トイレのドアから、心の余裕について考える。
うちのトイレの横には扉のついたスチール製の収納が置いてある。
そこには冬物のコートや結婚式で着るようなワンピースとか、折りたたんではしまえないちょっとかさばるものとか、要するに出番が少ない服がおさまっているのだが、ちょっと収納に対してキャパオーバーしているせいか、たまに自然とその扉が開いてしまうことがある。
あ、ぶつかるかも。
トイレのドアを開けながら一瞬そう思った。
その想像通り、私がドアを開けるとスチールの扉がドアに触れてカシャンと鳴った。
スチールという材質のせいもあって、派手に当たったわけではないがその音は大きめに響いた。今日の私には、それがものすごく耳障りに感じた。
そしてトイレに入りながらふと思った。
あぁ、こういうところからなのかもしれないと。
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