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「その人と仕事がしたい」という視点

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関連して、私は前から気になっていたことがあるんです。それは私にも深く関わることでもあるんですが。

「カメラを買ったから明日からカメラマンだ」とか「ミシンを買ったから明日からデザイナーだ」みたいなカジュアルさも気になるところなんですが、5年や10年の下積みを経て、技術や知識は申し分ない人たちがいます。

いやしかし!

技術や知識は申し分ないのに仕事が無い人たちがたくさんいるんです。「仕事が無い」というのは極端な言い方なんですが、技術や知識は申し分ないのに、その人よりも技術や知識が足りない人に仕事が行ってることがあるんです。

それは世の中が技術の高い人を上から選んで仕事をお願いしている訳ではないからです。私が強烈に大事だと思う要素がありまして、それは「その人と仕事がしたい」と思われるかどうかなんです。

「その人と仕事がしたい」と思わせてしまったら、技術や知識は二の次になります。その人と仕事をしたいのが最優先なので多少下手でもいいんです。私はそういう人たちを大勢見て来ました。仕事の技術としてはそれほど高くないのに、億の収入がある人たちを何人も見てきました。そういう人たちの共通点は、「その人と仕事がしたい」と思われていることです。

世の中にある仕事の97%ぐらいはクオリティの追求なんか必要ありません。カタチにしてくれればそれで十分なんです。クリエイター視点で言うと、そんなの信じられないでしょうし、信じたくないでしょうし、ケシカラン話なんでしょうが、例えば、私たちがお世話になっている病院が業界的にイケてる病院なのか知る由もありません。私たちが食べているラーメン屋が業界的にイケてるラーメン屋なのかも知りません。でも、病院ではしっかり診察してくれますし、ラーメンは美味しくて満足出来るんです。プロ対プロとプロ対素人では、見えて来るものが大きく変わります。

恐らく、デザインや写真や映像のクオリティの高い低いが分かる人は相当少ないと思います。人口の3%ぐらいの人しかそれは分からないと思います。それ以外の人にとっては、ロゴのスペルが間違ってなければいいし、写真のピントが合っていればそれでいいんです。

いやしかし!(2回目)

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1,719字
Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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