日野あべし

日野あべしと申します 他サイトでも同名で活動してます 現在は短編小説、エッセイ等を投稿しています 連載小説は現在休載中… 基本的に短編小説もエッセイも短いので、隙間時間にでも是非

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マガジン

  • エッセイ

    日野あべしのエッセイをまとめるマガジンです。 エッセイを読んでくれた方の中で、他のエッセイも読んでみたいという方は是非ご活用ください。

  • 短編小説

    日野あべしの短編小説をまとめたマガジンです。 短編小説を読んでくれた方で、他の短編小説を読んでみたいという方は是非ご活用下さい。

  • 振り向いたら座敷わらし

    「振り向いたら座敷わらし」のマガジンです。現在休載中…

  • 日野あべしの詩をまとまるマガジンです。 詩を読んでくれた方で、他の詩も読んでみたいという方は是非ご活用下さい。

最近の記事

予定通りにいかないぞ!?

今日は休日だった。 久々のなんの予定もない休日だったので、前日にはあれをやろこれをやろうと考えてウキウキしていた。 結果、今は夕方である。 予定していた実家への帰省は惰眠で上書きされ、ゲームの戦略を練ろうとしていたがYouTubeの動画を見ていたらそんな時間は過ぎ、家事をしていたら結果この有様である。 1日を思い通りに過ごすのはかくも難しいものなのか…。 …要は自分のせいなのは内緒である。 そんな自分によって思い通りにいかない1日だったので、何をやってるんだ自分は…と

    • ねぇ、あべし

      ねぇ、あべし。 そう呼ばれることがある。勿論家ではあべしの部分に本名が入るのだが。 それは家族の間で、もしくは友人の間でその様に呼ばれることがある。 それはとても近しい距離感だ。 心理的にも物理的にも、距離が遠ければそう呼ばれることはない。 そう呼んでくれる相手ととても親しくて、物理的にも近くにいられる。そういった関係性が無ければそうは呼ばれない。 その関係性がどれ程自分を満たしてくれていることか。 そう呼んでくれる人の近くにいなければ、そう呼んでくれる人の心に寄り

      • 賢い付き合い

        今日SNSで繋がっている方から妻へ贈り物が届いた。 それはとても素敵なハンドメイドアクセサリーで、本当に綺麗で作った方の世界観や心がとても魅力的なのが見てとれた。 もともとその方の旦那さんと知り合ったのがきっかけでその方とも繋がり、その方が今度は妻とも繋がったという縁だ。 その方と旦那さんとの縁はとても気持ちのいい素晴らしい縁だ。 直接お会いしたりはしておらず、SNSだけでの繋がりだが、それでも妻も私もその繋がりで満たされている。 幸せな縁だ。 やり取りをしていると

        • ポケモン大好きおじさんより

          ポケットモンスター。 発売してかれこれ20年はとうに過ぎているが、今だに世界的に人気のあるコンテンツだ。 かく言う私ももういい歳なのだが、今だにポケモンで遊んでいる。 まさかこの歳になってもポケモンで遊んでいる等とは当時の幼い私も思っていなかっただろう。 今尚世界の子供達から大人まで魅了するのがポケモンだ。 当時はゲームで発売されたポケモンだが、今ではグッズ、アニメ、カードゲーム、イベント、日本の街や施設とのコラボまで、多岐に渡る展開をしている。 また原作であるゲー

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        • エッセイ
          62本
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          16本
        • 6本

        記事

          だって可愛いから!

          夏休みが終わった。 部活を頑張った奴らは日焼けで真っ黒になり、塾で頑張った奴らは塾のテストの点数の話をしたいたり、夏のオタクの祭典とやらに行っていた奴らはその思い出話に夢中だ。 俺はというと、特に話したい奴がいる訳でもなく一人自分の席でぼーっとしている。 俺はどのグループにも属さない、孤高の一匹狼…というわけではない。 属さないではなく、属せないのだ。 特別部活に熱い思いがあるわけでもなく、勉強熱心というわけでもなく、オタク文化にもあまり興味がない。 ただ広く浅く、満遍なく知

          だって可愛いから!

          自己紹介「日野あべし」

          初めましての方は初めまして。 今まで拙作をお読み頂いている方は改めまして。 日野あべしと申します。 以前プロフィールに使っていた自己紹介が古く、今の自分が書いたらどうなるんだろうと思いましたので再構成しています。 私はnoteに投稿を初めて3年程経ちました。 今現在投稿しているのは、短編小説、エッセイが主です。 長編の連載にもチャレンジしていた時もありましたが、残念ながら途中で挫折し、現在休載中です。 短編小説、エッセイはものの五分程でお読み頂けるものが多いですので、

          自己紹介「日野あべし」

          日々に埋もれる

          「ただいまー。」 「おかえり〜。お風呂沸いてるから先に入っちゃいなさい。」 いつも通り家に帰ってくる。 母さんがお風呂を沸かしといてくれて出迎えてくれるのもいつも通りだ。 俺は制服をそこら辺にほっぽり出して下着のままお風呂場に向かう。 「だから制服脱いだらハンガーにかけてって言ってるでしょ!すぐシワになっちゃうんだから!いっつもあんたはそんなんなんだから…」 母さんの小言を適当に返事をして聞き流す。 「ちょっと!聞いてるの!」 台所から母さんの大きな声が聞こえる。 「わかっ

          日々に埋もれる

          歩く

          昔はもうここで終わらせようと思っていた だが私は終わらせることが出来なかった 私の道はさらに続いた 終わらせようと思ってた道は 色々な景色を見せてくれた 透き通るような綺麗な景色もあれば 靄で辺りが隠れるような景色もあった 私はそんな景色を目の当たりにしながら 道を歩いてきた それに一緒に歩いてくれる人とも出会えた そうして今がある 今はとても辛い道を歩いている 景色もあまり良くはない ただそれでも私は もがき、足掻き、のたうちまわりながら 道を歩いている

          平坦な心

          今日は自分から招いたことだがトラブルがあり、妻も体調を崩してしまった。 私もその時どうすればいいか途方にくれた。 気持ちは不安で埋め尽くされ、心にブラックホールができたように安心を吸い込んでいった。 落ちるところまで落ちたら私の心は何も感じなくなっていた。 不安感も高揚感も何もかも一切合切がなく、ただただ何も無い水平線の上に立っているかのような気持ちだった。 この気持ちをどう捉えるか。私は考えた。 何も感じないのは、一見心が死んでしまっているかのようにも思える。 だがそ

          満足、不満足

          歓楽街のチェーン店の居酒屋で二人の男が飲んでいた。片や穏やかに、片や熱を持って話をしている。 正反対の性格をした二人だが、二人は同じ会社の同期で、同じ営業職に就いていた。性格が真逆ではあるが、不思議と二人は歯車のように嚙み合っており、昔からこうして週末には二人で飲み、語るのが決まりのようになっていた。 「だから今の俺らのポジションじゃあ満足に働けねぇだろ!」 「まぁまぁ。とりあえず落ち着きなよ。ほら、一服するか?」 穏やかな性格の男、石島は相方の山橋に煙草を一本差し出す。

          満足、不満足

          随筆【六】

          妻が寝る前に不安になってしまったようだった。 私は妻を励まそうと私の考えを伝えた。 まずは自分を労ってあげたらどう? 最初は難しいかもしれないけど続けていけば自然に労われるようになるよ。 自分に優しくしてあげて心に余裕が出来れば人にも優しくできるよ。 そんなような事を話した。 これは色んなSNSで見て、私が身につけようとしていることだった。 その言葉達は私の頭にインプットしようとしている最中の言葉で、私は合点がいく言葉だ。 それを妻を優しく手でポン、ポンとしながら話した

          果てるその日まで

          今は深夜だ。色々あって眠れない夜。目が冴え視界はとてもクリア。下手したら昼間よりも眠気がないレベルだ。 眠ろうとはしてみたのだけど、やっぱり眠れない。次第にお腹も空いてきたのでええいままよと深夜のラーメンを食べた。 背徳の味…深夜のラーメン…。 なんでこんなにも深夜に食べるラーメンは美味しいのだろう。食べた瞬間五臓六腑に染み渡る。とても私を満たしてくれた。 因みに妻の分のラーメンだったのは内緒である。 そんな罪をおかして今こうしてこの文章を書いている。 なんだかんだで深夜

          果てるその日まで

          随筆【五】

          夜妻が私の布団に潜り込んでくることがある。 そういう時、大抵は妻が不安感に襲われたりしている時だ。 私はそんな時妻の体をとん、とんと優しく手で打つ。そうするのは私はそうされると安心するからで、後で妻からそのことを聞くと妻も安心するらしい。 私はそうする時いつも自分が小さかった時のことを頭に思い浮かべる。 小さな時に住んでいたマンション。その一室。その部屋が広いかどうだったかはもう思い出せないが、たしかそこで父と2人で寝ることがあった。 父は寝かしつける時に私の体をとん、とん

          捉える

          不調。特に精神面での不調。 色々な辛いことが身に降りかかると不調になる、と一見するとその通りのように思える。 事実そういった時は塞ぎ込んだり泣きたくなったり逃げ出したくなったりする。 ただそういった辛いことと不調の間にあるフィルターのようなものがある。それは当人のものの捉え方だ。同じ事象を前にしても人によってその影響が違うのはその為だ。 捉え方というのは厄介なもので、その捉え方次第で著しく精神に不調をきたしたりする。 ただ幸いなことに捉え方は、つまらない言い方をすれば自分

          随筆【四】

          今日は穏やかな1日の始まりだった。 朝から荒んだ気持ちで過ごすことも多い私だが、今日は気候も穏やかで時間にもゆとりがありゆったりとした気分で通勤をすることが出来た。 恥ずかしながらスマートフォンの通信制限がかかっていることもあり、通勤電車の中ではなんとはなしに車窓から外の景色を眺めることが出来たのも穏やかな気持ちでいるのに良かったのだろう。 そうして私は電車に揺られていた。 今日は良い一日になりそうな予感と共に景色を眺めていた。 既に動き始めていたであろう工場地帯は特別な

          振り向いたら座敷わらし【第十六話】

          ここは公園である。今日は穏やかな天気で空には雲がゆったりと浮かんでいた。 私はその公園のベンチで一人座って目の前の様子を眺めている。 目の前では夏樹さんが手当たり次第福ちゃんを連れて福ちゃんと同年代ぐらいの子供に「この子が視えるか!」と声をかけていて、声をかけられた子供の中には「うっせぇババぁ!」なんてキレる子供がいて、それで夏樹さんが更に「なんだと!私はババアじゃなくてお姉さんだっ!!」とキレ返す始末。 最初は私もそれに混ざって夏樹さんの代わりに声をかけたりはしていたが、言

          振り向いたら座敷わらし【第十六話】