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10月を振り返る

【結婚記念日】


東北の地震の年に結婚して11年。
さすがに自粛自粛の我が家でも、この時ばかりは久々に遊びで街に出ました。

結婚記念日にと購入したのは、高級シャワーヘッド『ミラブル・ゼロ』とマグカップ。

それまで使っていたマグカップは神戸の地震の前年の秋、神戸のポートライナー三宮駅前の出店で買ったもの。

一人暮らしにもかかわらず、修羅場のお供にと購入した3色のマグカップ(緑:ピッコロさん、白:悟飯くん、青:トランクス)。

結婚してからも使っていたが、まずピッコロさん、そして後を追うように悟飯くんが割れてしまった。残されたのはトランクス、という、『ドラゴンボールZ〜
人造人間・セル編〜』の未来そのものの流れで、はかなくなってしまったマグカップ。とはいえ、25年近く愛用していたので十分大切にしてきたし、使わせていただいた。悔いはない。

そんなわけで、そろそろ夫婦専用のマグカップが欲しくなったわけだ。

『ミラブル・ゼロ』は、夫の皮膚トラブル対策に。私も夏や季節の変わり目に汗アレが酷いタチだが、夫は通年頭皮が膿んでしまう。色々な塗り薬や飲み薬も数年試したが、どうにも経過がよろしくない。

これならどうだろう?と『ミラブル・ゼロ』を提案したものの、お値段がお値段だけに躊躇していた。(主に夫が)

久々の外出にあわせて実際に体験した結果、ふたり納得しての購入に至った。25年以上使用していたシャワーホースの替えも、おまけに頂いた。ありがたや。

マグカップは、足が痛くなるまで探した結果、理想に近いものを手に入れることができた。


【水回りの営繕工事】


高級シャワーヘッドとシャワーホースを交換するにあたり、シャワー切替ハンドル(シャワーとカランを切り替える)からの水漏れが気になっていたので、シールテープを使って水止めをした。

緊急対策用に水回りの工具は一通りそろえてある。水漏れは怖い。古い家は配管に問題があってもなかなかわからない上に、家も家財も被害が大きい。地震などの天変地異だと、すぐに業者が来てくれるようなことはまずない。自衛隊上がりの父親のおかげで、サバイバル能力はそこそこ高いと思う。

それでも25年以上そのままだったユニットの固着が酷く、マイナスドライバーとミニ金槌を使ってどうにかこうにか外して、シールテープを2ヶ所に巻き付け、元に戻した。無事解決。

百均で購入した小さな金槌は、古い家に住む人間にとって必需品。昔、京都に遊びに行ったときに、身綺麗なおばさまが小さなかわいい金槌を手に、窓格子の修理をされていて、思わず声をかけ教えていただいた。知らないうちに浮いてくる釘も、一撃だ。

25年ものの風呂場のタオル掛けも交換した。壁にネジで留まっていたプラスティックが劣化して落ちたのだ。補強したとはいえヒビが入っていたのに、カビ対策でシャンプーボトルを浮かす収納にしたのも原因のひとつだろう。

プラスチック部品が折れたタオルハンガー



元のタオル掛けはパナソニック製だったが古い規格のせいか、ネットでもコーナンでも、タイル(10cm四方)の目地で留められる長さのものがどうしても見つからず、強力な吸盤のタオル掛けに変えた。(LEC製)

活用するつもりだったネジ穴は百均のセメントで埋めた。ついでに痩せてヒビが入った目地を2列だけ、テストで補修してみた。

神戸の地震前年のリフォームの際に、ユニットバスの床で転倒してお父様が亡くなった友人がいた母が、滑りにくい床タイルにこだわり、リフォーム会社(色々とんでもなかった……)の営業マンに主婦をなめんなとばかりに啖呵を切って推し進めた風呂場のタイル。(母は専業主婦ではなかったというのに)

床はともかく壁だけは堪忍して欲しかった……。母の気持ちを優先したものの、後々自分の家になることがわかっていたら、床はともかく壁はタイルにはしなかった、絶対に。

養生が仕上げの美しさを左右する、とわかっているので慎重にマスキングテープで養生したが、目地に厚みが乗った部分にマスキングテープがかかってしまいきれいに埋まらなかった部分が出た。おかげで養生の加減はわかった。

マスキングテープで養生したお風呂場のタイル壁面
手際が良くなく、均等に埋まらなかった目地


『ミラブル・ゼロ』のおかげで、何をどうしても取れなかった目地のカビがだいぶ取れたので、余裕があれば少しずつでも目地の補修は進めていきたい。


25年どころではない風呂場の蛇口も、長年バケツに水を貯めるのに不便だったので、長めの自在蛇口(蛇腹で自由に曲げられる)に変更した。


お風呂場がなんとなくうまくいったので、次に年単位で使っていない時にも水音がしていたトイレタンクにもようやく手を出した。

トイレの止水栓も固着していて、しかも古い家なので、水道管が床から中空にまっすぐ生えている途中にハンドルがある。

振動で水道管を痛めないように注意が必要。古い水道管に亀裂が入りでもしたら、エラいことになる。KURE556を潤沢に馴染ませて、時間をおいてからミニ金槌に布を巻いて慎重に叩くことで回るようになった。

トイレタンクの中は……はっきり言って触りたくない状態だった。水を抜いてゴムフロートに触ると……ゴム表面がとろっとろになっていて、指が墨汁を塗りたくったように真っ黒になった。

内部を確認して元に戻したら問題解決したので、ゴムフロートだけの問題だったようだ。後日ゴムフロート(税込で900円程度)だけ購入し、付け替えたら全く問題なくなった。しっかりとゴムフロートが閉まる音がする。その間の水道料金を考えると、早めに対策しておけばよかったと反省しきりだ。

中身の部品一式もコーナンにセットで売っていた。税込で9000円弱だった。もしなにかトイレにトラブルが起こったとしても、問題なく対応できそうだ。


古い家に住むと、営繕能力が自然に上がります。
ちなみに力仕事と電気工事以外は、私の担当です。
(電気工事は資格が必要だから、気軽に手を出しちゃダメだよ!)

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