ギルティ女史の決断
あれから一週間。
私は若干焦っていた。採用結果の連絡はまだない。
ぬるっと大学を卒業し、ぬるっと就活を始めた私が受けた会社は、わずか7社ほどだった。
職種も様々で音楽関係、雑貨の開発、帽子の製造会社など、なんとなく面白そうと気になったものに直感で応募をしていた。
その中で、今まで採用通知が来たのは2社。
残るはあの「微妙〜〜〜!」という評価が下された会社からの答えを待つのみだった。
私はあの嘆きを聞きながらも、なんとなく良い返事が来るような気もしていた。というか、自分の都合のいいように想像するお気楽な性格だったため、自信があったわけでもないのに、受けた会社のどこからも良い返事がもらえるような気がしていたのだ。
そしてかかってきた電話は意外な内容だった。
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