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すぎて草の活用

Twitterでよく見かける。
活用法もあり、~すぎて草超えて林 ~すぎて草超えて森 超えて花 など。

花まで咲かせたら天晴れと思う。

短いフレーズで簡潔にニュアンスを伝える言葉が新たに生まれ続けている現場を見つけることができてTwitterは楽しい。


でも少し前に流行った「~すぎる○○」の言い回しが、私は苦手だ。

例えば「美人すぎる議員」「可愛いすぎる女将」など。
基本的に女性対象にその外見について使われることが多かったのも食傷気味だった。

「議員にしては美人」 「女将にしては若い」 と何が違うのか。

【美人、若い】といった形容詞が真っ先にくることで注目を集めやすくキャッチーなのかもしれない。

また、「~すぎる」という言い方にある、自分の感覚を他人と同一視、共有、同じ感受性ありきで語るニュアンスもある種の安心感を生んでいるのかもしれない。

私はそれが気持ち悪い。
すぎるかすぎてないかは、私が決めたい。

天邪鬼が極まるとこうなるのだろう。

結果的にそうなったのであれ世間受け、一般向け、が気に食わない。



では、ex.「美しすぎる棋士」(許せない)と
「~すぎて草」(許せる)の違いは一体何だ、
と考えてみた。


まず草がついていること。(見りゃ分かる)
そして「草」の付け方のセンスが違うこと。

前者は固有名詞を用いて限定的に笑いの対象にする
後者は形容詞をオーバーに表現すること自体で笑いを誘っている

この違いはとても大きい。


同意を求める目的が 笑いを誘う だから許せた。

私の中で笑いは正義だ。
どんな苦境も笑いが救うと思っている。

「~すぎて花」 を最初に咲かせた人は本当にすごい。

私もそんな人生をいきたい。

最後にひと花咲かせる の本当の意味はこれだったのか!(違う




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