音読チャレンジが終わって1ヶ月、Aさんのその後
今年の春から、何人かの生徒さんに声をかけて30日間音読チャレンジを行いました。私自身も音読をずっと続けていますが、今では125日目に突入し、生活の一部になりました。
このチャレンジの隠れた目的は、学習の習慣を作ることでした。
この日のnoteで書いたAさん(欧米系)は、長い間ひらがなの習得に苦戦していました。そこで、音読チャレンジを始めた時から最初に誘いたかったのはAさんでした。彼女を1ヶ月ほど遅れて誘いましたが、30日間毎日コツコツと続けてくれました。
それまでは、日本語に触れる時間が1週間に1-2時間程度だったため、ひらがなもなかなか彼女の長期記憶に定着しませんでした。宿題を出しても、できないことが多かったのです。しかし、音読チャレンジを始めてから毎日私に音声を送ることを30日間続けました。私は毎日その音声を確認し、「👍」を送るだけでした。
そんなAさんはチャレンジを始めるとすぐにアクセルを踏み、上達が早かったのです。30日が終わると、ビフォーアフターの差が大きく現れました。
30日間が終わっても、Aさんは忙しいスケジュールの中で自分で決めたことを続けています。宿題もきちんとこなすようになりました。チャレンジを終えた後も続ける人、続けない人に分かれますが、チャレンジに参加した人たちの9割は続けています。
音読自体を続けていなくても、セルフスタディを続けているのです。宿題とは別に自分で分析したり、私に相談したりしてセルフスタディを継続しています。そのため、音読チャレンジの後では大きな変化が見られ、思いつきで始めたこのチャレンジが本当に良かったと感じています。グッジョブ、私。
Aさんの職場には時々日本人のゲストが来るらしく、仕事でも少しずつ日本語を使うようになってきたそうです。もっと日本語を使えるようになりたいという思いも湧き上がっているとのことです。今後の彼女の変化も楽しみにしています。