カエルに似ている
画像を見てカエルに似ていると思った。
戦車好きなら戦車回収車だろうと直ぐに判るだろう。
砲塔部分に予備の転輪が二つが目のようでカエルぽいね。
戦車回収車というのは故障したり泥濘地等で行動不能になった戦車を回収したりする役目なのが戦車回収車である。
戦車回収車は戦車の車体を使っているものが多い。
画像の戦車回収車もそうだ。
M32 戦車回収車として陸上自衛隊では1954年より80両がM4A3E8と共に供与され、M4以外の車両を装備する戦車・自走砲部隊でも広く用いられた。
中古車両のため状態の悪いものが多いことと、空冷星型ガソリンエンジンは発火事故が多発するために部隊での運用には困難が多く、1960年代も半ばを過ぎると予備部品の調達に難を生じ、稼働率の維持に苦労したが、陸上自衛隊唯一の戦車回収車として機甲科の部隊運用を支えて活躍した。
国産の61式戦車が開発・導入されると61式の派生型として70式戦車回収車が開発されたが、予算不足のために少数生産に終わったため、M32はその後も1970年代を通して使用され、1980年をもって全車が退役した。
M4中戦車の砲塔を撤去して車体内部にウインチを増設、上面に円周状の開口部とM4の初期型のものと同じ車長用ハッチを備えた準オープントップの砲塔型戦闘室(旋回はできない)を搭載し、Aフレーム形と呼ばれる全長18フィート(約5.5メートル)の枠形クレーンを装備したもので、クレーンの起倒は基部右側の起倒ワイヤー引掛部を右起動輪外側に装備されているボビンにワイヤーで結んだ状態で車両が前/後進する事によって行われる。
クレーンは先端部に小型のAフレーム形支持脚を備えており、これを車体に結合することで後方に倒した状態でも用いることができた。
戦車を助ける縁の下の力持ち的な存在であった。
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