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初めて作るショートフィルム【映画祭に選ばれるためのポイント5選】

私は20年ほどショートフィルムを作り続けてきました。そして、作ったショートフィルムが無駄にならないように、いかに映画祭に選ばれるかを考え続けてきました。今までは、ショートフィルムを作った事がある人や、映像関係者に向けて発信することが多かったんですが、このnoteでは初めてショートフィルムを作る人に向けて、どうやったら映画祭に選ばれるかのポイントを書いてみたいと思います。

前提としてお伝えしたいことがあります。

ショートフィルムというのは短い時間(だいたい30分以内)の映画の事を言うのですが、ショートフィルムを作って大金持ちになることはありません。この先はそういう人が現れるかも知れませんが、今のところ日本ではそういう人は現れていません。それはショートフィルムを作ることが文化的意義のある活動の域を出ていないからです。そこが映画館で上映されている商業映画との大きな違いです。

にも関わらず、私がショートフィルム制作に取り憑かれたのは、ショートフィルムを作って映画祭に参加することで、人生が豊かになると思ったからです。一攫千金を狙ったり有名になりたいという欲望は叶えられないかも知れませんが、一生を捧げてもいいと思えるぐらいに、ショートフィルムを作って映画祭に参加することには魅力があります。

このnoteは完全な映像の初心者に向けたものではなく、映像を作る手段や環境を持っているけれど、今までショートフィルムを作った事がない人に向けて書いています。あるいは初めてではないけれど、映画祭に何度出しても選んでもらえない人にも参考になると思います。このnoteが少しでも役に立って、みなさんの人生がショートフィルムと映画祭を通して豊かになって欲しいと思います。

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