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【じーじのボヤキ】戦争を知らない子供たちさあ⁉

じーじは、昭和35年、1960年生まれなので戦争を知りません。(体験していません。)

よく考えてみると戦争が終わったのが1945年8月15日なのでじーじが生まれる僅か15年前は戦争をしていたんですよね。

15年前と言えば、今の時代に引き直すと2006年のこと、そんなに近いことだったのかと思います。

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(じーじ)12月8日って何の日か知ってる?

(孫) 知らない。

(じーじ)学校で真珠湾攻撃の話はしてくれなかった?日本が太平洋戦争を始めた日だと先生は話をしてくれなかった?

(孫) してくれなかった。

(じーじ)そうなんだ。戦争のことは知っている?

(孫) 知ってるよ。日本はもう絶対に戦争はしないんでしょ。

(じーじ)おっ、それは学校の先生に教えてもらったの?

(孫) 違う、たぶんママ。

(じーじ)そうなんだ。ママは若いのに偉いね。それにしても最近は小学校の低学年だと戦争のことを学校では教えてもらえないんだね。戦争も遠い話になりにけりだね。

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さて、我が国が米国相手に「戦争」へ突入する馬鹿なことをしてしまったのは、一つの要因だけではないのでしょうが、結局のところ自国の強みを過大評価し弱みは無視、敵国の弱みは過大評価し強みを過小評価してしまったからだとじーじは思うのです。

そして大本営発表を疑問に思わせないように国民の思考を停止させる言論統制は戦争に突き進んだ後の現実逃避に効果的でした。

広島・長崎に原爆を投下されて1億総玉砕の局面まで負けを認めないアホな状況は言論統制と暴力・同調圧力によって維持されました。

強大な権力であっても民意に背かれたら崩れます。だから軍にとって言論統制は重要な国民支配の武器だったのです。

だから独裁者は民意に迎合する反面、自分に反対する言論には、早いうちからその芽を摘む言論統制を行うのです。

今の日本にそんな独裁者はいません。

だけど既得権益者が民意を自分たちに都合のいい方向に誘導しようとします。

みんなが「日本って何かおかしいよね?」と自分たちの弱みに目を向けようとすると既得権益者は牽制してきます。

「いやいやGDPの成長だけが幸福とは限らないよ」「コーチングなんて言っているけど昔の(パワハラ)指導者の方が立派な人が多かった」と今までの自分たちを肯定はしても決して否定はせずに「変わること」を認めない都合の良い情報が出回ります。

そして既得権益者は不満のはけ口として「仮想敵」を作り出して村八分を狙います。それが行き過ぎた状況が戦争でした。

二度と繰り返していけいない戦争。

じーじの子供時代は「戦争は駄目なんだ」「人殺しを正当化する戦争は間違っている」というテーマのTVドラマであふれていました。

じーじが大好きだったのは「どてらい男(やつ)」(西郷輝彦主演:1973年~1977年の3年半(全181回)】です。

戦争がテーマのドラマではありませんが、戦争がいかに愚かなものかを中学生のじーじに教えてくれました。

今年で開戦後80年。戦争を実体験として語れる人が身近にいたとし、終戦時に20歳だった方は今や96歳。終戦時に10歳だった人でも86歳ですよ。

もはや実体験の語り部は数少なくなり、戦後生まれの戦争を歴史で学んだ人が戦争被害者としての日本を過大に主張し、加害者としての日本を過小に語る傾向にあるのではないかと嫌な感じがしています。

語り部の多くが戦争被害者としての悲惨さを語ってくれても、加害者として戦争を語る人はもはやおらず、過小評価に陥りやすいと懸念しています。

さて、この記事を書くのにググッてみると何と関西テレビの有料配信ではありますがどてらい男の全181話が見られると書いてありました。

Z世代の戦争を知る機会としての研究材料になると思いますよ。

多様性を排除してムラ社会で果たした戦後復興、「どてらい男(やつ)に見る昭和の戦後復興史」なんて卒論テーマになりそうです。

2014年に「どてらい男捜索プロジェクト」が発足して4年掛けて全話のフィルムが揃い修復を経て2018年7月から配信が始まったそうです。

Amazon Primeで早速無料の第1話を見て感動してしまいました。

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(じーじ)人を殺し合う戦争は絶対に駄目だよね。

(孫) 絶対に駄目。

(じーじ)どんな理由があっても人が人を殺し合うことに正義はないからね。

(孫) は~い。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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