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火砲も激減している

日本は戦車も激減しているが、同時に火砲も激減している。
戦車部隊も激減したが、特科部隊も激減してしまった。

特科とは、陸上自衛隊の職種で、旧軍の砲兵のことである。
砲兵は大砲を撃つ兵科で、戦後創設された自衛隊では砲兵を特科と呼び兵科を職種と言う。

その特科の大砲がどんどん減っている。
師団や旅団に特科連隊があったが、特科隊になり・・・師団から方面直轄の特科連隊に編成が変わったりしている。

戦闘職種と言うは普通科、特科、機甲科で「普特機」と言われていたが特科も機甲科も減らして戦えるのかはなはだ疑問である。

ウクライナの戦争で、戦車も火砲も重要で必要不可欠なものであることは立証されたのにである。

ミサイルがどんなに優れていても、高価で数が例え1万発あってもすぐに撃ち尽くしてしまうと数が足りなくなる。
ならもっと製造すればいいだろう、製造が無理なら外国から買えばいいと簡単に言う輩は軍事オンチだ。

ウクライナの戦争では他国から戦車や火砲をウクライナは譲渡されているが、実際製造も買うことも国力的、技術的、経済的に困難だからどうにもできないのが現状だ。
動かす人員の教育だって簡単じやない。

他国も新しい戦車を製造するのに制裁ラインや鋼材を入手しても2年かかる。
戦車も装甲を作るのに時間がかかることをほとんどの人は知らない。
だから計画的にやらずにいきなり大量生産は不可能なのだ。
同時に扱う兵隊も同じで直ぐに戦えない、訓練が必要だ。

火砲も同じだ。
ミサイルが無ければ、ミサイルより安価な火砲が必要になる。
その火砲を扱う兵隊だって訓練が必要でいきなり火砲が増えても扱う者の教育訓練は必要不可欠だ。

一度失うと元に戻すのも数年かかるし、一からとなると物凄い手間暇とお金がかかる。
日本は軍事オンチな優等生が多いから・・・・現実を知るのに戦訓を学んで欲しいものだ。

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