【じーじのボヤキ】 サイゼリヤに行こう!
(孫) 今日のお昼はサイゼリヤに行きたい。
(じーじ)サイゼリヤで何食べるの?
(孫) コーンピザ!
(じーじ)へー、そんなメニューがあるの?コーンピザなんておいしいの?
(孫) この間も食べたんだ。一人で全部食べるからね。じーじは食べたら駄目だよ。
(じーじ)そんな人のものをつまみません。じーじは、サイゼリヤと言えば、ドリアかなあ? この近くにサイゼリヤあるの?
(孫) こっちだよ。
(じーじ)よく知ってるね?
(孫) このあいだ、ママと来たの。
さて、こんな展開で今回はサイゼリヤを取り上げました。
サイゼリヤと聞くとどんな印象を持たれますか?
とにかく「安い」ですよね。
この安さがサイゼリヤ躍進のキーワードですが、単に安いだけでは今のサイゼリヤはなかったと思います。
「安い うまい 健康によい」が顧客に支持されました。
そのサイゼリヤを一代でここまでの会社にした創業者「正垣泰彦」さんをご存知ですか?
ニトリの社長のようにテレビに出てきたりしないのであまり知られていないと思います。
一代でサイゼリヤを売上1,500億円規模の会社に成長させた正垣さん、熱い人ですよ。
じーじは、この方の講演を今から20年以上前に聞いたことがあるのです。
先日、佐野眞一さんの『カリスマ ~中内功とダイエーの「戦後」』を題材に、中内功さんがダイエー王国を次世代のダイエー社員に残せなかった要因を探りました。
佐野さんがあげていた中内さんの特徴。
①強烈な自己実現の欲望の持ち主である。
②人一倍強い競争心。
③人並みはずれた努力家。
④他人や本や実践から学ぶ勉強熱心である。
⑤自己主張の強い自信家である。
⑥小成はもとより、どのような通俗的成功にも満足しない限りない革新性。
⑦人の配置と評価に対する深いこだわり。
⑧単なる雇用関係を超えた社員への教育的責任意識。
⑨商人としての美意識に反することへの激しい怒り。
この9点は、まさに正垣さんにも当てはまると思います。
サイゼリヤのホームページを見ていただくとサイゼリヤの哲学「お客様においしい料理をリーズナブルに提供する。」の「おいしい料理」とは何か?リーズナブルとはどんな価格か?ということが詳しく書かれています。
大学生の時に起業して、人様の好意で起業したにもかかわらず第1号店を火事で焼失してしまったところから①~⑨の正垣さんの素質が開花して「イタリア料理店 サイゼリヤ」に行き着いた哲学を会社のパーパスとして今でも掲げ続けています。
この理念を次代に引き継げるのか?
カリスマ正垣さんは、社長をプロ経営者の堀埜さんに託しましたが、大株主であり代表取締役会長として経営のど真ん中にいますから、今後が気になります。
(孫) たっぷりコーンのピザ!
(じーじ)ミラノ風ドリアもいいけど、パスタにしようかな?
(孫) じーじ、早く!
(じーじ)タラコスパ大盛。
(ばーば)大盛は食べすぎ。
(じーじ)えー、食べさせてよ。
健康によいものでも食べすぎはいけません。<ボヤキ締め>
サイゼリヤの正垣さんの話が中途半端になっちゃいましたね。
講演で聞いた正垣さんの話、魅力的でしたよ。
「接客をしてくれているアルバイトの方がどんな気持ちで仕事をしているか?皆さん分かりますか?」
「私は学生の時に起業しているからアルバイトの方の気持ちがよく分かるんですよ。忙しいことは店にとってはありがたいのですが、接客してくれている方はどう感じるか? ”このクソ忙しい時にまた客がきやがったよ”なのです。」
「だから経営者の仕事というのはボチボチお客さんが来る店にして、それでも儲かるしくみをつくることなんです。」
興味深い話ですよね。この続きは「じーじは見た!」(土・日の投稿)で紹介しますね。
予告編的な「じーじのボヤキ」になってしまいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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