけど。いや〜イタい。
3つ目は、noteを投稿する回数が多いことです。これは1つ目の「オレの説を聞いてくれ!」に通じるものがあるんですが、正確には「オレの説をいっぱい聞いてくれ!」なんですよね。とにかく、私の意見をいっぱい聞いて欲しいんです。幼少期に親が話を聞いてくれなくてそのトラウマからの反動、とかでもありませんよ。
こんな風なので、私は映画の舞台挨拶とか講演会に呼ばれると嬉しいんです。人前で自説を披露することが気持ちいいんですよね。うん、イタいです。
仕事で忙しい忙しい言ってるクセに、「オレの説を聞いてくれ!」の優先順位は高いんです。目の前の仕事よりも自説の披露を優先するなんて、イタいとしか言いようがありません。
4つ目は、実際に会うと大して喋らないところです。noteでペラペラペラペラ書いてるんだから、実際に会ってもペラペラ喋ると思いきや、割と聞き手に徹するタイプです。「え?この人は実社会で自分の言いたいことを言えない反動で、あんなにnoteでは饒舌なんだ…」と思われているはずです。あ〜イタい。
いや、争点が絞られて話が深くなって来ると私は喋りだしますよ。「説」を披露する場が整ったら喋りたくなるんです。でも、みんなが楽しくなるような、場を暖めるようなしゃべくりは出来ません。「今まで話を聞かせてもらっていたけど、ちょっと説を披露させてもらってもいいかな?」というスタンスで話し出すヤツとか、イタすぎませんかね。絶対に二軒目に行きたくないタイプです。
5つ目は、これを言ったら元も子もありませんが、自分を棚に上げて書いているところです。「みんなこうすべきだ!」と断言していることを、自分でも実現できてない事がよくあります。ほぼ詐欺師です。イタいでは許されないのかも知れません。
そして、書いたnoteを投稿して真っ先に思うのが「今日も自分を棚に上げて書いてしまった…」という忸怩たる思いです。これ、冗談じゃなく、本当に毎回思います。私は寝る直前にnoteを書くことが多いんですが、忸怩たる思いを抱えながら眠りにつくんです。どういうメカニズムか分かりませんが、朝までグッスリ眠れます。
これが私が私をイタいと思う理由5つです。
そして、こうやって自虐的に本音を書いてしまうところイタいんです。「本音でさらけ出す事がカッコいい」みたいなスタンスがイタい訳です。いや、もうそれはいいんです。私が1歩や2歩スタンスを変えたところで、イタいの範囲内ですから。
さらにこのnoteを無料で公開してしまうイタさにチャレンジしてしまうイタさ。そろそろ「イタい」がゲシュタルト崩壊して来ました。
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