ギルティ女史と正当性
今日も慌ただしいオフィス。
ギルティ女史はいつものように猛スピードで仕事をこなしている。
ギルティ女史が立ち上げたここの部署は、少し形態が特殊なところだった。
プロフィットセンターという位置付けで独立採算制を取っており、私たちスタッフはそこで個人事業主として働いている。
他の部署の人から見ても、独立国家のようなちょっと不思議なポジションだったと思う。絶対王政のギルティ政権である。
働き出した当初は、簡単な説明を受けたもののプロなんとかセンターも独立なんとか制も初めて聞いた単語でわからないし、個人事業主が個人で事業をする主だということくらいはわかったが、普通の会社員と一体何が違うのだろうかというような感覚だった。(正直今もよくわかっていないことも多い)
これは、その方がスタッフにとって諸々の利点が多いということでギルティ女史がこの部署を立ち上げる時に決めた体制らしい。
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