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文章は「基本」と「習慣」、そして「楽しむ」ことで上達する!【本まとめ】

良い文章を書くには特別な才能が必要だと思っていませんか?

こんばんは!
webライターの菊池です。

💡鹿児島県喜界島に住むwebライター
💡お仕事依頼はohmoriokme@gmail.comまで

文章力は才能ではなく、「基本」「習慣」を身につけることで誰でも磨けるものです!

中野佑一著『プロのライターが10年間で実践してきた書く力の鍛え方』では、

  • 読まれる文章を生み出すための構成の作り方

  • 書き続ける力を養う方法

  • そして文章に深みを与える素材集めの工夫

などを紹介しています。

この記事では、本書の中から私なりに大事だと思うことを抽出してまとめてみました!

「要点だけ押さえたい」
「読むか迷っていた」


という方はぜひ最後までご覧ください(^o^)


1.構成を整えて読まれる文章を作る方法


まず、良い文章の定義や文章を書く上での基礎基本をおさえます。
本書を読み進める上で前提となる要素なので、是非チェックしてくださいね。

良い文章とは、最後まで読まれる文章

前提として、本書では

「良い文章とは、最後まで読まれる文章である」

と述べられています。
良い文章を実現するための要素は2つです。

1.素材(ネタ)
2.ライティングスキル

素材は文章の土台であり、ライティングスキルはその土台を魅力的に加工する技術といえるでしょう。

素材については後述するので、まずはライティングスキルに関して解説します。
ライティングは、

構成 → 執筆

の順で進めましょう。

構成

構成は文章の骨組みであり、しっかりと作ることで「書いているうちに迷子になる」という事態を防ぎます。
また構成を先に整えると、執筆時間を大幅に短縮できます。

「構成の作り方が分からない」と感じる方は、以下の手順を参考にしてください。

  1. テーマを決める

  2. 「そのテーマを選んだ理由」を掘り下げる

  3. 掘り下げた「なぜ」はそのまま見出しとして採用できる

  4. 各見出しについて、書くことをメモ書きする

見出しに自信がないときは、見出しだけを読んでみましょう。
全体の流れが把握できるので、構成の質を高めることができます。

執筆

本書では、執筆に関するテクニックが9つ紹介されています。

① 語尾の連続を避ける。(音読すると気づきやすい)
② 結論→理由→具体例をセットにする
③ 具体例を読者に合わせる
④ 難しい言葉は使わない(読みが難しい常用漢字、専門用語、四字熟語など)
⑤ 視覚的に読みやすいようにする
⑥ 文章は「削る」ことを意識する。
⑦ 箇条書きを使う(3〜4つにまとめるのがおすすめ)
⑧ 装飾にはルールをもたせる(1種類で十分)
⑨ 理解度を深めてから書く(うまく」かけない時はスキルではなく理解度は不足していることもある)

「上記を意識すればPREP法、PASONAなどのいわゆる”ライティングの型”にこだわる必要はない」というのが作者の主張です。
型にとらわれず、文章の本質を捉えることが大切なんですね。

2.継続して書くための具体的なコツと心構え


ライティングに近道はありません!!

地道に書き続けることが不可欠です。
その上で、効果的な方法を取り入れると成果を実感しやすくなるでしょう。

ライティング上達術

  • ブログやSNSで発信する
    発信の場を持つことで、書く習慣を身につけやすくなります。人に読まれる意識が文章力を磨きます。

  • 完成後に何度も見直す
    リズムの悪さやわかりにくい例え話を修正するなど、改善点に気づく習慣が重要です。

  • 良い文章を写経する
    最低3回、同じ文章を写経しましょう。上手な文章を模写することで、表現や構成を体で覚えることができます。

さらにライティングの勉強に時間をかけすぎるのではなく、実際に書くことが大切です。
勉強だけでは成功も失敗もなくリスクを取らないため、成長が停滞してしまいます。

執筆を続けるコツ

  • 他人と比べない
    スタートラインは人それぞれ。自分のペースを大切にしましょう。

  • ハードルを下げる
    短い時間でも書く習慣を持つことで、継続が楽になります。

  • 文章で「稼ぐ」という実感を得る
    webライターなどで稼ぐ体験を持つと、モチベーションを維持しやすくなります。

1つでも良いので取り入れてみましょう!
継続するためには、自分に合った方法を探してライティングを「楽しむ」姿勢が大切です。

3.素材集めの3つの要素

良い文章を書くためには、素材集めが欠かせません。
素材とは、

① 知識
② 実体験
③ 価値観や考え

の3つを指します。
これらが豊かであればあるほど、文章に深みや説得力が生まれます。

特に、自分の趣味や興味は素材の宝庫です。
趣味を通じて得た知識や体験は一次情報になる得るため、読者にとってもオリジナル性があり魅力的な内容となります。
また、日常に刺激を取り入れることも大切です。
例えば、普段とは違う道を歩いたり、新しい場所に出かけたりすることで、気づきや発見が増えます。

さらに素材を文章に活かすには、記録を残す習慣が重要です。
気になったことや感じたことをその場でメモしたり、写真に撮ったりするだけで、後から振り返ってアイデアを得ることができます。
失敗も立派な素材です。
思いがけないエピソードや教訓として、文章を彩る要素となります。

素材を意識して集め日常の出来事を文章に変える工夫をすることで、独自性のある魅力的な文章が生まれます。

まとめ〜これで迷わない!文章力を鍛える基本ステップ

本書を通じて、良い文章を書くための基本と実践法が明らかになりました。
ポイントをまとめると、次のようになります。

  1. 構成を意識する:文章の骨組みを整えることで、迷子にならずに執筆できます。

  2. 習慣を大切にする:継続的に書き続けることで、ライティング力は向上します。

  3. 素材を集める:知識、体験、価値観を意識して蓄積し、文章に活かしましょう。

これらを日々実践することで、魅力的で読まれる文章が完成します。
ライティング力を向上させるために、今日から実践してみましょう!

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