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【風呂酒日和104-1】 らくスパ1010神田〜前編〜
【風呂酒日和(フロサケびより)】
どこかで銭湯を見つけると、つい寄り道したくなる。
銭湯から出ると、つい一杯飲みたくなる。
そんな私がふらりと立ち寄った、心と体とお腹を満たす、銭湯と居酒屋をまとめたマガジン。
今回の風呂酒日和にはスペシャルゲストをお迎えした。
母である。
先日母が東京に遊びに来たため、平日に1日休みを取った私。
とはいえ、元々東京が地元の母。観光地に興味はなく、特に今回行きたいところもないらしい。かといって何もない私の家で2人でごろごろしているというのもなんだかもったいない気もする。
せっかく休みも取ったことだし、どこか出かけようかということに。
うーん、どこがいいだろうか。
なんて考えるフリをしながらも私はなんとなく目星をつけていた。
まだまだ元気ではあるが一応シニアだしあんまり歩かせても疲れるよね、じゃあ...温浴施設なんてどうですかね!よくない?いいでしょ!(自分が行きたいだけ)
そんなこんなで今回私がチョイスしたのは神田にあるらくスパ1010(せんとう)という施設である。
他にも色々候補があって悩んだのだが、ここにしたのは訳があった。
「今日スーパー銭湯的な大きいお風呂に行くのはどう?」
「あら、いいね!」
「ちなみに、サウナって入る人?」
「え〜私は入らなーい。熱いもーん」
「まぁサウナですからね。でもそんな気がした。じゃやっぱりここにしよう。お風呂とサウナの他にごはん食べるところと、漫画とか雑誌が置いてあるスペースもあるから、私がサウナ入ってる間そこで本でも読んでてよ」
「へぇ〜そんなところあるんだ。じゃあお母さんそこで漫画読んでよ〜っと」
ふふふ...やはりな。
母は結構漫画が好きで、昔は私や兄が買ったものを読んでいるくらいだったが、そのうち私たちが実家を出てからもその続きを買って読んでいたりその他にも自分で色々な漫画を読むようになっていた。
私が東京に来てから読み始めた「きのう何食べた?」という漫画が実家に帰った時に全巻揃っていたのを見た時は、あら割と趣味が合うじゃないなんて思ったものだ。
そんなわけで母には漫画スペースでしばし読書タイムでもしてもらおうではないか。
らくスパ1010の漫画スペースはwebページで見たところなかなかおしゃれな空間で、テーブルや椅子はもちろん、ヨギボーやハンモックが置いてあったりゴロンと寝転べるようなスペースもある模様。
漫画があって、しかも地元にはないであろうアミューズメント感のあるリラックススペースであれば楽しんでいただけるのではないだろうか。
なんて、母のためみたいに言っているが、サウナに入りたいし、母の滞在のために休みを取った割にはちょっと一人でくつろぎたいし、なんとなくスーパー銭湯とも違う感じがして気になってはいたものの一人でここに行くのはなぁなんて思っていた私の私利私欲が詰まったおでかけプランである。
山手線沿線で寄り道をしたのでらくスパには秋葉原から歩いて行くことに。
歩いて10分ほどで到着したそこには、大きな「ゆ」の文字。
でも外観の見た目は至って普通のビルっぽい。
なんなら入口の看板はロッテリアとかそういう食べ物系のチェーン店のようにも見える。
入口の自動ドアを抜け、正面の靴箱に靴をしまって受付へ。
「こちらは始めてのご利用でしょうか?」と聞かれ2人で説明を聞く。
1階が受付、地下にマッサージ、2階がごはん処で3階がお風呂、そして4階が漫画が置いてある休憩スペースのようだ。
お風呂コースとサウナコースという3時間のお手頃プランもあったものの、館内着やバスタオルなどもついて時間も気にせず入れる10時間プランのRAKU SPAコースを選択。
まぁ今の時点で夕方前なので10時間もいないんだけど...バタバタするよりいいよね。
そしてマッサージもあるのか...。惹かれる。
でも、サウナも入ってマッサージまで受けたらさすがに待たせすぎだろうか。
「マッサージもあるみたいだけど、受ける?」
「私はやらないけど、あんたやりたいならやれば〜?私は上でゆっくりしてるから」
あ、そうですか?じゃあお言葉に甘えて...。
そんなわけで最初に地下のマッサージの受付に行って予約を済ませる。
施術担当であろうなかなかサバサバした勢いのあるおばちゃんにちょっとビビりながらも30分のコースを予約。
お風呂に入ってから再び訪れることにする。
2人で身支度をしながら後々散り散りになることを考え、じゃあだいたいこれくらいに4階で集合ねと再び落ち合う時間を決めた。
さぁお風呂行ってみよう。
浴室はスーパー銭湯というよりは、ちょっと豪華なビジネスホテルの大浴場という感じだろうか。入って左の方に10席足らずほどの洗い場があり、浴槽は日替わり湯と炭酸泉、水風呂の3種。そして水風呂のとなりにはサウナ。
ふむふむ、スーパー銭湯のノリでくるとこれだけかぁと思えなくもないが、必要十分では?(なんか偉そう)
とりあえず二人並んで洗い場で髪と体を洗う。
一足先に洗い終わった私は「先行ってるね」と言ってさっそく浴槽の方へ。
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