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映画『ひらいて』

2021年10月22日公開 公式サイトはこちら

いいから作間龍斗を見てくれーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!


正直最近の作間さんの演技を見た上で『ひらいて』の作間さんを見ると演技がかたいなあと思うんだけど、そのかたさがこの『ひらいて』のたとえくんというキャラクターに合っていて、これはこれでいいんだよね。推しの色眼鏡ですけど。

映画公開前後の各々のプロモーションから、「この映画を撮るために監督になった」と公言している首藤監督の思い入れの強さをすごく感じてよかったですね、当時すごく楽しかったな。観たのはもう2年前なので当時の衝動がすごかったということしか覚えてないんだけど。

思春期の不安定さと衝動と暴走。

高一の頃からずっと片思いしていたクラスの男の子には、恋人がいた。入り込めないし彼には拒絶される。なら、「彼女」を奪えばいい。
痛々しいほどに恋と嫉妬と友情がぐちゃぐちゃになっていく…。
原作が綿矢りさなので、まあ、もう味が綿矢りさです。

主演の山田杏奈ちゃんがすんげーんだこの、主人公の愛ちゃんの「カースト上位の女子」の空気がね。うまい。そんな勉強もできて顔も良くて身だしなみにも気を遣う子が、ぐちゃぐちゃになっていくさまが。その表現として、よく手入れされていた爪がガタガタになっているという変化で見せるのは細かいけどわかりやすい描写で良かったな。
あと芋生悠ちゃんもめっちゃいい。あのクラスの片隅にいる静かな女子。友達が少なくて、愛にいきなり距離を詰められてバグってしまう感じ。それでいて芯がしっかりあるように見えて、それがまた愛の心をざわつかせる。
作間さんに関してはまじで色眼鏡が強すぎるため何言ってもアレなんだけど本当にあの人の佇まいってなんでああも、私の心をそわそわさせるのか…顔から姿形からもうなんもかんも、好き…。

映画の内容の話に戻りますけど、あの頃ずたずたに傷付いていた少女たちを肯定してくれる映画なのかな。愛ほどめちゃくちゃなのはそうそういないと思うけど。あれほどでなくても暴走したかった衝動を抱えていた人はきっといて、この映画を観てそれが解放されるような。
うまく言えないんだけどPVを見てくれとしか…。多分動画配信サイトで見れると思うので…良かったら見てくれ…。


主題歌も良いから聴いてね。
なんかあの頃のぐちゃぐちゃな少女がそこにいるので。

恋がしたい 恋がしたい 恋がしたい
さいあく

大森靖子「ひらいて」



当時描いたFA

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