【じーじは見た!】 後編:令和3年版高齢社会白書を見てみた⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです。
今回は、令和3年版高齢社会白書で少子高齢化の実態を確認しています。
本編は後編です。前編を読んでから読んでいただけると話が繋がります。
✅高齢社会白書はどんな構成⁉(目次を確認)
第1章 高齢化の状況
第1節 高齢化の状況
第2節 高齢期の暮らしの動向
第3節 〈特集〉国際比較調査に見る日本の高齢者の生活と意識の特徴
第2章 令和2年度高齢社会対策の実施の状況
第1節 高齢社会対策の基本的枠組み
第2節 分野別の施策の実施の状況
第3章 令和3年度高齢社会対策
第1節 令和3年度高齢社会対策の基本的な取組
第2節 分野別の高齢社会対策
全部で3章建てになっています。
前編では、第1章で使われていたデータやグラフを中心に「事実」と※「既に起こっている未来」を見てきました。
人口問題の難しいところは、少子化対策が上手くいって突然来年出生率が2を回復したとしても、それが労働力人口に効いてくるのは20年以上先だということです。
つまり、現時点までの出生率で20年先までの未来の労働力人口は、既に変えられない(移民政策の転換で移民を受け入れたら別ですよ)未来なのです。
それでも米国の老人のように満足な老後を送るためには「お金」のことを学ぶ必要があるのでしょうねえ? ともきちさんのこの記事👇が示唆してくれています。
(じーじはこの点には疎いんですよ😅 ともきちさんの出番です😊)
今回は、目次でいうところの第2章以降からトピックスを拾っていきましょう。
✅健康寿命という問題⁉
前編では「いったい何歳まで働けばいいんだよ?」という質問に厚労省は「75歳くらいまで働かせたがっているよな」と感じる記載がどんどん出てきました。
第2章の出だしには、こんなことが書いてあります。
「65歳以上を一律に『高齢者』と見る一般的な傾向は、現状に照らせばもはや、現実的なものではなくなりつつある」・・・誰にとってだよと突っ込みたくなる言い回しです。
「意欲ある高齢者の能力発揮を可能にする社会環境を整えること」
要するに75歳くらいまで働けよと厚労省は思っている訳です。
何故ならば、今の30代、40代はお金を持っていないからです。
ここで問題になってくるのが、75歳まで健康に働けるのか?ということです。
女性と男性では、平均寿命には大きな差がありますが、健康寿命は男女で大きな差はないのが特徴です。
日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、平成28年時点で男性が72.14年、女性が74.79年となっています。75歳まで働くのは結構大変です。
健康面だけでなく、数的思考力、読解力も年齢とともに衰えていきます。
さらに老害というのか頑固になる人も出てくるでしょうし、新しいことへのチャレンジ精神だって衰えていくでしょう。
こんな年老いた人を戦力として労働力人口に数えていかないと立ち行かない社会、稼がないと生活できない老人たちという未来が待っています。
じーじがこうやってnoteを続けていけば、能力の衰えを遅らせる効果があるかもしれません。頑張らなくっちゃ⁉
✅最後はエイジレスに働ける社会⁉
第3章は、75歳まで働いてもらうための環境整備について記されています。
「エイジレスで働こう!」の掛け声の下で、75歳以上は年金暮らしができるように資産形成をしっかりしていきましょうねというストーリーです。
(1)エイジレスに働ける社会の実現に向けた環境整備
ア 多様な形態による就業機会・勤務形態の確保
(ア)多様な働き方を選択できる環境の整備
(イ)情報通信を活用した遠隔型勤務形態の普及
イ 高齢者等の再就職の支援・促進
ウ 高齢期の起業の支援
エ 知識、経験を活用した高齢期の雇用の確保
オ 労働者の職業生活の全期間を通じた能力の開発
カ ゆとりある職業生活の実現等
(2)誰もが安心できる公的年金制度の構築
ア 持続可能な公的年金制度の構築
イ 高齢期における職業生活の多様性に対応した年金制度の構築
ウ 働き方に中立的な年金制度の構築
エ 年金生活者支援給付金制度の円滑な実施
オ 年金制度等の分かりやすい情報提供
(3)資産形成等の支援
ア 資産形成等の促進のための環境整備
イ 資産の有効活用のための環境整備
これらのお題目を見て「不安」に思うか「安心」を感じるかと言えば「不安」が大きいと思います。
更には、上記の項目に続いて現れるのが「学習・社会参加」のお題目です。65歳を過ぎても「学習するのかよ」です。
一生労働、一生学習のようですよ。
☆☆☆
こんな白書があるのを知りませんでした。結構勉強になりました。
じーじよりも若い今の40代後半から50代前半の方は、75歳まで働く気で今から体力・知力を鍛えていきましょう⁉
更に若い20代、30代の人は家族のこと、友人のこと、そんな狭いコミュニティーのことまでならともかく自分の住んでいる「地域」や「日本」なんて言われても「そんなの私たちには関係ない」と思っていることでしょう!
でも少し視野を広げて「ちょっと変な日本」をどう変えたらいいのかを考えることから始めましょう⁉
さあ、いつもの決め台詞で締めましょう、頑張れZ世代!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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