【じーじのもろもろ】ようやく政府がトヨタの理屈を支持し始めた⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
皆さんは、EVと言えば、電気自動車つまりバッテリーEVのことだと思っていると思います。これはBEV(Battery Electric Vehicle)と記述します。
BEVはリチュームイオン電池を大量に搭載してバッテリ-とモーターで駆動するいわゆる電気自動車ですが、ハイブリッド車のことはHEV(Hybrid Electric Vehicle)、PHEVはプラグインハイブリッド車(Plug-in Hybrid Electric Vehicle、PEVと記述されることもある)もEVなんですよね。PHEVは短距離はBEVとして走り、長距離はガソリンも使って充電不足の心配がない自動車です。
BEVは世界のルール形成の中で環境に良い車とされてきました。
確かに再生可能エネルギーや原発・水力発電といった電源で電力供給できる国にとっては環境に優しいけれども日本や発展途上の新興国のように現状では火力発電に依存しなくてはならない国では、環境負荷の高い自動車にもなり得ることをトヨタは日本政府に、そして世界に訴え続けてきました。
OECDが毎年発表している米ドルベースの一人当りGDPで2021年31位に落ちていた日本(韓国は22位)が、2022年はスペインやポルトガルにも抜かれ、どうやら36位あたりまで落ちたようなのです。
福島の原発事故後もアベノミクスで何となく株価も高く、給料は上がらないけれど企業業績も良くて不作為を続けてきました。
企業はひたすら給与を低く抑え人を安く雇う競争をして業績が好調だったものの大変化(コロナやウクライナ戦争)が訪れ、もろさを露呈しました。
気候変動問題に関してもトランプ大統領がパリ協定から離脱するとこれ幸いに不作為を続け、日本の屋台骨自動車産業のトップがBEV一本足は日本のためにならないと言っても不作為を続けて成り行き任せの政治を続けてきました。
しかし、急激な変化に不作為や成り行き政治はもろく、流石に36位まで落ちた先進三流国、G7から退場させられるかもしれない衰退途上国になってしまい政府も慌てています。
そんな中で、まさに孤軍奮闘、一貫して地球温暖化を止めることが目的でしょ、日本の産業をボロボロにしてBEV一本足でいくことが目的ではないでしょとと訴え続けてきたのがトヨタでした。
政府応援団がなくても、BEV一本足に警鐘を鳴らし続けました。
2年前の記者会見ですが、そのことを説明している部分にURLを合わせてあります。3分ほど聞いてみてください。👇
政治家もマスコミも教えてくれないけれど、豊田章男さんだけは、何が目的なのか、目的達成のための合理的な方法論を考えるべきだと教えてくれていました。
しかし、マスコミはこれを正確に伝えようとせず、トヨタを応援するどころか身勝手な理屈だと炎上を煽りました。本当にリテラシーの低さに呆れていました。
エネルギー転換を迫られる世界の中でトヨタは日本の雇用を守り、自分さえ良かったらいい(日本を捨てて外国でトヨタEVを作る)という利己的行動を取らず、利他的行動を取ってきました。
36位に落ちて先進三流国となって世界での発言力もなくなってきている日本の現状に危機感をもった政府がようやく官僚さんやトヨタの主張を理解しようと動きだしたようです。
豊田章男さん、頑張りましたね!
日本が沈没した方が報道価値が出るので「良い」話は伝えないマスコミに嫌気したのか、トヨタはオウンドメディアで自ら国民に語り掛けています。
NHKスペシャルを見るつもりで上記URLの1時間番組をご覧ください。👆
日本政府も世界もトヨタが言う、BEVも大事、HEVもPEVも、FCV(水素で電気を起こして充電不要な電気自動車、燃料電池車)も大事ということを支援し始めました。
そして最後は、頑張れZ世代!
☆☆☆
(感謝)
▼きしゃこく先生のしゃかせん【毎昼】でじーじの記事を紹介いただきました。きしゃこく先生、ありがとうございます。この記事は人口減少社会の到来を予見していたピータードラッカーさんが30年以上前に今の日本を言い当てていたのに日本の対応の遅さ、政治家の無作為を嘆いた投稿でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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