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二度目の自然史博物館

今日はグッゲンハイム美術館に行く予定でしたが、調べてみたら火曜日が休みでした。仕方がないから、いかにもニューヨークに来ている「絵」を求めて自由の女神を見に行こうと思いましたが、待てよと思いました。そんな事はどうでもいいと。「おぬしの心に従いたまえ」という天の声が聞こえてきたので、二度目のアメリカ自然史博物館に行ってきました。

私はですね、ちょっとアート感出してるところがありますが、好きなものは圧倒的に生き物なんですよね。一昨日に見切れなかった部分があったので、もう一度アメリカ自然史博物館に行ったんです。室温が20度を下回ることは前回の訪問で分かっていたので、薄手のダウンジャケットも持っていきました。

やっぱり細かい部分でいろいろと見落としていた部分がありました。中でも最大の見落としは生きているミツツボアリが展示されていたことですね。ミツツボアリって、テレビで見たり図鑑で知るものですからね。まさか生体がいるとは思いませんでした。しかも割とそっけない感じで。

本当に腹の中がミツでパンパンになっていてビックリしました。いくら剥製を精巧に展示したとしても、生体には敵いません。

ベルリン水族館に行った時も感じたんですが、欧米の動物園や水族館では、昆虫や両生類や爬虫類の生体の展示をしっかりやっている気がするんです。両生類や爬虫類はまだしも、昆虫を毎日同じ様なコンディションで展示するのは本当に手間がかかる作業だと思いますが、観客がしっかり驚くような展示をしています。擬態しているコノハムシやナナフシが大量に展示されてたりしますから、子供も大人もビックリしてしまいます。日本ではなかなかそういう展示とは出会いません。「え?どこにいるの?」みたいな展示が多いような気がします。

と書いていて思い出しました。私の幼少の頃の夢は昆虫園を作ることでした。動物園のレベルで昆虫園を作りたいと思ってましたね。

そして、あらためて哺乳類の剥製の展示からしっかり見直しました。生物ってものすごい多様性を持っているなと思いました。ものすごい進化と分化を遂げてんきたんだなと。哺乳類は剥製でもいいから間近で見るべきだとも思いました。

私は実はあまり哺乳類には興味がないんですが、アメリカ自然史博物館の展示を見て、ものすごく哺乳類に興味が持てました。例えば、同じ様なシカでも、荒野に住んでいたり、竹藪に住んでいたり、その生態系に合わせて進化したんだなと思うと、感慨深いものがありました。そう感じさせる展示なんです。そして哺乳類だけでも5000種とか6000種いますからね。哺乳類すごいですよ。

そんな意識のまま人類のコーナーを見てみたら、人類もすごいと思いました。人類が生み出した文化はとてつもないものがありますね。ざっくりと国別に文化の紹介をしてるんですが、上手に体系的に見れるようになっているのですごく面白かったです。

知っているようで知らないことがあまりにもたくさんありますね。下の写真はペルーのボトルなんですけど、こういうのが大量に展示されていました。もしこれが売り物だったら、多少高くても買っちゃいますね。

アメリカ自然史博物館で昨日見落としていた場所を見たあと、晴れていたのでセントラルパークに行ってみました。セントラルパークは本当にいいところでした。ここがあるからニューヨークの人たちは街の喧騒があっても生きていけるんだなとすら思いました。

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