幼児期に外遊びをよくしていた児童は日常的に運動し、体力も高い
ちょっと強気なタイトルですが、なんとこれは文部科学省が行った調査の結果から抜粋させていただいたコピーです。
”子どもは風の子・元気な子”というようなことわざもあるほど、昔から外で遊ぶことは大切なこととされてきたように思います。
今このnoteを読んでいただいているみなさんも、「小さいときこそよく遊んだほうがいい」と言われたり、もしくは現在進行形で我が子に伝えているという方もいらっしゃるかもしれません。
近年、小学校以降で実施されている新体力テストの質問項目の追加により、外遊びと運動能力の関連性が調査され結果が報告されるようになってきました。
下図は、入学前の外遊びの実施状況と、現在(10歳)の運動・スポーツ実施状況との関係を示したグラフです。
入学前の外遊びの実施頻度が高いほど、現在の運動・ス ポーツ実施状況が高いことが見てとることができます。なお、この傾向は6~11歳のすべての年齢で見ることができます。
子どもの育ちの指標としてスキャンの発育発達曲線というものがありますが、運動をつかさどる神経系というのは6歳までに大人の約8割程度までの神経機能が発達すると言われています。
タイミングよく動いたり力の加減をコントロールしたりする、運動を調整する能力が顕著に向上する時期です。
このような側面からみてもやはり、幼児期に様々な動きや動作を獲得しておくことが生涯にわたる運動の実施状況に変化が生まれてくる一因となるのかもしれません。
どんな遊びをすればいいの?
こちらについては、以前のnoteで記載をしてみたので、よければこちらもご覧ください♪
終わりに
これから季節はだんだんと冬に向かっていきますね。
冬になるとこたつにミカンが象徴のように、お部屋でついぬくぬくしたくなってしまいます。
ですが、冬に運動する効果としては、こちらは大人向け!?かもしれませんが、”外気温の低い冬は、体温を維持するためにより多くのエネルギーが必要となり、基礎代謝が上がります。高い基礎代謝にプラスして運動することでエネルギー消費量が多くなり、肥満の予防・改善に効果的と考えられます。身体が温まって血行が良くなり、末端の冷えや肩こりの改善も期待できますよ。”と立命館保健センターのコラムに記載がありました。
風の子の子どもたちに、「外へ遊びに行こうよ!」って言われたら、こちらの効果を思い出して大人側も重い腰をあげて一緒に遊んでみるというのも楽しい冬を過ごすいいアイデアかもしれません。
ひの自然学校 ブランドバリューマネジャー
井上えっぴ
【引用・参考文献】
https://sports.go.jp/special/value-sports/importance-of-sport-habit-until-6-years-old.html
島根県運動遊びプログラム「なぜ幼児期からの取組が必要なのか」
文部科学省、平成28年度体力・運動能力調査結果の分析https://www.mext.go.jp/prev_sports/comp/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2017/10/10/1396897-5.pdf