完璧な日
あなたは完璧な日を過ごしたことがあるだろうか。
全てが上手くいき、全てに満足した日。
そんな日を過ごしたことがあるだろうか。
私はそんな日を過ごしたことはない。
一日を過ごしていると大体何かしらが起こり、または起こすことが出来ず、全てにおいてうまくいった日というのは過ごしたことがないのだ。
今日は、通勤の電車が遅延してハラハラしたりだとか、家族と少し言い合いをしてしまったりだとか、はたまた休日なのに自分のやりたいことが出来なかったりだとか。
大抵はそういうことが一日でぽつりぽつりと起こったりする。
完璧な日など、そうそう存在しないのだと私は思う。
だが、日々に満足しているか、という観点で言えば満足している日は沢山ある。
それらは完璧な日ではないが、何だかんだあったが一日の終わりにホッと一息ついて、今日は良かったなぁと思える。そんな日だ。
逆に完璧を追い求めてしまうと、あれが上手くいかなかったこれが上手くいかなかったと、満足どころか不満が溜まってしまいそうだ。
あるいは完璧な日など存在しないのかもしれない。
勿論それを目指して行動するのを否定はしない。ただそれで一日に不満を持ち、一日の終わりに不満を感じながら眠るのであれば、それは勿体ないと思うのだ。
それなのであれば一日にどんなことが起こるかわからないが、何とか切り抜け乗り越えて、一日の最後に良かったなぁと思えるようにした方が幸せなのではないか。
或いは不格好だが、それが完璧な一日なのではないかと、そう思うのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?