【じーじのボヤキ】 英語を話せる・話せないの前に話のコンテンツは大丈夫?
(ばーば) じーじは英語ができるんだから孫に英語で話しかけてやって!
(独身長男)じーじのベリージャパニーズな英語なんかを覚えさせたらだめだよ。英語のユーチューブを見せればいいんだよ。
(じーじ) 人の英語を失礼な言い方してるな?
息子が言うように、なかなか巻き舌で上手な英語を話すのは無理な話で、前回、恥かき英語を紹介したとおり、今更上手くはなれないし😭
「ちゃんと通じればいいんだ英語は」と強がってはみたものの、ネイティブな英語に慣れた方が孫にはいいよなあ。
じーじは、英語が得意だから海外駐在になった訳ではありません。
英語や国語が嫌いで、数学と物理が得意だったので大学は理系を選択したように、英語は苦手でした。
駐在間もない時は、英語に対する苦手意識から気さくにアメリカ人が話しかけてくれるのも嫌で、ジャパニーズスマイルで、ごまかしていました。
話すためには、まず「聞き取れない」といけません。
なにせアメリカンイングリッシュは、早口英語で省略形が多い。
I am going toなんて話してくれる人は一人もいない。
"I'm gonna" がさらに縮まって、最近では"ima" ですよ。
しかし、英語人だけの中に入ってしまうと、日本人は、大学の2年間を入れると中学1年から8年間も英語を習っているので、早口英語に慣れてくるとだんだん聞き取れるようになってきます。
半年もいると聞き取れるようにはなるものの、じーじ世代の次なるハードルは、外国人慣れしていないので、英語を喋る米国人への気おくれがありました。
英語は、忖度日本語と違って、Yes/Noが明確なロジカルな言葉です。
ロジカルな言葉を話す相手が賢そうに見えて気おくれしてしまうのです。
ところが、これも1年くらいたつと、「あれ、結構俺って賢いじゃん」と思える瞬間が来ます。英語で相手をロジカルに論破できた瞬間から、気おくれがなくなり、英語がどんどん口をついて出てくるようになりました。
キラーコンテンツを持っておくといいよ
今のZ世代にも外国人に対する気おくれなんてものがあるのかどうか、じーじは知りません。
しかし、noteを読んでいると、せっかく留学しても日本人だけでたむろしているのを見かけるといった話も出てくるので、状況は昭和のじーじの頃と変わっていないのかもしれません。
気おくれ解消のためには、日本人でたむろしていないで相手の懐に飛び込まないと駄目です。そのためには、相手がノリノリになって聞いてくれるコンテンツを持っておくことが重要です。
米国人は、歴史の短さがコンプレックスなので、自分たちの国の歴史を大切にしますし、日本の歴史には大変興味を示します。
コンテンツに深みがなく、Say Helloが言えて世間話が出来たところで尊敬はされず、信頼関係を築く上でも世間話以上のコンテンツが必要です。
自分の国の歴史くらい語れるようになっておくことをお勧めします。
じーじが米国人との会話のつかみに使ったネタは、「あなた方米国人は、US$が自国通貨なのでReserve Currency(基軸通貨)としてのUS$を考えたことがないと思うのですが、話を続けていいですか?」とドルの話題です。
「100ドル札の製造原価はいくらか知っていますか?」と聞くと、興味津々で聞く耳を立ててくれます。
「原価は30円。原価30円で刷った100ドル札を外貨準備(リザーブ)と称して使わない国があるとしたら、30円の原価の製品を10,000円で売って、9,970円の売上総利益が上がる商品ですよね。その製造販売の国はどこだ?」
「USAか?」「そう、そのとおり! つまり、世界で一番儲かる商品US$を持っている最強の国が米国なんじゃないですか?」と英語で話すと、「考えてみたこともなかった!」と相手が私を見る目が変化するのが分かりました。
相手があなたのことに関心を持つようなキラーコンテンツ、日本の歴史や米国人は知らない米国の強さ、日米比較といったネタを用意しておくことをお勧めします。
それがあなたの英語上達を助けるハズです。
(孫) じーじ、遊びにきたよ。
(じーじ)いらっしゃーい。How are you doing?
(孫) 英語やらなーい。
(じーじ)今日は、長男坊も遊びにきてるから後でみんなでトランプしよう。
(孫) トランプはする。
今日は、ちょっとボヤキというよりもZ世代に「英語に慣れよう」エールを送るお話になっちゃいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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