見出し画像

百物語1話目「肉団子」(実話怪談)

今日の昼間、実際に我が家で起こったことだ。

昼夜逆転中の娘が、さあ寝ようと畳の部屋の布団に転がっていた。

そこは私が仕事をしているダイニングと、襖を開ければ続き間になる場所。

突然――。

「おかーさん、おかーさん! 今、幽霊見た!」

と娘が叫び出した。

「え? 今? 今なの?」

と、聞くとたった今だそうで……。

娘から見えるダインニングルームを、私が仕事をしている机へと、今、人が横切っていったと言う。

「あ、でも、人じゃない。首だけだった」

「首?」

「うん……肉のかたまりみたい丸いもの。肉団子みたいなの……」

「肉団子……」

まあ、私にはさっぱり見えないんですけどね。


このお話を気に入ってもらえましたら、ぜひ、NovelJam作品「帰りゃんせ」を投げ銭代わりにご購入願います。私の書いた怪談物語です。216円!

キンドル版など各電子書籍サイトからの販売リンクも上記にあります!

そして、チャット小説も始めました!

DMMTELLERさんでは公式作家でもあるのですが、その新作も出てます。

こちらもよろしく! 最終話まで公開されています。

よろしければ、スキ(♡)を押していただけるととても励みになります!!
スキは非会員でも押すことができます!

いいなと思ったら応援しよう!