【風呂酒日和104-2】 らくスパ1010神田〜後編〜

【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。

【風呂酒日和】〜ついでのお風呂、のついでのお酒〜｜日野笙 / Sou Hino｜note

さて、マッサージを受けなんだかすっきりした私。
サウナ行かなくてもいいかも...？なんて思っていたがやっぱり入りたくなってきた。
再び3階に上がって、身支度をして浴室へ。


今日はたまたま「サウナデー」だったらしく、サウナには癒しの香りが、そして水風呂にハッカが投入されているらしい。本日はジャスミンの香りとのこと。扉を開け中に入る。ほぅほぅ、これがジャスミン。(さっきも入ったくせにわかってない)
ぶっちゃけよくわからんというのが正直な感想だがなんだかいい匂いがしなくもない。(やっぱりわかってない)

室内は細長くてきゅっとしたL字っぽい形だが、頑張れば5、6人くらいは入れるかな？という感じ。
扉のすぐ横の壁面にテレビが設置されている。
さっきちょっと熱めかもと感じたので下段に座ってみる。
あれ、なんか…いけるかも。マッサージによって血行がよくなったからかさっきよりも全然苦じゃない。どうやら体がサウナモードになった感じ。
いいね、じゃいつも通り3セットくらいいってみようかしら。

テレビの左上に表示されているデジタルの時刻を見て大体の時間を計測し、10分くらい経ったところで一度離脱。

水風呂には人がいたので怖気づかずにキビキビするりと入る。
ひょー！きーん！でもきくー！
いいねいいね。やっぱりしっかり温まると水風呂が気持ちいい。きゅっと引き締まった気持ちになり、先程も座っていたベンチへ。

ベンチ、というか洗い場と浴槽の間にある柱のへりにちょっとした腰掛けが用意されているのだが、外気浴などの場所がないので多分ここが水風呂を上がった民たちの休憩場所と思われる。
狭いながらも必要なものがちゃんと用意されていて素敵。


そういえばさっきも思ったけど、平日の割に結構人の入りが多い気がする。ド平日の夕方前だからてっきりガラガラかと思ったのだがそうでもない。
そして年齢層もなかなか幅広い。おねえさんもいるし、おばあちゃんもいる。小さい少年を連れたママもいる。
立地もよくて色んな人が来そうな所だし、だからこそこの値段でやってけるのかもしれない。

なんて楽スパの分析を色々しながら無事サウナ3セット完了。最後に炭酸泉で〆。そろそろ母との待ち合わせ時間だ。
素早く浴室を出て再び身支度。

パウダールームは座るスタイルと立つスタイルの席が数席ほど。ノーマルドライヤーは無料、一番奥に1台だけ5分100円のコインタイマーがついたナノイーが置いてあった。綿棒とティッシュはあるけど、化粧水などのアメニティはないシンプルスタイル。


待ち合わせをしている4階の休憩スペースに行くとちょうど入口で母と遭遇。探すことなく落ち合えた。
夜は別のところで食べてもいいねなんて言っていたのが、ちょっと休憩ということで軽食を探しに2階へ。

2階には程よい間隔でテーブル席がぽんぽんと並んでいて、家族で座れそうな大きなソファもあればなんだかキャンプっぽいアウトドア風のテーブルセットや一人客用のハイチェアのカウンター席もある。
二人がけのテーブル席をゲットしつつ、注文口に向かう。
私はハイボール&選べるタパス1品がセットになった「1010(銭湯)ジャグハイボールセット」にしようと思ったのだが「ジョッキ、こちらの大きさなんですけどよろしいですか？」と店員さんが持ってきた樽ジョッキのあまりの大きさにびっくりして、TOKYO隅田川ブルーイングの飲みくらべセットに変更。樽ジョッキ、めちゃデカい。黒ひげ危機一発のナイフ刺すやつかと思った。

いや、大きいのは嬉しいんだけど、さすがにあれ飲んだらもう宴会が始まってしまう。それはだめだめ。私はマッサージとサウナでここまでの時間を使ってしまったので、まだ4階には入口までしか足を踏み入れていないのだ。
さらりと引っ掛け、ちょっとつまんだら4階ももう少し楽しみたい。

そんなわけでアテにはタパスではなく生ハムとカマンベールチーズのセットをチョイス。
チーズが苦手なので1人だったら絶対に頼まないが、今日はチーズ好きな母が一緒である。生ハムとその横に写真で写っていたオリーブをちまちま食べて、チーズは母に託すことにしよう。

お酒を飲まない母は最初「ジンジャーエールにしよっかな〜」なんて言っていたが、注文のギリギリになってデザートメニューの欄からGODIVAのチョコリキサーという何やらシェイク？っぽい飲み物を発見したらしく、それを頼むことに。
すご...。チョコシェイクとチーズ。もったりフェスティバルじゃん。酒飲みおっさんの私にはとてもじゃないがマネできないチョイスである。

しかもこのあともう少し漫画を読んでから夕食へ行く計画を立てた結果「じゃあお腹空いちゃうかも〜」と言って追加でメキシカンサルサドッグも注文。お得だと思ったのかサラダまでセットでつけた。
大丈夫...？夕ご飯食べられる...？

ホットドッグにチョコシェイクにチーズ。なんか…パワフルっていうか、欲望のままに頼んだ欧米の子どもみたいなメニューだな...。胃袋は私よりも若いのではないだろうか。


席で待っていると、あの出来上がったらブーブーお知らせしてくれる機械が鳴って最初にビールが到着。ほどなくしておつまみが揃った。
「どれどれ...」なんて言って、一応一口ずつビールを味見する母。お酒を自分で頼むほど好きなわけではないので普段は飲まないが、なんとなく味は知りたいらしい。
母のテイスティングが終わり、私もさっそく飲み始める。

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