映画「スターリングラード」
先週に引き続き、午前十時の映画祭へ行く。
札幌駅のJRタワーへ午前十時に到着、午前十時の映画祭は午前十時三十分からの上映なのだ。
今回は『スターリングラード』だ。
このタイトルで別の戦争映画もあるが、2001年公開の映画だ敵この映画の字幕の翻訳は戸田奈津子だ。
独ソ戦なのに・・・ロシア語とドイツ語の翻訳も戸田さんしたの?と頭を傾げてはいけない。
主人公のソ連兵も敵国ドイツ兵もみんな英語なのだ!!!!
後ろから聞こえるソ連の歌はロシア語、ドイツ軍ならドイツ語の歌・・・だったらさ・・・日本語で吹き替えでやったらいいのに・・・なんて思っても言いません。
映画はソ連が舞台だが、アメリカ、ドイツ、イギリス、アイルランドの合作の戦争映画なのだ。
私はビデオでしか見たことが無く、映画館でこの映画を観るのは初めてだ。
ソ連軍狙撃兵にジュード・ロウ、ドイツ軍少佐の狙撃兵にエド・ハリス。
先週の「プライベートライアン」の冒頭シーンは迫力あるノルマンディー上陸作戦であったが、「スターリングラード」は渡河作戦から始まる。
しかも銃すら持たない新兵ばかりを対岸まで船に乗せ督戦隊が檄を飛ばす。
対岸へ行くまで攻撃されやっと渡河したと思ったら小銃は2名に一丁だ。
これって今のロシア軍も似たようなもので、烏合の衆のように各地から寄せ集めた兵隊をウクライナの前線へ出している。
訓練も大して受けず不満や戦争批判したら・・・・今と変わらないのはきっと伝統なんだろう。
督戦隊が「逃げる者は撃ち殺す」と突撃する部隊の後ろに機関銃を据える。
これは共産主義の国がよくやる奴で中国も北朝鮮やっている。
銃もろくに持たないで突撃させても全滅で後ろへ退却したら味方から撃たれ、完璧に生きて還れない地獄だね。
ロシアは今もそんなやり方の戦争をしている。
形が違えど逃げたりできないからね。
市街戦の狙撃兵同士の戦いの映画であるが、気になってしょうがないのがソ連軍には女の兵隊がいて隙があるとチュッ、チュッしているのである。
女の兵隊は共産主義国は当たり前にいるし、最前線にも投入している。
実際に有名な女の狙撃手もいたからね。
朝鮮戦争の北朝鮮の女捕虜なんかもいたし、そんなことくらいしか楽しみがないとか・・・究極の慰安婦だね・・・。
主人公もそんなシーンやっていたし・・・。
男しかいない戦車の世界居た私にはなんとも・・・・。
ロシアの退役軍人の評判はそういうのもあってスターリングラード攻防戦の評価を不当に貶めるものであり、また、ソ連軍や将兵らの描写も、過度に辛辣であり実情から離れているとして、映画上映に反対したそうだ。
今回上映中に突然隣に30代くらいのごつい男が隣に座った。
全席指定席で、客は15.6人くらいしか居らず席も空いているのにわざわざ隣に・・・これが噂のトナラーかと思った。
隣の観客は落ち着きが無く貧乏ゆすりにやたらとポキポキ指を鳴らすは・・・今回も先週のように・・・。
貧乏ゆすりのせいか座席が揺れていて気持ち悪かった・・・。
映画は面白かったよ。