夏の終わりのハエさん戦争〜その1〜
※虫の話です。苦手な人はお気をつけ下さい。
ある日家に帰ると、壁にちょっと大きめの点。
なんだろうと思って見るとそれは一匹のハエだった。
玄関を開けた時にふいっと一緒に入ってきてしまったのだろうか。私はうまいことそいつを窓の方に追いやり、ご退場いただく。
そして夕食を食べていると、一瞬の羽音とともに目の前を何かが横切る。
ん?おや、またハエ。そしてなかなか大きめ。
あれ?さっきの、もしかしてうまく外に出せてなかった?
むむむ、と思いつつも同じ方かわからないハエさんにもう一度ご退場いただく。
うーん、あんな大きめのハエを家の中で2回も見るなんてなんかやだなぁ。
季節柄(?)仕方ないのかな。
まぁでもとりあえずはいなくなったし、いいか。
しかしこの時の軽い気持ちが、後に悲劇を生むことになる。
ちょっと不安になった私はこれ以上いらっしゃらないようにといつもより念入りにシンクの掃除をして、食べ物も外に置かず、生ゴミの袋もきゅっと縛って多分これで大丈夫でしょう。なんて思いながらその日眠りについたのだったが、翌日仕事に出て帰宅した時、私は悟った。
「これは...なんかヤバめな何かが起こっている気がする...」
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