#7 論文式試験ラスト2週間のポイント(スペース議事録)

あと少しで合格ラインなのに諦めモードの方を多くお見かけしたため、8/4(日)22時- 急遽論文生向けにXでスペースを実施しました。音声を聞く時間的余裕はないけど気になる・・・という方向けに、概要をまとめておきます。

▼音声はこちらから聞けます。

https://twitter.com/i/spaces/1RDGlyXyonmJL
最初24分ほど全体向けで話して、その後DMでいただいたご質問にお答えしています

論文前ラスト2週間のポイント

✅バランス重視

■論点・科目のバランス
武器を磨き直す。
得意なものも点検する。

■インプット・アウトプットのバランス
どちらか一方へ極端に偏らない。

暗記の詰めや点検だけでなく、本試験時のイメトレとしてアウトプットの時間を多少取りましょう。よくある失敗談として、「計算科目について、数週間テキストを眺めたり少し電卓を入れる程度だった」というものがあります。

アウトプット時意識すること
①資料の読み取り
②時間配分
③やらかし対策

✅体調について

少し無理をするとしても、本試験の前の週まで。
3日間いいパフォーマンスが出せるように。

✅メンタルについて

状況別で話します。

■あきらめモードの方ケース①
「答練等に積み残しがある・学習のブランクがある・・・」

まだ10日ほどある!
7-10日間あれば、論点1周&重要事項の暗記数回はできる。
TAC生は、58学習例一覧などを参考に、やることを絞る。

もしも来年が本命の場合でも、学習サイクルを少し立て直して本試験を迎えましょう。理論科目は、問いに答えれば、予想以上に部分点がもらえることを知ってほしいです。

■あきらめモードの方ケース②
「積み残しはないが、成績が芳しくない・・・」

まず、仮にTAC模試が本試験だとすると、大問ごとに平均素点まで達していれば合格ライン。意外とハードルは高くない。

直前答練は母集団のレベルが本試験よりも高めのため、乱高下しても気にしないこと。

■成績は良いが、不安な場合

ここまで成績を伸ばせたことに自信を持つ。慎重であることは良いが、本試験当日は胸を張って乗り込むこと。実力の80%も出さずでも受かるはず。体調を整えて、本試験へきちんと3日間行く。

■成績は良いが、マンネリ化・中だるみしている場合

回転期間に入ると、恐ろしくつまらなくなるのはある意味仕様。会計士の仕事がもう始まっていると考えて、最後あと少し、粛々とやるべきことを進めて、耐える。
これまで頑張ってきた自分のために、納得のいく過ごし方をする。

本試験と同じ曜日・時間帯に本試験問題を少し眺めて、ピリッとするなど。本試験のイメトレ。


マンネリ化した場合 理論科目の取り組み方の例
下記のとおり、数十分ごとにテーマを変えてみる。
◇重要論証の暗記(一部書いてもOK)
◇論証について、一言【即座に】出てくること(記憶のトリガー、瞬発力)
◇テキストの論点の点検、基準集が引けるかなど(パラパラ、軽めの取り組み方)
◇テキストを開く前のきっかけとして、様々使う
   計算問題を解いた後に、関連論点の論証想起
   問題集・答練からポイントや周辺論点軽く想起
   目次から想起


メンタルについては、こちらの記事も参考にどうぞ👍
短時間の筋トレもおすすめです。体を動かしながらの暗記は、定着に効果的とも言われます。


その他回答したご質問

■租税計算で突き抜けるには? →結局は基礎的な論点の正確性が勝負。

■企業法 ここから本試験までにリスクを下げるためにやれることはあるか? →論点1周と条文確認、典型を固め直すなど

■財務計算 過去の答練など、定期的に時間をかけて総合問題形式の問題は解いた方がいいか? →毎日ではなくとも、主に構造論点について数回は30分- 取り組む

■試験前日の過ごし方は? → 全科目バランス良くでなくてOK、無理はしないこと

■他校の模試で成績が△だったが、思考をプラスに持って行くには?
 → すぐに直せる課題なら見つかってラッキーと考えて意識する、
  眼球の位置や筋トレなどでメンタルをフラットに近づける
(メンタルが完璧に整うのは難しいけれど、下がり続けないように)

■答練の積み残しについて → 8月に入ったため、何が出たか、軽く確認など

■58受験生 財務計算のメンテナンス → 構造論点は注意 個別論点はテキストベースでちょこっと短答アクセスや過去問集などでもOK

■午前科目が免除の場合、午後から着席すればいいか? →はい、大丈夫です。


最後に

以上、走り書きですが、参考になれば幸いです。
やらなきゃいけないこと、やった方がよさそうなことは際限なくあるはずですが、その全てをやり切るには、時間や体力の制約があります。

「自分がやれることを、その時々でやり切った」という自信を持って、当日頑張ってきてくださいね。
試験中に使う武器を揃えて・磨いて、あとは聞かれたことに答える「素直さ」で勝負です。

本試験期間は、おそらく3日間、朝に東京会場近くの下高井戸方面に応援で立っています。見かけたらよければ声掛けてください~

予備校問わず、皆さん健康で充実した直前期となるようにと願っています。健闘を祈ります!


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